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【ガジェットレビュー】第10世代→第11世代はディスプレイ大型化&快適さ向上で大満足!! |『第11世代 Kindle Paperwhite(キンドル ペーパーホワイト) シグニチャーエディション』| レビュー

記事の概要

 
この記事では、(2018年11月発売)第10世代 Kindle Paperwhite(キンドル ペーパーホワイト)を3年と7ヶ月使い続けたのちに(2021年11月発売)第11世代 Kindle Paperwhite シグニチャーエディションへ買い換えた際の使用感を語っていきます。
 
結論から言うと第11世代のKindle Paperwhiteを使用した後だともう第10世代へは絶対に戻れないほど快適さが増し、買い換えは大満足でした。
 
第10世代のKindle Paperwhite(広告ありモデル)はセール時に7980円で購入し、今回は為替の影響で定価が19800円から21980円に値上がりした後という損なタイミングで購入したため約3倍ほどの価格差がありましたが、それでも買って良かったと思えるほど第11世代の進化は圧巻です。
 

4つの買い換え動機を説明

 
まず最初に個人的な買い換え動機を説明していきます。
 
なぜ第10世代 Kindle Paperwhiteから第11世代へ買い換えたのかと言うと理由は複数あり、
 
1.広告なしモデルにしたかった
2.読書時の動作速度に不満があった
3.本体カラーをブラックからデニムブルーにしたかった
4.充電をマイクロUSBからUSB-Cにしたかった
 
と、いったことが主な理由です。
 
1つ目は、第10世代を広告ありモデルにしたことで生じた煩わしさを解消したかったためです。広告ありモデルだと電源を入れる際に広告画面をスワイプさせ消す動作を毎回求められ、これを使い続けるとかなりストレスが蓄積されます。
 
この問題は、第11世代シグニチャーエディションがそもそも広告なしモデルしか存在しないためあっさり解決しました。通常版のKindle Paperwhiteを買う際でも後々細かいストレスに苦しまないように、2000円払ってでも絶対に広告なしモデルを選択するべきだと思います。
 
2つ目は、読書時にページめくり操作が重く誤動作を連発するストレスから解放されたかったためです。
 
これも買い換えによって速度が向上し、大幅にページめくりのストレスが減りました。この速さを一度体感してしまうともう第10世代へ戻ることは絶対に無理です。
 
普段スマホやタブレットしか使用しない人は遅く感じると思いますが、Kindleで読書する習慣がある人なら第10世代と第11世代の速度の違いは体感でわかるほど異なります。
 
爆速と言うほどの速度ではありませんが、ページをめくる際に第10世代は画面の端をタップしてページが変わるまで若干ラグのような不快な待ち時間がありますが、第11世代はこの待ち時間がありません。
 
ページめくり以外も細かい操作のレスポンスも全体的に向上しており、第11世代を触った後に再び第10世代を触ると読書時の快適さに差がありすぎて驚かされます。
 
3つ目はやや特殊な事情で、個人的にネイビーやインディゴブルーのような暗い色味の青が好みで第11世代から追加された新色のデニムブルーに興味があったためです。
 
ただ、このカラーバリエーションがくせもので、なぜか通常版のKindle Paperwhiteには広告ありモデルのみにしかデニムブルーがなく、広告なしモデルが欲しい場合はブラックしか色の選択肢がありません。
 
そのため、デニムブルーでかつ広告なしモデルにするためわざわざ3000円をプラスしてシグニチャーエディションを選びました。
 
通常版より高価なシグニチャーエディションは、ワイヤレス充電が可能とか、ストレージが32GBと多い、画面の明るさの自動調整機能があるなど、通常版より多機能です。
 
しかし正直どの機能も自分の用途的には不要で、本当に本体カラーをデニムブルーにするためだけにシグニチャーエディションを選びました。
 
ストレージはこれまで8GBモデルを使用してきたものの、漫画を読まないため8GBですら容量が多すぎて不満は一切ありませんでした。ワイヤレス充電も使う予定はなく、別段3000円多く払ってまで欲しいとも思わず。唯一、画面の明るさ自動調整機能はあっても邪魔にはならない程度ですが、基本は自室でしか読書しないため使う機会はあまりないと思います。
 

読書へのアクセス速度を上げるためカバー類を一切つけずにそのまま裸で使用しているため外に持ち出すと傷つく恐れがあり、基本は自室オンリーでしか使いません

 
このようにわざわざ3000円も高いシグニチャーエディションを選んでまでデニムブルーにこだわりましたが、これは正直微妙な結果に終わりました。
 
なぜなら、デニムブルーなのは背面だけで、正面から見ると本当に縁がやや青い程度で、パッと見どのカラーバリエーションなのか判別できないためです。てっきりベゼル部分もブルーと思い込んでいたので、まさかこれほど見た目がブラックと大差ないというのは誤算でした。
 

