えんみゅ~ -えんためみゅーじあむ-

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えんみゅ~

見始めたら止まらないおもしろさ!! おすすめテレビアニメランキング 【26作品】 更新日2019年11月2日 <随時更新>

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 レビュー済みのテレビアニメの中でおすすめ作品をランキング形式でまとめました。今後も随時更新。
 
 点数はただの目安でしかなく、無いよりはあったほうが分かりやすいだろうという程度の理由で付けているため、それほど厳密な意味はありません(その時々の気分でなんとなく付けることが多い)。
 
 リアル系ロボットアニメ、ローファンタジー・ハイファンタジー問わず、ファンタジー作品が好みなので、これらのジャンルはやや評価に恣意的な補正が掛かります。
 
 好きなアニメ制作会社はA-1ピクチャーズ。
 

おすすめTVアニメランキング

1位 新世界より 評価:100/100

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作品情報
放送期間
2012年10月~2013年3月
話数
全25話
アニメ制作会社
A-1 Pictures

人類が超能力に目覚めてから1000年後の未来。そこは大人が子供の品質を家畜のように管理する世界で・・・・・・。

 
 貴志祐介作品の集大成のような傑作SF小説である原作にまるで物怖じせず、大胆な映像技法で攻めまくる姿勢が実を結んだ奇跡の傑作
 
 草薙くさなぎによる背景美術によって命を吹き込まれた神栖66町の風景の目に焼き付くような美しさ始め、作風に合わせこだわり抜いたキャラクターデザインや、切れの良い演出と、アニメーションとしての完成度が恐ろしく高いです。
 
 原作の風情を理解し、その魅力をこぼさず映像化する力量を持つ映像作家に巡り会えた本当に本当に幸福な作品。
 
 A-1ピクチャーズは果たしてこの先これを超える作品なんて作れるのだろうかと心配になるほどです。
 
Point
・人類の犯した罪を描く壮大なスケールのSFストーリー
・やや理解に支障をきたすほどの映像技巧を駆使する攻めた演出
・作品全体を引き締めると同時にもの悲しさを漂わせるEDアニメーションと曲が秀逸
 

2位 シドニアの騎士(1期) 評価:95/100

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作品情報
放送期間
2015年4月~6月
話数
全12話
アニメ制作会社
ポリゴン・ピクチュアズ

人類を襲う未知の生命体である奇居子(ガウナ)の脅威から人という種を存続するため、宇宙を旅する恒星間宇宙船シドニア。100年間ガウナとの接触が無い平和な日々が続くも、そんな平穏も終わりを告げ再びガウナの脅威がシドニアに迫る。

 
 無駄が徹底的に排除された軽快なテンポと、マクロスをも凌駕する超ハイスピードバトルの興奮が味わえる傑作ロボットアニメ。
 
 そして、何よりも弐瓶勉原作漫画の妙味を殺さず映像化して見せるポリゴン・ピクチュアズの確かな手腕と、作品のどこを見ても欠点が見当たらない綿密な計算とズバ抜けたセンスは圧巻です。
 
 しかし、2期は1期に比べると完成度が低く、続けて見ると不満も残ります。
 
Point
・息が詰まるほどの緊張感が漂う戦闘シーンの迫力
・弐瓶勉作品特有の抜群のユーモアセンス
・宇宙船シドニア内部の精緻な背景美術
 

3位 幼女戦記 評価:95/100

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作品情報
放送期間
2017年1月~3月
話数
全12話
アニメ制作会社
NUT(ナット)

死の間際ですら非合理なことを一切認めない無信仰ぶりを正すべく、創造主存在Xにより戦争の絶えることのない過酷な異世界へ転生させられたエリートサラリーマンの主人公。異世界で目覚めると自身の体がターニャという名の幼女になっており・・・・・・。

