エンタメ不感症の患部に巻く包帯

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おすすめアニメ <随時更新>

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あいうえお順

 

TVアニメ

クズの本懐 評価:80/100

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  女子高生の花火はなびは、幼少の頃から片思いの相手であり、現在は担任の教師である鳴海なるみに勇気を出して告白もできず悶々と毎日を過ごす。ひょんなことから、自分と同じで片思いの相手に告白できない同級生の男の子むぎと、どちらかの恋が成就するまで、お互い好きでもないのに恋人ごっこを始めることに。しかし、その結果次から次に人間関係がぎくしゃくし摩擦ばかり生じてしまう様を粘っこく、ねっとりと描く。

 
 女主人公と男主人公の視点が交互する文芸チックな青春群像劇。
 
 単純なアニメーションとしての魅力には乏しいものの、文芸寄りの作風らしく、既存の娯楽作品とはやや異なるアプローチを試みており刺激的。
 
 終始ネバネバドロドロな展開に反して、ラストが非常に前向きかつ爽やかな終わり方で、以外にも余韻が素晴らしいのに驚かされた。

 

グリザイアの果実 評価:80/100

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 原作はフロントウイングのアダルトゲームで、ハーレム要素多めのエロティックサスペンスアニメ。エイトビットが制作の深夜アニメのため、パンツや乳首など性描写が露骨。
 
 的確な間の外し方を心得た軽妙な会話劇を主体としつつ、シネスコサイズのアスペクト比初め、映像の随所に緊張感をもたらす様々な工夫が凝らされた良質なサスペンスアニメ。
 
 全編ダイジェスト的で進行が慌ただしいとか、エロ描写がとにかくジャマなど、不満もそこそこあるものの、ナンセンスなコメディあり、過酷なサバイバルありで、エイトビットというアニメ制作会社に対する評価が急騰するほどのセンスの良さを誇る

 

Charlotte(シャーロット) 評価:75/100

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 特殊能力に目覚めてしまった少年少女に襲い掛かる残酷な運命を描く、エンジェルビーツに続く、麻枝准×P.A.WORKSのタッグによるオリジナルTVアニメシリーズ第二弾。
 
 特殊能力を私利私欲のためにのみ悪用する最低主人公の成長譚をベースにしつつ、麻枝准作品らしく、家族愛と絡めて当初想像した青春ドタバタコメディというお約束を裏切り飛躍するスリルも味わえるサスペンス性も健在。
 
 終盤シナリオが取っ散らかり、そのまま消化不良で幕を引いてしまうという致命的な欠陥があるものの、ヒロインの友利 奈緒ともり なおは、一人で作品の価値を底上げしてしまうほど超可愛くて魅力的

 

ソードアート・オンラインII 評価:75/100

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 ハーレム要素が濃すぎてとても見られたものではなかった一期に比べ、ようやくハーレム部分が除去されまともに視聴できる、落ち着いた作品に。

 
 ハーレム要素さえなければ海外のサスペンスドラマにも匹敵する、クリフハンガー強めで見やすい作りで、舞台となるバーチャルMMORPGであるGGO(ガンゲイル・オンライン)の設定も細かく描写され、飽きない。
 
 ゲーム内設定をどのような映像で見せるのかの戦略も練られており、ゲームのUIなどもしょぼさを感じず、かつ作画レベルも安定して高い良質な作品なため、ようやくそのポテンシャルを十二分に発揮できるようになった。
 
 ゲーム好きなら絶対に楽しめる。

 

化物語 評価:85/100

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 西尾維新原作という、セリフだらけであまり映像化に向かなさそうなアクの強いどちらかというハンデに近いような題材をエキセントリックな記号剥き出し表現で見事映像化に成功した作品。
 
 やはりどうやっても全編セリフだらけな会話アニメのため、やや見るのがツライ瞬間もあるものの、シャフト的(新房監督的)な美少女キャラと狂った映像表現のハーモニーに魅了されます。
 
 新房監督が美少女アニメを作るとやたらサイコ美少女アニメ化しますが、本作はそれらの中でも、ヒロインたちの揺れ動く捉えどころのない無秩序な内面を浮かび上がらせるのに、同じくグラグラと安定性に欠ける前衛的な記号表現を用いるという、テーマと演出アプローチが完全に一致している大傑作。

 

僕だけがいない街 評価:80/100

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 家族が殺害される悲劇を食い止めるため、全ての元凶である児童連続殺害事件が起きる昭和63年(1988年)へとタイムリープし、犯人を突き止めるため奔走する。
 
