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バトルフィールド ハードライン(※キャンペーンモードのみ) 〈レビュー・感想〉

トレーラー


評価:60/100

作品情報
ジャンル
ステルス FPS
発売日(日本国内)
2015年3月19日
開発(デベロッパー)
Visceral Games
開発国
アメリカ
ゲームエンジン
Frostbite 3

短評

 
 ナンバリングの本家バトルフィールドと異なり、完全にステルスゲーム化し、もはや別物となった作品。
 
 ステルスゲームとしても刑事ものという題材にしてもアピールポイントが凡庸で、褒めどころがあまりない残念な出来。
 
 

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あらすじ

 
 マイアミ警察の元麻薬捜査官ニック・メンドーサは罪人として囚人護送車で護送されていた。
 
 なぜ正義感溢れる警官のニックが犯罪者として囚われたのか? その謎は3年前の麻薬カルテルとの戦いに隠されており……。
 

刑事もののはずが、捜査感が薄いという致命的な欠陥を持つ

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 バトルフィールドシリーズと銘打ってはいますが、中身は同じシステムをベースにして作られた別志向のゲーム(同じエンジンで作られたエルダースクロールズフォールアウトのような関係)。
 
 このゲームの最大の問題は、刑事ものをやろうとしている割りに、システムレベルで致命的なちぐはぐさを抱えている点
 
 バトルフィールドのシステムをベースにしているゆえに刑事ものをやろうとした際に必要となってくる事件を追い捜査している感覚の再現が極めてとってつけたようなもので、ほとんど空気に近い薄さ。
 
 なぜかイチ現場の刑事がハイテク機器を使いこなし、次から次にあっさり証拠を見つけては話が先に進み続けるため、まったく足を使って捜査している満足感が得られません(これは単にバトルフィールド4のスキャンシステムを雑に使い回したため)。
 
 さらに、刑事バッジを見せると全ての敵があっさり降参し、手錠を掛けられるというとんでもなシステムもどうかと思いますが、後半になるともはや刑事バッジすら見せずに敵を威嚇するだけで降参し出すため、システムの意味自体が破綻してしまっています(テイクダウン要素を刑事バッジで代用するのはいいとしても、後半は少しはモーションを変えるべき)。
 
 明らかにこのゲームは刑事ものをやりたいという思惑がありゲームデザインを丁寧に構築したのではなく、バトルフィールドのシステムを使い回してキャンペーンモードを一本でっち上げるという打算ありきの作られ方をしているため、根本的にコンセプトの方向性とシステムの方向性がちぐはぐなものになっており、突貫で作ったような作り損ない感が半端ではないです
 
 元のバトルフィールドのエンジンやシステム自体は出来がいいためライバルのステルスゲームに比べたら破格ともいえる操作性でその点はあまり不満はありません。そのためプレイしていて辛いということはないもののだからといって何か独自の面白味も皆無です。
 
 キャンペーンモードがオンラインモードの添え物として作られただけなのだとしたらそこそこの出来ですが、キャンペーンモード目当てでやるにはこの出来損ない感が不快でノイズになります。
 
 ステルスゲームとしても捻りも何もないアプローチで、メタルギアソリッドの初期のソリトンレーダーのようなミニマップで敵の視界を可視化するのが主なアピールポイントなど、一体いつの時代のステルスのセンスなのか首を捻らざるをえないような古臭さが散見されます。
 
 

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思惑がハッキリしない登場人物たち

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 前半は警察汚職もの的なフォーマットをなぞり、中盤にはどんでん返しもあるため、ある程度はストーリーにのめり込めましたが、中盤以降途端に登場人物達の行動に一貫性が無くなり話が迷走しだします。
 
 物語的なスケールが大きく膨らむのかと思いきや、中盤以降は無理やり話を幕引きしようと萎んでいき、最後はしわしわになるだけ。刑事ものなのに主人公も黒幕も警察を辞めるため基本フォーマットや緊張感がぶっ壊れ、迷走したまま、まるでフェードアウトするように終了。
 
 刑事ものなのに刑事を辞めてしまったらそりゃ成立しないだろうと、当たり前なことを再認識させられるだけのガッカリシナリオでした。前半は刑事で後半は犯罪者(強盗)というスイッチがしたかったのでしょうが、ならキャラクターを二人用意すればそれで済んだはず。
 
 刑事ものという土台がグラグラなのに、その上に要素を積み重ねても同じく不安定なだけで、うまく機能するはずがありません。この作品は土台作り(システム・物語設定)の点ですでに致命的なミスを犯しているため、どんな要素を乗っけようとさほど響いてきませんでした。
 
 システム面と同じで、シナリオ面も突貫で作ったような雑さがキツイです。
 

最後に

 
 バトルフィールドを期待するとステルス化されており別ゲームで、かといって刑事ものを期待するとただのバトルフィールドのシステムで雑に作られたステルスゲームもどきという、どっちつかずの内容。
 
 刑事デカというよりも警察の特殊部隊っぽい雰囲気なので、最初からオンライン要素に合わせて特殊部隊ものを意識して作ったほうがまだバトルフィールドの抜群の操作性や方向性と相性が良かったはず。
 

バトルフィールドシリーズ

 
バトルフィールド ハードライン - PS3

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EA BEST HITS バトルフィールド ハードライン - PS4

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