 
 とにもかくにも、頭は出世と保身のみの血も涙もない中年のエリートサラリーマンが幼女に転生するという奇抜な設定を成立させる悠木碧さんの演技力が圧巻です。
 
 主役の魅力だけでなく、暗めの色彩で丁寧に描かれた世界大戦を目前に控える20世紀初頭ヨーロッパ風の異世界に漂う重い空気の表現や、爽快さがありつつ暴力の匂いも染み込んだ魔導士同士の激しい空中戦など、アイデアの奇抜さにのみ頼らず、それを支える骨太な美術やアクションの作り込みも見事。
 
 キャラクターと各要素が二人三脚の対等な関係を築けており、見ている間中ずっと幸せでした。
 
 アニメ制作会社NUT(ナット)の初アニメ作品だけに、熱気がこもった力作中の力作です。
 
Point
・主役であるターニャの麻薬的な魅力
・20世紀初頭のヨーロッパ風異世界の美術
・官僚用語のような重々しい言葉をリズミカルな会話劇で見せる脚本と演技の冴え
 

4位 ポプテピピック 評価:90/100

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作品情報
放送期間
2018年1月~3月
話数
全12話
アニメ制作会社
神風動画
 
 釘バットという凶器(狂気)を携え、真正面からギャグアニメの常識に戦いを挑み、打ち負かしてしまった脅威のマッドギャグアニメ。
 
 コント番組風のスタイルで、CGアニメ、手描きアニメ、ストップモーションアニメ、果ては高速紙芝居から怪談?まで、それが斬新であればアニメであろうと、アニメでなかろうと来るもの拒まずの姿勢であらゆる笑いを吸収するブラックホールのごとき懐の深さが魅力の大傑作。
 
Point
・面白ければ何でもありの笑いファーストな姿勢
 

5位 メイドインアビス 評価:90/100

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作品情報
放送期間
2017年7月~9月
話数
全13話
アニメ制作会社
キネマシトラス

人間の冒険心をくすぐる世界最後の秘境である謎の大穴アビス。アビスに魅せられた伝説の探窟家を母に持ち、自身も一人前の探窟家に憧れる少女リコ。アビスで発見された記憶喪失の機械少年レグ。二人は降りたら最後、二度と地上には戻れないアビスの底を目指し危険な冒険の旅に出る。

 
 少年漫画のような取っ付きやすさを備えながら、見惚れてしまうほどの格調ある美術、繊細な音楽が見る者を迎えてくれる、親しみやすさと豪華さを両立させた文句の付け所のない完成度の作品です。
 
 原作漫画のわずかでも均衡が崩れたら台無しになり兼ねないデリケートなこだわりを映像化して見せた、優しくもあり厳しくもある、作り手の創作魂が宿った大傑作ハイファンタジーアニメ。
 
 そして、ナナチが殺人級にカワイイ!!
 
Point
・ナナチの可愛さがヤバイ
・ナナチの可愛さが異常
・ナナチの可愛さがアビス級に狂っている
・トトロやネコバスと同じくナナチに触りたい
 

6位 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-  評価:85/100

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作品情報
放送期間
2013年10月~12月
話数
全12話
アニメ制作会社
サンジゲン

地球温暖化による海面上昇と呼応するかのように出現した無人の艦船群、通称霧の艦隊により、海を奪われ陸地に篭ることしか出来なくなった人類。主人公の千早 群像(ちはや ぐんぞう)と、人類に味方する霧の潜水艦イオナの元に、そんな現状を打破するかもしれない、人類の切り札として開発された新型兵器の輸送依頼が舞い込む。

 
 コスト削減のために作られたような、いかにも命が宿っていない機械的なCGの動きを巧みに避け、手描きアニメの趣をCGアニメに生かした動きのキレは圧巻でした。
 
 潜水艦ものとして互いの数手先の動きを読み合う駆け引きのスリルと、打って変わって激しい艦隊戦のアクションともに完成度が高く見入ってしまいます。
 
 歴史あるテクニックと最新の技術が融合した、サンジゲンという3DCGアニメ制作会社の情熱と魂がこもった傑作!
 