 原作漫画の持つストーリーの面白さを最大限引き出す、アニメアニメし過ぎないように気を使ったやや実写っぽい落ち着きのあるコンテや、単純なアニメーションとしてのクオリティも非の打ち所がなく、A-1ピクチャーズのTVアニメとしてはトップクラスの完成度。
 
 海外の良質なサスペンスドラマと真正面から勝負しても、映像面でもシナリオ面でも軽く圧倒できる貴重な作品。
 

ポケットモンスター ジ・オリジン 評価:80/100

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 初代ポケモンをアニメ用に大幅にアレンジしたサトシとピカチュウが主役のシリーズとは別に、原作のゲームをそのまま忠実に映像化した作品。

 
 自分が死ぬほど嫌いなノスタルジー系の作品なので、その部分(ごついポケモンが大活躍する部分以外)は一切評価しないものの、四話の冨安監督のコンテワークは圧巻。
 
 四話は自分的にここ数年で見たアニメの中ではぶっちぎりダントツで一番好きな作品で、もう20~30回は見たものの、死ぬまでに後100回くらいは見たい。
 
 絵コンテのリズム感が好みとどんぴしゃなため、アニメーションのテンポを堪能するだけで快感。ゲームのキャラクターがいかにもアニメ的なけれん味のあるコンテで伸び伸びと暴れまわる様を見るだけで至福。
 

六花の勇者 評価:75/100

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  ハイファンタジーの世界でクローズドサークル(密室ミステリー)をやるという変わったアプローチの作品。

 
 序盤はそもそも映像的に成立させるハードルが高い王道ハイファンタジーに偽装して世界観をしっかり見せ説得力を持たせつつ、普通のハイファンタジーと明らかに異なる違和感をコンテに忍ばせ後で回収する巧妙な手法が鮮やか。
 
 ハイファンタジーであるがゆえに世界観設定その他の説明に時間が掛かる分、若干山場にたどり着くまでが長く、話としてスロースターター気味という欠点はあるものの、一度疑心暗鬼状態に陥り、誰も信用出来なくなってからのヒリヒリする緊張感は絶品。
 

OVA

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話 評価:90/100

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 舞台は、女子高生たちが(主に)第二次世界大戦時の戦車に搭乗し、学校対抗のチーム戦を行う架空の競技が存在する世界。戦車戦をスポーツに置き換えた笑いあり、熱血ありの変形青春スポーツもの。
 
 時系列は劇場版よりもさらに後。
 
 ずっと掛け合いを聴き続けたいほど魅力的なキャラクター。リアルさとデフォルメのバランス感覚が神がかっている戦車描写。テンポ抜群のコミカルなセリフ回しと、血が滾る戦車戦の興奮が化学反応を起こす脚本と演出のハーモニー。
 
 相変わらず娯楽アニメとしては完璧に近い、期待を一切裏切らない優等生なシリーズ。
 
 ……唯一の問題は、1話はBC自由学園戦の途中で次回に続くという形でもやもやしたまま終わってしまうこと。
 

劇場用アニメ

ソードアート・オンライン オーディナル・スケール 評価:80/100

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 舞台はVR(仮想現実)からAR(仮想化された現実)へ。媒体はTVからスクリーンへ。TVシリーズのような原作小説の映像化ではなく、劇場用に新しく書き下ろされたオリジナルストーリー。
 
 時系列はTVシリーズの二期終了後からさほど間も置かない時期。オリジナルストーリーなものの、過去シリーズを踏まえた上での作りなので、さすがに本作からいきなり見るにはキツイ内容(ガンダムW エンドレスワルツをTVシリーズを飛ばして見る、もしくはガールズ&パンツァーをTVシリーズ・OVAを飛ばして劇場版から見るようなもの)。
 
 TVシリーズから飛躍的に映像クオリティが強化され、元々優秀だったアクション作画はさらに密度と激しさを増し、それ以外のデザイン周りも劇場用に相応しく落ち着きのある渋めのトーンに統一。作品としての高級感が段違いに向上した。
 
 ラストバトルは過去シリーズを見ていると感極まって泣いてしまうあるサプライズがあり、ここだけでも見て良かったと思えるほど感動させられる。
 

遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS 評価:75/100

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 これまでの、デュエルが主役で映像は脇役だった劇場アニメ版とは異なり、デュエルのロジックを丁寧に描くよりも、映像の迫力のみを追求するという大胆なアプローチで作られている。
 
 ストーリーもデュエル内容も物足りないものの、闇遊戯アテムと海馬の物語に落とし前を付ける後日譚でもあり、海馬好きには大変たまらないご褒美。
 
 ……後、杏子あんずが超カワイイのも大事な褒めポイント。原作漫画でもTVアニメ版でもこれほど杏子に萌えたことはありませんでした。
 
 
 遊☆戯☆王フォーエバー!!