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おもしろい!! おすすめ海外ドラマ 【13作品】 更新日2020年2月15日 <随時更新>

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 レビュー済みの海外ドラマの中でおすすめ作品をジャンルごとにまとめました。今後も随時更新。
 
 クリフハンガー強めのサスペンスドラマ好きなので、終わり方が多少デタラメでも途中が楽しめた作品は評価が高めです。
 

 

サスペンス

アメリカン・ゴッズ シーズン1

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 アメリカ国民に忘れ去られた古き神々達が信仰心を取り戻すため、新時代の神々に戦争を挑むサスペンスドラマ。
 
 大傑作だったドラマ版『ハンニバル』でもショーランナーを務めたブライアン・フラーとマイケル・グリーン、中心的な存在であるデヴィッド・スレイドという実力者が参加しているため、完成度は折り紙付きです。
 
 信仰の荒々しさを映像的に解釈して見せたかのような、常識も理性も一切通用しないぶっ飛んだ映像イリュージョンは珠玉の完成度でただただ圧倒されました。
 
  • 人の姿をした神々という困難な設定を成立させた脅威の映像美
 

ウォーキングデッド シリーズ

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 ゾンビ映画のパイオニアである巨匠ジョージ・A・ロメロ監督の精神を受け継ぐ正統派ゾンビドラマ。

 
 詩的な映像美とゾンビの設定を利用した悪趣味とも思える特撮によって命を与えられた文明崩壊後の世界で、人と人とが騙し、奪い、殺し合う過酷なサバイバルと、正解なんて無い残酷な選択を迫られ続ける重々しく悲惨な寓話が堪能できる大傑作シリーズ。
 
  • 時に凄惨で時にユーモラスなリアルとはまた異なるアメコミ原作らしいポストアポカリプス世界
  • 仲間を殺害した残虐な敵を許すか否か、危険な状況で他者を助けるか・見捨てるかなど、過酷な問いを突きつけられる容赦のないストーリー
  • シリーズを重ねるごとに逞しく成長し、情が移る魅力的な登場人物たち
 

ストレンジャー・シングス 未知の世界 シリーズ

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 『E.T.』や『グーニーズ』、『スタンドバイミー』など、ジュブナイル映画を中心に、様々な80年代カルチャーへのオマージュに溢れる、ホラーやスリラーエッセンス強めのジュブナイルドラマ(映画で言ったら『スーパーエイト』に近いコンセプト)。
 
 見たら一発で好きになってしまう子役たちの熱演や、テンポ重視のキレの良い編集。80年代風という記号に留まらず陶然と聞き惚れてしまう耳心地が良いシンセサイザーサウンド。そして、何よりも数あるアメリカドラマの中でも突出した完成度の脚本によって成立したSF&ホラーのスパイスが効いた中毒性の強いストーリー体験は80年代へ思い入れのあるなしを凌駕し魅了されます。
 
 キャラクター、物語、アートワーク、撮影、編集、音楽と、作品を構成するあらゆる要素がハイレベル過ぎる文句なしの大傑作!
 
  • 80年代への深い愛情が詰まった作風
  • 無駄のない美しい脚本
  • シーズンを重ねるごとに目に見えて成長していく子役の存在感
 

DARK(ダーク) シーズン1

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 まるで巨大な墓標のように佇む原発と寄り添うドイツの田舎町ヴィンデン。2019年に起こった少年の失踪事件を機に、この町が長らく隠蔽してきた驚愕の秘密が次第に明らかとなる。

 
 登場人物の相関図は複雑で、設定もストーリーも難解なため、見やすさや分かりやすさとは無縁で、誰が誰だか見分けすら付かない序盤はただただ苦痛で、作品としては著しくバランスが悪いです。
 
 しかし、それを乗り越えた先には、過去と現在の出来事が精密機械のように噛み合う衝撃展開の連続が待ち受けており、他のドラマでは経験できない極上の興奮を味わえます。
 
 見やすさもキャラクターの魅力も捨て、全てを設定の厚みとストーリーの面白さに注ぎ込んだ、脅威のサスペンスドラマ!
 