Point
・潜水艦ものとしての緊迫感をしっかり出せている
・セルルックCGアニメにも関わらず手描きアニメ風のキレの良い演出
・サンジゲンの初単独テレビアニメだけに気迫がこもっている
 

7位 進撃の巨人 シーズン2 評価:85/100

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作品情報
放送期間
2017年4月~6月
話数
全12話
アニメ制作会社
WIT STUDIO
 
 前期から引き続き目を見張る超絶クオリティの立体機動アクション打撃の重みを感じさせる巨人同士の激しい格闘戦の迫力は圧巻です。
 
 一期同様、見ている間中はずっと進撃の巨人という作品をこの豪華な映像で堪能できる幸せに浸れます。
 
 ただ、一期の単純な高揚感に比べると、この無理のあり過ぎる質の高さは一体いつまで維持できるのだろうかという不安も生じてしまうほど作り手の無理が透けて見えるため、やや気を使ってしまうという問題も生じました。
 
Point
・相変わらず立体機動アクションの完成度が高い
・特撮的な重みを感じさせる巨人の作画が圧巻
 

8位 鬼滅の刃 評価:85/100

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作品情報
放送期間 2019年4月~9月
話数 全26話
アニメ制作会社 ufotable

竈門 炭治郎(かまど たんじろう)は、鬼によって愛する家族の命を奪われ、たった一人生き残った妹も鬼に変えられてしまう。これ以上鬼によって犠牲となる者たちを増やさないため、そして妹を人間に戻すため、炭治郎は鬼狩りを生業とする鬼殺隊に入隊し、鬼を狩る剣士となる。

 
 ufotableが得意とする激しいアクション作画と、鬼殺隊の隊士が使う特殊な呼吸法を革新的なエフェクトで表現するアイデアが融合した新感覚大正伝奇バトルアニメ。
 
 アクション以外も、ufotableらしい大正時代を豪華な背景で描き切る美術全般のこだわりや、梶浦由記・椎名豪というアニメ・ゲームそれぞれの業界の実力者が作曲する豪華極まりない音楽と、少年マンガ原作アニメとしては破格な完成度の高さを誇ります。
 
 脚本の出来がイマイチで若干間延び気味なことや、笑いのセンスが皆無であらゆるコミカルなシーンがだだ滑りという欠点もあるものの、それを補ってあまりあるほど長所が秀でる傑作。
 
Point
・芸術的なまでに美しく、線が動くことそのものが快感なエフェクト表現
 

9位 Occultic;Nine(オカルティック・ナイン) 評価:85/100

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作品情報
放送期間
2016年10月~12月
話数
全12話
アニメ制作会社
A-1 Pictures

オカルト系まとめブログ、キリキリバサラを運営する高校生の我聞 悠太(がもん ゆうた)は、ある奇妙な殺人事件の現場を目撃したことをキッカケに巨大な陰謀の渦中に立たされる。

 
 19世紀の発明家ニコラ・テスラの発明品や構想を陰謀のモチーフとし、その他まとめサイトやエロ同人誌、BCLラジオをオカルトと絡め、それを科学で調理して見せる、オカルトと科学を融合させたアイデア群が非常に魅力的です。
 
 ただ、大量の情報を全12話という少ない話数に無理やり詰め込んだせいで終盤が慌ただしく、見終わった後の余韻が最悪という欠点は悔やまれます。
 
 全体的にあまり均整の取れた作品ではないないものの、それを補うA-1ピクチャーズのセンスが遺憾なく発揮されたアニメーションとしての質の高さは本物です。
 
Point
・A-1ピクチャーズのテクニックを結集させた様な圧巻の映像センス
・ニコラ・テスラの発明や構想をモチーフにした陰謀が魅力
・オタクカルチャーとオカルトの混ぜ方が絶妙
 

10位 化物語 評価:85/100

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作品情報
放送期間
web配信
2009年7月~9月
2009年11月~2010年6月
話数
全15話
アニメ制作会社
シャフト

 

 西尾維新原作というセリフだらけであまり映像化に向かなさそうな、どちらかというハンデに近いような題材をエキセントリックな記号剥き出し表現で見事映像化に成功した作品。

 
 やはりどうやっても全編セリフだらけな会話アニメのため、やや辛い瞬間もあります。ただ、シャフト的(新房監督的)な美少女キャラと狂った映像表現のハーモニーは圧巻です。
 
 新房監督が美少女アニメを作るとやたらサイコ美少女アニメ化するものの、それらの中でもヒロインたちの揺れ動く捉えどころのない無秩序な内面を浮かび上がらせるのに、同じくグラグラと安定性に欠ける前衛的な記号表現を用いるという、テーマと演出アプローチが完全に一致している大傑作!
 
