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【PC】BFとCoDのいいとこ取りをしたMoH 『Medal of Honor: Warfighter(メダル オブ オナー ウォーファイター)』(※キャンペーンモードのみ) 〈レビュー・感想〉

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トレーラー

評価:75/100
作品情報
発売日(日本国内) 2012年11月15日
開発(デベロッパー) Danger Close Games
開発国 アメリカ
ゲームエンジン Frostbite 2

メモ

 
・フルHD(1920×1080)、映像設定は中、60fpsでプレイ
 

短評

 
 前作の『メダル・オブ・オナー(2010)』とは同じシリーズと思えないほど操作性やグラフィック面は劇的な進化を遂げ快適性が向上しました。
 
 ひたすらにらみ合って撃ち合いが続くシーンが長くやや単調ではあるものの、現代戦を描くキャンペーンモードの出来は平均的なFPSの中でも高めな部類です。
 

BF+CoD=中度いいバランス

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 本作は、『バトルフィールド3』と同じゲームエンジンであるフロストバイト2で作られておりパッと見のビジュアルはバトルフィールドシリーズと似ています。しかし、ミッションの雰囲気は『コールオブデューティ』にやや近く、丁度これらのシリーズを足して二で割ったようなバランスでした。
 
 『CoD』でも『モダンウォーフェア』や『ブラックオプス』シリーズのような特殊部隊っぽさと、『BF』のリアリティのある銃器描写が合わさり、シューター系のゲームではどちらかと言うと軍隊感というよりも特殊部隊感を味わいたい自分としてはかなりどんぴしゃに近い内容です。
 
 前作の『メダルオブオナー(2010)』はXbox360版をやり、今作をPCで60fpsでプレイしたという事情もありますが、操作性が桁違いに向上したことでほとんど別のゲームをやっているかの様な劇的な進化っぷりに驚かされます。
 
 ゲームとしては、どうしてもグラフィックや挙動のリアルさで言うと『BF』シリーズに軍配が上がります。ただ、『BF』のキャンペーンモードはいつもどこかプレイヤーを突き放したような無機質な印象なのに対し、コチラは『CoD』のようなプレイヤーに対するサービス精神大盛りな作りで、個人的には『BF』コチラが断然上でした。
 
 敵をヘッドショットで倒すと画面にヘッドショットキルアイコンが表示されたり、便利で快感なスライディングが使えたりという前作の長所は引き継がれ、前作ではやり辛かった遮蔽物から身を乗り出し射撃するリーン操作は改良され遥かに使いやすくなりました。
 

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 操作周りの快適性はもはや前作とは別物と見紛うほど進化しており、キャラを操作しているだけで快感です。
 

舞台がオーソドックスな転戦型に

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 前作はゲームの冒頭から終わりまでアフガニスタンだけに舞台が固定されていたのに対し、今作はよくあるミッションごとに世界中を飛び回り戦場が移り変わっていくタイプになりました。
 
 前作をプレイした際は、ずっとアフガニスタンでのミッションが続くため途中から景色やミッション内容に飽きが来て不満しかありませんでした。しかし、これが不思議なもので、今度は世界中を飛び回ると前作の舞台が固定されていたほうが話し運びが落ち着いていたなと感じてしまいます。
 
 前作のキャンペーンモードはお世辞にも出来が良いとは言えませんでしたが、舞台を一カ所に固定してその場所を徹底的に掘り下げていくというスタンスは継承して欲しかったです。
 
 『スペックオプス:ザ・ライン』のように後戻りできないほどにその土地や事件の暗部に踏みいり、最初と最後で舞台に対する印象が決定的に変わるなどの方向性にしたほうが、印象が似通った他のゲームと明確な差別化が図れたと思います。
 
 結局は実際に起こった事件を元にしたという断片的なエピソードが並列して語られるだけで、ただのスケール感やけれん味の薄い『CoD』のようになってしまった感もあり、前作のアフガニスタンが懐かしく思えるほどでした。
 
 

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不満あれこれ

 
 前作で非常に好みだった武器交換ボタンを素早く二回連続して押すとメインの二つの武器とは独立したサイドアーム(ハンドガン)に瞬時に切り替わるという要素がなくなり、ハンドガンもメイン装備の一つとして組み込まれてしまいガッカリさせられました。
 
 このためアサルトライフルやサブマシンガンをリロードするよりもハンドガンに切り替える方が速いというFPSではありがちなのにうまく機能しているのをほぼ見たことがないシステムをうまく機能させていた前作の良さが消えました。
 
 それに、なぜか落ちている武器を拾い他の装備に変えようとすると拾った武器を勝手に捨ててしまうという謎の仕様に変更されたせいで、プレイヤーが持ち運ぶ武器を自由に決めることが不可能になりました。そのため落ちている武器を拾えるというシステムに意味すらなく、常にメイン武装を使い続ける羽目になりプレイが単調です。
 
 チェックポイントの間隔が長めなのも非常にストレスでした。感覚的に「あそこくらいから再スタートかな」と思っていると、その地点の遙か手前からやり直しさせられ、それが何度も繰り返され途中からウンザリします。しかも一つ一つのシークエンスが長めなことも相まって、ようやく長い時間掛けて敵を全滅させたのにちょっと進んだところで油断して死んでしまい、また長い長い銃撃戦を一から繰り返させられるという事態が頻発するのはストレスしか溜まりません。
 
 後、不満というかこのシリーズ特有の癖というか、非常にアメリカ軍のプロパガンダ色が濃く、『CoD モダンウォーフェア2』のように暴走するアメリカ軍と敵対するものや、アメリカが他国の戦争に介入してきた歴史を辛辣かつ批評的に描くアプローチの『ブラックオプス2』などに比べるとイデオロギー的に単純に見えます。
 
 そのせいでシリアスを目指すドラマには深みがなく、イマイチ魅力を感じませんでした(『CoD』で言うと『ゴースト』のような単純さです)。
 

最後に

 
 距離をとって睨み合いながら銃撃戦をするというシチュエーションがやたら多く、単調さを感じる部分も少なくありませんでした。
 
 しかし、前作から大幅に改良された操作性の良さがマイナス分を補い、結果的には非常に満足度の高いキャンペーンモードを堪能できました。
 

メダルオブオナーシリーズ

 

 

 
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