 

左がデニムブルー、右がブラック

買う前に正面から見た時の違いをしっかりと確認するべきでした

 
カバー類を一切つけないとディスプレイが剥き出しで、その剥き出しのディスプレイをこすって傷つくかもしれない床側に伏せて置くということは普段からしません。そのため常にディスプレイ側が上を向いている状態で、そうすると背面のデニムブルーが目に付くタイミングがほとんど無いということに気付きました。
 
背面の色味はほとんどネイビーと変わらず自分の好みの色ではあるものの、予想よりデニムブルーの存在感が薄く、ここはやや失敗でした。
 
4つ目は、充電用の端子が第10世代はマイクロUSBだったのに対し第11世代はUSB-Cとなり、スマホと共有でき便利なためです。
 
これは買い換え動機としては地味ですが、ミニマリスト的にはケーブルを複数用意するのが嫌で、いつかは家中の充電ケーブルをUSB-Cに統一したいと思っており好都合でした。
 

第10世代と第11世代の細かい比較

 
次に、実際に両者を比較して気付いた点を書いていきます。
 
まずサイズですが、6インチから6.8インチにディスプレイが大型化した点は見た目的にかなりインパクトがあります。
 
重量は本体サイズが大きくなったことで約24gほど重くなっていますが、こちらは手に持ってもさほど違いを感じません。両手で持って比較すると確かに重くはなっているものの、一回り本体が大型化したインパクトに比べ、重量の増加分はこの程度かといった感じで許容範囲内の重さでした。
 

第10世代

第11世代
購入する前は、Kindle Paperwhiteでマンガを読まないため、ディスプレイが大型化しても読書にさほど影響はないと思い込んでいました。しかし、実際は活字オンリーの使用でも利便性が大幅に向上します。
 
それは、1度に表示できる文字数が増えたため、ページをめくる回数が減ったことです。
 

同じページを同じフォントサイズで表示するとこのくらいの差が生じる
これは購入前にはまったく想定していなかったことで、ディスプレイの大型化による利便性の向上は嬉しい誤算です。
 
しかも、前述した通りページをめくる速度は第10世代から体感でわかるほど向上しているため、Kindle使用時のあらゆるストレスが大幅に減少します。
 
最初は読書時の動作が快適になればいい程度の期待で購入しましたが、使って見るとこのディスプレイが大型化したことによって活字オンリーの使用用途でも表示できる文字数が増えたことやホーム画面やライブラリ画面(メニュー画面)の見やすさも向上するなど恩恵が非常に大きく、結果は大満足でした。
 

比較して判明したやや不満な点

 
第11世代で一番不満だったことがホーム画面やライブラリ画面のレスポンスでした。
 
読書時のページめくりの速度は大幅に向上しているのに対し、ライブラリ画面のスワイプやタッチ動作は第10世代と比較すると速くはなりましたが、まだまだ遅いなと感じます。
 
ここのレスポンスがもっと向上していたら今読んでいる本を別の本に変える際や、過去に読んだ本や新しい本を検索する際のストレスが軽減されるなど、さらに読書が快適になったのに惜しいなと思います。
 
あと、文字入力をする際も相変わらず動作が遅く、テキパキ入力できないという不満も過去シリーズからほぼ変わりません。
 
ページめくりの速度が大幅に向上した感動に比べると、このメニュー画面のラグを感じるような操作部分は改善の余地があります。
 

おわりに

 
自分が欲しかったモデルは21980円もするなど、第10世代のKindle Paperwhiteから価格が一気に上昇し買うのに躊躇もありましたが、買ってみたらそんな不安は全て吹っ飛ぶほど読書の快適さが向上し、大満足な買い物になりました。
 
第10世代以前のエントリーモデルやPaperwhiteから第11世代へ買い換えるとページめくりの速度に感動するため、古いモデルを使用している方は買い換えがオススメです。
 
それに、出来れば6インチのエントリーモデルより、ディスプレイが大型化した6.8インチのPaperwhite(かシグニチャーエディション)のほうが画面が見やすくより快適だと思います。
 
まだ使用開始してから間もないですが、第10世代から第11世代へ買い換えたことで読書時のあらゆるストレスが軽減され、読書がより楽しめるようになり、本当に良い買い物でした。
 

この買い物満足度は今年のベスト級かもしれません

 

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