Point
・会話が長い
・ひたすら会話が長い
・いつまでも会話が終わらない
 

11位 エロマンガ先生 評価:85/100

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作品情報
放送期間
2017年4月~6月
話数
全12話
アニメ制作会社
A-1 Pictures

現役高校生ラノベ作家の和泉正宗(いずみ まさむね)と、現役中学校不登校児&対人恐怖症&引きこもりイラストレーターの紗霧和泉 紗霧(いずみ さぎり)の義理の兄妹コンビが世界最高のラブコメライトノベルを書き上げるべく、ライバルのラノベ作家たちと切磋琢磨する妹ものラブコメアニメ。

 
 メインヒロインに専属アニメーターを設定するという贅沢な手法でキャラクターの細かい演技を徹底し、テンポ抜群の会話劇でグイグイ話を引っ張り続けるという、革新性はないものの既存の手法を極限まで磨き上げることで実現した贅沢過ぎるラブコメ体験が味わえます。
 
 特に、一話のドタバタ劇はラブコメって最高!と思えるほど引き込まれました。
 
Point
・紗霧の贅沢過ぎる細やかな演技が凄まじい
・テンポの良い展開でコメディアニメとしても秀逸
・ライバルラノベ作家である山田エルフが可愛い
 

12位 ポケットモンスター ジ・オリジン 評価:80/100

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作品情報
放送期間
2013年10月
話数
全4話
アニメ制作会社
Production I.G(1話)
XEBEC(2.3話)
OLM(4話)
 
 サトシとピカチュウが主役の初代ポケモンの設定をアニメ用に大幅にアレンジしたシリーズとは別に、原作のゲームをほぼそのまま忠実に映像化した作品。
 
 死ぬほど嫌いなノスタルジックさを売りにするような作品なので、その部分は一切評価しないものの、四話の冨安監督のコンテワークのセンスは圧巻でした。絵コンテのリズム感が好みとどんぴしゃなため、アニメーションのテンポを味わえるだけで快感です。
 
 ゲームのキャラクターがいかにもアニメ的なけれん味のある動きで伸び伸びと暴れまわる様を眺めるだけで至福のひと時を味わえました。
 
Point
・4話のアクションが素晴らしすぎる
 

13位 Another(アナザー) 評価:80/100

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作品情報
放送期間
2012年1月~3月
話数
全12話
アニメ制作会社
P.A.WORKS

夜見山(よみやま)北中学3年3組はあるおぞましい秘密を抱えていた。それは知らぬ間にクラスに死者が混じってしまう怪現象で・・・・・・。

 
 『ガールズ&パンツァー』を手掛けた水島努監督が『BLOOD-C』に続きP.A.WORKSとタッグを組んだ悪趣味なまでの壮絶血みどろホラーミステリー。
 
 ジワジワと染み入るように増すパラノイア的な恐怖をアシストするバランス感覚に優れたホラー演出と、まるでゲーム的ですらある悲劇を回避するイベントを成立させるフラグを探して回る先が気になるストーリーの相性が抜群で一度見始めると止まらなくなるほどハマります。
 
 そして、何よりも作品の空気を体現するといっても過言ではないミステリアスで魅力的なヒロインの存在感が素晴らしく、このヒロインを見ているだけで何かが起こりそうでワクワクします。
 
 若干3年3組周りの設定がゆるゆるで気になる箇所も多々あるものの、エンタメのプロフェッショナルである水島努監督らしく、きっちりホラーアニメとして高水準にまとめあげており見応えがありました。
 