  • 3つの時代が有機的に絡み合う脅威の構成力
 

24シリーズ

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 CIAのテロ対策部門であるCTU(テロ対策ユニット)所属のジャック・バウアーが、丸一日に渡って続く事件を各話1時間ずつ合計24話(24時間)かけリアルタイム進行で解決するまでを描くという画期的な手法を用いたアクションサスペンスドラマ(後に半分の12話構成のシリーズや、ジャック・バウアーが登場しないスピンオフ作品も作られる)。

 
 ストーリーは基本デタラメで、いたる所ツッコミどころだらけなのにも関わらず、わざと手ブレさせ臨場感を演出する撮影や、画面分割を多用するスピーディな編集など、優れたテクニックで無理を押し通す豪快さが魅力です。
 
 『X-ファイル』と24は海外ドラマにハマるキッカケとなった作品のため個人的に思い入れが深い作品です。
 
  • 先が気になる状況を作ることのみに特化させたどこまでも潔い作風
 

トゥルーディテクティブ シーズン1

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 映画の『闇の列車、光の旅』の頃からさらに腕を上げまくったキャリー・フクナガ監督が全話を監督し、小説家であるニック・ピゾラットが全話の脚本を執筆するという、演出・脚本のブレが一ミリたりとも存在しない、超濃密なサスペンスドラマ。

 
 主演のマシュー・マコノヒーの作品の出来そのものを決定付けるほどの演技力も圧巻で、アメリカドラマの歴史上でもここまで完璧と言っても過言ではないほどの完成度に到達した作品は希少だと思います。
 
 ちなみにキャリー・フクナガ監督とマシュー・マコノヒーを欠いたセカンドシーズンは、ファーストシーズンと似たような雰囲気の作品を作ろうとして失敗した凡作です。
 
  • キャリー・ジョージ・フクナガ監督の脅威の演出力
  • マシュー・マコノヒーが演じてきた中でもベスト3に入るラストという刑事の実在感
 

トゥルーディテクティブ シーズン3

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 主人公の刑事ウェイン・ヘイズの視点を軸に、1980年・1990年・2015年という三つの時代を同時進行で描きながら、35年の長きに渡り未解決のままだった児童失踪事件の真相を追うというサスペンスドラマです。
 
 悲惨な事件をキッカケに町全体が不安と恐怖に支配され、差別や暴力が噴出する80年。
 
 仕事では警察の腐りきった体質に足を引っ張られ、家庭では夫婦仲の悪化で暗く淀む90年。
 
 年を取り過去の記憶が曖昧になっていく中、薄れゆく過去と賢明に向かい合おうともがき苦しむ2015年と、三つの時代それぞれに事件とそれに翻弄される関係者たちの人間ドラマが描かれ見所満載です。
 
 主人公の刑事ウェイン・ヘイズを演じるマハーシャラ・アリの好演も相まって映像・脚本・演技どれを取っても一級の刑事ドラマでした。
 
  • それぞれ異なる試練を課す3つの時代が同時進行で語られるという構造
  • ウェイン・ヘイズという刑事に命を与えるマハーシャラ・アリの演技力
 

ハウス・オブ・カード 野望の階段シリーズ

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 国民など眼中になく、権力欲支配欲といったあらゆる野心を糧に我が道を突き進み、国家を私物化する最低最悪の政治家フランシス(フランク)・アンダーウッドと、その妻クレアを主役とする会話劇主体の政治ドラマ。

 
 野心を胸に秘める一筋縄ではいかない登場人物たちの織り成す群像劇や政治劇も、権力欲のためならどんな犯罪にでも手を染め現状を打開していくピカレスクものとしてのある種の痛快さも、全てが見応え抜群。
 
 エネルギー問題、人種差別問題、雇用問題、中東問題、貿易摩擦、ハリケーン、銃規制を阻む全米ライフル協会、イスラム過激派のテロ、フェイクニュース、互いの欠点を激しく罵り合う無益な選挙戦の課題と、アメリカが抱えるあらゆる政治的な頭痛の種を物語の小道具として用いながら、ユーモアを交え決して堅苦しくせず知的に描いてみせる作風が大変魅力的です。
 
 ただ、シーズン5以降は極端に完成度が低く、物語の結末も到底納得いくような幕引きでないため、最後まで見終えると作品全体の評価が下がってしまうという問題があります。
 
  • 権力欲の権化であるフランク・アンダーウッドの生き様が最高
  • シーズン5以降は脚本がガタガタで完成度が著しく落ちる
 

ハンニバル シーズン1

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 想像力があり過ぎるせいで殺人鬼(サイコパス)に共感してしまうFBIのプロファイラーであるウィル・グレアムと、そのウィルに自分と似た匂いを感じながらも冷徹に観察し弄ぶハンニバル・レクター博士の関係を耽美に描くサイコサスペンス。

 
 グロテスクな要素多めな上に、派手さはあまりなく、シュールレアリスム的なメタファーだらけな作りであまり見やすくはありません。
 
 ただ、映像そのものが見ている者に襲い掛かってくる瞬間があり、この作品そのものがレクター博士を監視しているようで実は自分が監視されているかのような油断ならない構造を持ち、極上の心理的恐怖体験が味わえます。
 
