エンタメ不感症の患部に巻く包帯

ゲーム、アニメ、海外ドラマ、映画などの、エンタメ作品総合レビューブログ

おすすめ海外ドラマ <随時更新>

f:id:chitose0723:20180623213123j:plain
あいうえお順

アメリカン・ゴッズ シーズン1 評価:100/100

f:id:chitose0723:20180623213246j:plain

 アメリカ国民に忘れ去られた古き神々達が、信仰心を取り戻すため、新時代の神々に戦争を挑むサスペンスドラマ。
 
 大傑作だったドラマ版ハンニバルでもショーランナーを務めたブライアン・フラーとマイケル・グリーン、パイロット版一話含め数話を監督したデヴィッド・スレイドという実力者が参加しているため、完成度は折り紙付き。
 
 信仰の荒々しさを映像的に解釈して見せたかのような、常識も理性も一切通用しないぶっ飛んだ映像イリュージョンは珠玉。
 

ゲーム・オブ・スローンズ シーズン7 評価:100/100

f:id:chitose0723:20180729183452p:plain

 ウェスタロス大陸の七王国を舞台に、王都キングズ・ランディングにある鉄の玉座を巡る王位争奪戦を壮大なスケールで描くハイファンタジー(異世界)群像劇。

 
 高貴なイギリスファンタジーである指輪物語とは違い、非常に人間臭い、地に足付いた魅力ある登場人物たちによって織り成される会話劇を中心としたドラマは見応え・聞き応え抜群。
 
 大予算で作られた豪華なセットや、贅沢な海外ロケ撮影。それらに決して遅れを取らない深みのある役者陣らによって支えられる重厚な映像美も海外ドラマ群の中で突出した魅力を放つ。
 
 シーズン3の中盤くらいまでは準備段階で、シーズン3の終盤から物語が一気に加速し中毒性が数十倍に増す。その後、シーズン6でやや停滞するものの、シーズン7ではこれまでの並行していた群像劇が一つに収斂していき、過去最大の満足度を叩き出す。
 
 数ある海外ドラマの中でも完成度・シリーズへの信頼度・ブランド力ともに、全ての要素が規格外の水準に達した世界最高の大傑作
 

トゥルーディテクティブ ファーストシーズン 評価:100/100

f:id:chitose0723:20180623213901j:plain

 映画の闇の列車、光の旅の頃からさらに腕を上げまくったキャリー・フクナガ監督が全話を監督し、小説家であるニック・ピゾラットが全話の脚本を執筆するという、演出・脚本のブレが一ミリたりとも存在しない、超濃密なサスペンスドラマ。
 
 主演のマシュー・マコノヒーの作品の出来そのものを決定付けるほどの演技力も圧巻で、アメリカドラマの歴史上でもここまで完璧と言っても過言ではないほどの完成度に到達した作品は希少だと思います。
 
 ……ちなみにキャリー・フクナガ監督とマシュー・マコノヒーを欠いたセカンドシーズンは、ファーストシーズンと似たような雰囲気の作品を作ろうとして失敗した凡作。
 

ハンニバル シーズン1 評価:90/100

f:id:chitose0723:20171205185126j:plain

 想像力があり過ぎるせいで殺人鬼(サイコパス)に共感してしまうFBIのプロファイラーであるウィル・グレアムと、そのウィルに自分と似た匂いを感じながらも冷徹に観察し弄ぶハンニバル・レクター博士の関係を耽美に描くサイコサスペンス。
 
 グロテスクな要素多めな上に、派手さはあまりなく、シュールレアリスム的なメタファーだらけな作りであまり見やすくはありません。
 
 ただ、映像そのものが見ている者に襲い掛かってくる瞬間があり、この作品そのものがレクター博士を監視しているようで実は自分が監視されているかのような油断ならない構造を持ち、極上の心理的恐怖体験が味わえます。