Point
・映画のオーメン(一作目)のような事故なのか呪いなのかまったく判別できない死に方が不気味で良い
・ホラー的雰囲気を纏ったヒロインの見崎 鳴(みさき めい)の魅力
・ゲームのフラグ探しの様な先の気になるストーリー
 

14位 ナイツ&マジック 評価:80/100

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作品情報
放送期間
2017年7月~9月
話数
全13話
アニメ制作会社
エイトビット
3DCG制作
オレンジ

ロボットマニアの天才プログラマーが死後に異世界に転生。生前のプログラミング技術を駆使し異世界ロボット開発にイノベーションをもたらす新感覚ロボットアニメ。

 
 ストーリーは深みがなく、主人公が天才な上に無敵すぎて緊張感もなく、終始ご都合主義展開の連続で作品バランスも見終わった後の余韻もすこぶる悪いです。
 
 ただ、エイトビット渾身の作画力と3DCG(ロボット)を担当したオレンジのセンスの良いメカまわりの美術やキレの良いロボットアクションのおかげで映像作品としては非常に見応えのある作品に仕上がっています。
 
 中盤以降の次から次に惜しげもなく新型機や新装備が登場し続ける技術革新の波状攻撃は、他のロボットアニメとは質の異なる高揚感を味わえました。
 
Point
・エイトビット渾身の作画力とオレンジのメカCGが融合した見応えのある映像
・天才プログラマーが現代のノウハウを異世界に持ち込むという刺激的な設定
・終盤の体験したことのない目まぐるしさで新型機が投入され続ける圧巻の物量
 

15位 グリザイアの果実 評価:80/100

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作品情報
放送期間
2014年10月~12月
話数
全13話
アニメ制作会社
エイトビット

生徒数わずか5人の全寮制の高校である私立美浜学園。美浜学園に転入してきた謎多き主人公風見雄二(かざみ ゆうじ)は、暗い過去を持つ5人の少女を救っていく。

 
 原作はフロントウイングのアダルトゲームで、ハーレム要素多めのパンツや乳首など性描写が露骨なエロティックな作風です
 
 本編は的確な間の外し方を心得た軽妙な会話劇を主体としつつ、シネスコサイズのアスペクト比初め、映像の随所に緊張感をもたらす様々な工夫が凝らされた良質なサスペンスアニメに仕上がっています。
 
 全編ダイジェスト的で進行が慌ただしく、エロ描写もしつこくてジャマなど、不満もそこそこあるものの、ナンセンスなコメディあり、過酷なサバイバルありで、エイトビットというアニメ制作会社に対する評価が急騰するほどのセンスの良さを誇っています。
 
Point
・シネスコサイズの画面によって生じる心地良い緊張感
・間の取り方を心得た軽妙なリズムの会話劇の魅力
 

16位 僕だけがいない街 評価:80/100

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作品情報
放送期間
2016年1月~3月
話数
全12話
アニメ制作会社
A-1 Pictures

うだつの上がらない漫画家である藤沼悟(ふじぬまさとる)は強制発動するタイムリープ能力に悩まされる毎日を過ごしていた。ある日未解決事件の犯人により殺人犯に仕立て上げられてしまった悟は、悲劇を食い止めるため、全ての元凶である児童連続殺害事件が起きる昭和63年(1988年)へとタイムリープする。

 
 原作漫画の持つストーリーの生々しさを最大限引き出すアニメアニメし過ぎないように気を使ったやや実写っぽい落ち着きのある作風や、単純なアニメーションとしてのクオリティも非の打ち所がなく、A-1ピクチャーズのTVアニメの中でもトップクラスの完成度。
 
 海外の良質なサスペンスドラマと真正面から勝負しても、映像面でもシナリオ面でも軽く圧倒できるほどの出来で面白さは超一級です。
 
Point
・非常に抑制の効いた映像作品としての完成度の高さ
・タイムリープを絡めた先が気になる超一級の面白さのストーリー
 

17位 ヘヴィーオブジェクト 評価:80/100

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作品情報
放送期間
2015年10月~2016年3月
話数
全24話
アニメ制作会社
J.C.STAFF
3DCG制作
サンジゲン