  • レクター博士にハマり役なマッツ・ミケルセン
  • 撮影・照明・編集と細部に至るまで美意識が行き渡った映像美
 

ファンタジー

 

ゲーム・オブ・スローンズ シリーズ

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 ウェスタロス大陸の七王国を舞台に、王都キングズ・ランディングにある鉄の玉座を巡る王位争奪戦を壮大なスケールで描くハイファンタジー(異世界)群像劇。

 
 高貴なイギリスファンタジーである『指輪物語』とは違い、非常に人間臭い、地に足付いた魅力ある登場人物たちによって織り成される会話劇を中心としたドラマは見応え・聞き応え抜群で虜になりました。
 
 大予算で作られた豪華なセットや、贅沢な海外ロケ撮影。それらに決して遅れを取らない深みのある役者陣らによって支えられる重厚な映像美も海外ドラマ群の中で突出した魅力を放っています。
 
 シーズン1~3の中盤くらいまでは準備段階で、シーズン3の終盤から物語が一気に加速し中毒性が数十倍に増します。その後、シーズン6でやや停滞するものの、シーズン7ではこれまでの並行していた群像劇が一つに収斂していき、過去最高の完成度に到達します。
 
 しかし、最終シーズンでまさかの失策をし、そのせいで余韻はあまり良くないという問題を抱えてしまいました。
 
 それでも、数ある海外ドラマの中でも完成度・シリーズへの信頼度・ブランド力ともに、全ての要素が規格外の水準に達した世界最高の大傑作ドラマであることに変わりはありません。
 
  • キャラクター(役者)・ストーリー・映像美・全てが最上級!
 

ラグナロク シーズン1

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 ノルウェーの田舎町エッダに転校してきた主人公が雷神トールとして神の力に目覚め、町を支配する宿敵のヨトゥンヘイムの巨人族と対峙していくという、北欧神話をモチーフにしたファンタジー青春ドラマです。
 
 北欧神話のラグナロクを環境問題に真剣な若者vs無関心な大人の構図に置き換え、現代に相応しい形で語ってみせるというアイデアに強く惹かれました。
 
 主人公の濁りのない性格を反映させたような澄んだノルウェーの景観は美しく、町をどの角度から切り取っても汚いものが映る瞬間が一度もない、世界中のあらゆるドラマの中でもトップ級の風景を堪能できます。
 
 主人公が神の力に目覚め超人的な能力を発揮していく展開はワクワクするし、転校先の高校に宿敵である巨人族のクラスメイトがおり、自分が神であることが相手にバレないかハラハラしながら学園生活を送るという緊張感があるなど、日本の少年マンガのようなベタベタな設定もノルウェーのドラマだと新鮮に映り、このドラマでないと到底味わえない確かな魅力があります。
 
  • 北欧神話のラグナロクを現代の環境問題に置き換えるアイデア
  • ノルウェーの見惚れるほどの景色
  • しょうもないツッコミどころだらけの脚本
 

SF

スタートレック ディスカバリー シーズン1

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 傑作スペースオペラであるスタートレックシリーズの1作目宇宙大作戦より10年前を描いた前日譚。
 
 旧シリーズの世界観や美術を尊重し大切にしながら、移民・難民に対する無理解、ナショナリズムの台頭といった現代の世界情勢を正面から見据え真摯な姿勢で作られた傑作。
 
 やや脚本が大雑把な部分も目につくものの、映像作品として破格な豪華さを持ちながら、SFとして知的な会話劇も堪能できる非常に完成度の高い一作。
 
  • 旧シリーズをリスペクトしつつ現代のスタートレックとして相応しい題材に挑むチャレンジ精神
  • 脚本が大雑把でところどころ話が噛み合っていない
 

ブラックミラー シーズン1

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 初期はイギリスの地上波で放送されたものの、後にネットフリックスのオリジナルシリーズとなったイギリス発のSFドラマ。

 
 アメリカドラマの古典である『トワイライトゾーン』(日本で言うと『世にも奇妙な物語』や星新一ショートショートのような語り口)譲りの突飛な設定を一話完結型で語る手法と、イギリスの奇才が集まったコメディグループであるモンティ・パイソンの社会風刺要素が融合した、知性と毒っ気が織り成す近未来おとぎ話。
 
 個々のストーリーの完成度にはばらつきがあるものの、サスペンスやコメディを映像で見せるセンスが抜群に優れており、多少話が退屈な回があっても次が見たいと思わせる魅力があります。
 
  • イギリスらしい毒っ気たっぷりのどぎつい社会風刺のキレ味
 

 

これを一冊読んでおくと海外ドラマの歴史や、多数あるネットワークやチャンネルを大まかに理解できます