大型兵器オブジェクトの登場により戦死者の出ないクリーンな戦争が繰り返される近未来。そんな、あらゆる兵器を一掃し戦争の覇者となった大型兵器オブジェクトに、最弱の工兵が知恵と機転だけで戦いを挑む。

 
 本作は真っ向勝負では勝ち目のない局地戦に特化した最新の第二世代オブジェクトに対し、旧式のオールラウンド型第一世代オブジェクトの性能不足を工兵が工作戦でサポートしながら世界中の戦場を転戦していくというアイデアが秀逸です。
 
 アイデアの一つ一つは若干物足りないものの、物量で畳みかけてくる特殊なシチュエーションの豊富さと、サンジゲンが手掛けた巨大兵器オブジェクトの迫力は圧巻でした。
 
Point
・最強の大型兵器オブジェクトに工兵が機転のみで戦いを挑むというアイデアの妙
・サンジゲンが手掛けるオブジェクトのCGと、音響の作り込みによって生まれる迫力ある戦闘シーン
 

18位 転生したらスライムだった件 評価:80/100

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作品情報
放送期間
2018年10月~2019年3月
話数
全23話+外伝2話
アニメ制作会社
エイトビット

大手ゼネコン勤務だった三上 悟(みかみ さとる)は、37歳童貞のまま通り魔に襲われ帰らぬ人となる。なぜか異世界にスライムとして転生を果たした悟は、ひょんなことから弱き魔物・強き魔物の隔てのない、皆が楽しく暮らせる国作りを行うこととなる。

 
 主人公が平和主義者のスライムという設定のユルさに反し、魔物たちの個性の引き立てに貢献する激しいアクション作画が際立っています。
 
 エイトビット作品らしく相変わらずご都合主義の連続で話はボロボロなものの、それを補う、『うたわれるもの』や『コードギアス』のような敵として登場する者たちが次から次に味方に加わる熱い展開や、愛くるしいキャラクター同士のほのぼのとした掛け合いは見ていて幸せでした。
 
 総じてエイトビット作品でも屈指の取っ付きやすさ・親しみやすさを誇り、同社の代表作と言っても過言ではない完成度です。
 
Point
・妥協の無い圧巻のアクション作画
・魅力的なキャラクターと共に勢力を拡大していく高揚感
 

19位 Re:ゼロから始める異世界生活 評価:80/100

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作品情報
放送期間
2016年4月~9月
話数
全25話
アニメ制作会社
WHITE FOX

コンビニ帰りに突如異世界に召喚されてしまった高校生のナツキ・スバル。スバルは、死ぬと過去に戻れる死に戻りの能力を駆使し、異世界で出会った大切な人を救うため何度も何度も時間を遡ることとなる。

 
 いかにもコミカルでライトノベル的な軽めな異世界ものと思いきや、無慈悲なまでに主人公の精神をえぐり続ける過酷な展開の連続と、それでも絶望から這い上がろうともがき苦しむ終盤は物語の行く末から目が離せなくなるほど引き込まれました。
 
 ジョジョのスタンド攻撃をループものシチュエーションに置き換えたようなサスペンスとしての面白さはもちろん、線が柔らかく見ていて疲れない上に飽き辛いキャラデザや、全25話の2クールアニメにも拘わらず、作画もほとんど崩れず高い水準で安定しており、映像面にも抜かりがありません。
 
 ローファンタジー作品として見ると魅力に乏しいものの、ループものサスペンスアニメとしては非常にハイクオリティな完成度です。
 
Point
・ループ設定を駆使するハードな展開と、それを乗り越えていく達成感
・非常に強度の強いキャラクターデザインの魅力
 

20位 ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 評価:80/100

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作品情報
放送期間
前半:2014年4月~9月
エジプト編:2015年1月~6月(分割4クール)
話数 前編:24話 エジプト編:24話 全48話
アニメ制作会社 david production
 
 漫画ジョジョの奇妙な冒険 Part3(3部) スターダストクルセイダースをアニメ化した作品。
 
 バトルものとしての激しい戦闘の興奮と、一転スタンド能力を駆使するサスペンスフルで知的な心理戦の緊張を同時に内包する懐の深さが魅力です。
 
 ただ、非常に攻めた作風だった一部・二部のアニメ版に比べるとやや無難になり、しかも分割4クールの全48話で若干話のテンポが遅く間延び気味で不満も覚えました。
 
 それでも、後半のエジプト編のED曲であるPat Metheny Group(パット・メセニー・グループ)のLast Train Homeという哀愁を誘うインスト曲が旅をテーマにした三部と相性が抜群で、旅の終わりを常に意識させられる感傷的なムードは原作には無い趣があり印象に残りました。
 
 なによりも一部・二部同様、原作漫画を尊重する姿勢は相変わらず徹底されており、ジョジョらしさを何よりも優先する様は見ていて心地良いです。
 
Point
・荒木飛呂彦節を大切にする原作再現度の高さ
・スタンド戦のアクションに迫力がある
 

21位 オーバーロード(1期) 評価:80/100

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作品情報
放送期間
2015年7月~9月
話数
全13話
アニメ制作会社
マッドハウス

モモンガ(ゲーム内ハンドルネーム)が人生の大半を費やした大人気オンラインゲームユグドラシルがサービス終了を迎えることとなり、仲間と一緒に作成したNPCたちと万感の思いで最期の瞬間を迎える。しかし、サーバーダウンの時間を過ぎてもゲームからログアウトされず、それどころかNPCが意志を持ち動き始める。一体何が起こったのか調べるといつの間にかユグドラシルにそっくりな異世界に転移しており・・・・・・。

 
 魔王となって異世界を無慈悲に征服しようとする痛快なダークファンタジーテイストと、オンラインゲームを卒業できず、かつて同じゲームをプレイした仲間たちとの楽しかった思い出にいつまでも囚われ続けるという非常に切ない設定が同時に存在する異世界コメディアニメ。
 
 楽しいのに切ない、切ないのに少し笑えるという笑いと悲しみが同居する作風は無類の味わいがあります。
 
 ただ、2期以降はアニメーション・ストーリーともに完成度が低く、1期の魅力にはまったく及びません。
 
Point
・絶対支配者となり異世界を征服していく痛快さ
・輝かしい過去の思い出によって生じる笑いと悲しみが並列する高度な悲喜劇
・2期以降はクオリティがガタ落ちする
 

22位 がっこうぐらし! 評価:80/100

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作品情報
放送期間
2015年7月~9月
話数
全12話
アニメ制作会社
Lerche(ラルケ)
 
 日常系のほのぼのコメディタッチな作風をベースにしつつ、集中力を要求される入り組んだ視点の構造や、高度な脚本によるスリルのある会話劇など、ギャップによって生じる刺激が魅力的です。
 
 ただ、過激さで気を引きつつも、最後はしっかり見せ掛けの日常に幕を引きキャラクターを成長させるという非常に品の良い余韻に胸を打たれました。
 
 作品を好きになると同時にラルケというアニメ制作会社への好感も高まる両得な作品です。
 
Point
・1話のラストの衝撃が半端ではない
・設定の面白味を最大限利用した非常に高度な会話劇を堪能できる
 

23位 クズの本懐 評価:80/100

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作品情報
放送期間
2017年1月~3月
話数
全12話
アニメ制作会社
Lerche(ラルケ)

女子高生の花火(はなび)と同級生の男の子麦(むぎ)は、どちらかの恋が成就するまで、お互い好きでもないのに恋人ごっこを始めるも、その結果次から次に人間関係がぎくしゃくし摩擦ばかりが生じてしまう。

 
 女主人公と男主人公の視点が交互する文芸チックな青春群像劇アニメ。
 
 単純なアニメーションとしての魅力には乏しいものの、文芸寄りの作風らしく、既存の娯楽作品とはやや異なるアプローチを試みており刺激的でした。
 
 終始登場人物同士の愛憎入り混じるネバネバドロドロな展開に反して、ラストが非常に前向きかつ爽やかな終わり方で、以外にも余韻が素晴らしいのに驚かされます。
 
Point
・終始粘っこい人間関係により生じるサスペンス性と、視点が変わる度に人物の見え方が変わっていく巧みなシナリオが魅力
・ドロドロな展開の先に待ち受ける爽やかな余韻が快感
 

24位 ソードアート・オンラインII(2期) 評価:75/100

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作品情報
放送期間
2014年7月~12月
話数
全24話
アニメ制作会社
A-1 Pictures

GGO(ガンゲイル・オンライン)というVRMMOゲーム内で、デスガンを名乗る謎のプレーヤーの行動により現実の人間が死亡するという不可解な事件が発生。キリトはデスガンが本当にゲーム内にいながら現実の人間を殺害できるのか調査するためGGOの世界に足を踏み入れる。

 
 ハーレム要素が濃すぎてノイズだらけだった1期に比べ、2期は安心して視聴できる落ち着きのある作品へと生まれ変わりました。
 
 ゲーム内設定をどのような映像で見せるのか戦略がきちんと練られており、ゲームのUIなどもしょぼさを感じず、かつ作画レベルも安定しており、ようやくそのポテンシャルを十二分に発揮できています。
 
 前半は、海外のサスペンスドラマにも匹敵する、クリフハンガー強めで先が気になる作りで、舞台となるバーチャルMMO-RPGであるGGO(ガンゲイル・オンライン)の設定も細かく描写され刺激的でした。
 
 後半は打って変わってややシリアスなドラマで引き締めにかかるマジメな構成で余韻が非常に切ない作品です。
 
Point
・ファンタジー色の強いSAOやALOとはまるで異なる硝煙の香り漂うGGOの世界をしっかり描いている
・アクション作画の凄さを利用し切なさを演出する高度なテクニックが見事
 

25位 六花の勇者 評価:75/100

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作品情報
放送期間
2015年7月~9月
話数
全12話
アニメ制作会社
パッショーネ

魔神の復活が迫る中、予言により選ばれし6人の勇者が一堂に会する。しかし、そこには招かれざる者が紛れ込んでいた。

 
 勝手の違うハイファンタジーの世界でクローズドサークル(密室ミステリー)をやるという変わったアプローチが魅力の作品です。
 
 序盤はそもそも映像的に成立させるハードルが高い王道ハイファンタジーに偽装して世界観をしっかり見せ説得力を持たせつつ、普通のハイファンタジーと明らかに異なる違和感を映像に忍ばせ後で回収する巧妙な手法が鮮やかで驚かされました。
 
 ハイファンタジーなため世界観設定その他の説明に時間が掛かる分、若干山場にたどり着くまでが長く、話としてスロースターター気味という欠点はあるものの、一度疑心暗鬼状態に陥り、誰も信用出来なくなってからのヒリヒリする緊張感は絶品です。
 
Point
・全員強大な戦闘力を持つ勇者の誰が味方で誰が敵なのかまるで分からないスリルが最高
 

26位 Charlotte(シャーロット) 評価:75/100

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作品情報
放送期間
2015年7月~9月
話数
全13話
アニメ制作会社
P.A.WORKS

 

 予期せず特殊能力に目覚めてしまった少年少女に襲い掛かる残酷な運命を描く、『エンジェルビーツ』に続く、麻枝准×P.A.WORKSのタッグによるオリジナルTVアニメシリーズ第二弾。
 
 特殊能力を私利私欲のためにのみ悪用する最低主人公の成長譚をベースにしつつ、麻枝准作品らしく家族愛と絡めて当初想像した青春ドタバタコメディというお約束を裏切り飛躍するスリルも味わえるサスペンス性も健在です。
 
 終盤シナリオが取っ散らかり、そのまま消化不良で幕を引いてしまうという致命的な欠陥があるものの、ヒロインの友利 奈緒ともり なおは、一人で作品の価値を底上げしてしまうほど超可愛くて魅力的でした。
 
Point
・作品の魅力を一人で支えるヒロインの友利奈緒の頼もしい存在感