エンタメ不感症の患部に巻く包帯

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[レビュー]バトルフィールド4(Origin版) 〈感想・評価〉

トレーラー

 

評価:65/100

作品情報
ジャンル
FPS
発売日(日本国内)
2013年11月7日
開発(デベロッパー)
EA DICE
開発国
スウェーデン
ゲームエンジン
Frostbite 3

 

 

メモ

 
・オフ専のためキャンペーンモードのみプレイ
 

短評

 
 フロストバイト3の力で大幅に表現力が向上したものの、マップのデザインが雑だったり、目新しさがほとんど皆無だったり、チェックポイントの間隔が長すぎてストレスが多かったりと、ぱっとしない出来。
 
 

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あらすじ

 
 中国民主化しようとした次期国家主席候補ジン・ジエが暗殺されたという衝撃的な情報がアメリカにもたらされる。
 
 中国軍部は極秘裏にロシアと手を組み、ジン・ジエ暗殺によって騒然とする中国国内に戒厳令を敷き、事態の収集を図ろうと画策。そんな混乱の最中、アメリカ海兵隊の特殊部隊トゥームストーンに極秘任務が下される。それは、上海に潜入しVIPである正体不明の中国人夫婦の国外脱出を支援せよという内容だった。
 
 上海に現地入りしたトゥームストーンは、VIP捜索のため展開しているおびただしい数のチャン提督率いる中国軍の部隊を目の当たりにする。
 
 中国がそこまで血眼になって追い求める謎のVIPの正体とは……。
 

表現力○ ドラマ×

 
 キャンペーンモードは、バトルフィールドシリーズお約束のドラマ置いてきぼりでど派手演出ばかりが先行する大味な作りで、終始派手なだけで感情移入する隙が皆無です。
 
 

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 コールオブデューティシリーズがいかにゲーム体験に物語を自然に編み込み、ゲームとストーリーが仲良く手と手を取り合っているのかがよく分かります。
 
 キャラクターにも部隊にも感情移入させず、プレイヤー側に行動への動機付けを自然と持たせるという工夫も乏しいため、起こる展開に対して前のめりな興味を持つこともなく、終始どうでもいい指示に機械的に従ったり、置かれた状況に流されるだけで印象が薄いです。
 
 コールオブデューティはまず敵を最初に見せ、倒すべきターゲットを認識させたり、世界が今どれだけ危機的な状況でそれに対してどのように対処するべきなのか現状を説明してからミッションを行ったりと、まずプレイヤーに目的を意識させるという工夫がされます。しかし、本作はそのような事前説明が皆無なまま、ひたすら目的がよく分からないミッションを黙々とこなすだけで非常に味気ないです。
 
 ただ、ゲームエンジンのフロストバイト3の描画力は絶大で、テクスチャの緻密さや、自然・人工物問わず、圧倒的な存在感を醸す高級感のある映像はそれだけで没入度を深める効果があり、画面を眺めているだけでうっとりさせられました(前作の3も自分的には充分過ぎるほど綺麗でしたが)。
 
 

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 映画で例えると、非常に優秀な撮影監督に恵まれ、細部までこだわり抜いたエレガントな映像に仕上がっているような感覚。
 
 このリッチな映像美による贅沢な臨場感はいかにもゲーム臭い野暮ったい画面のコールオブデューティでは味わえないため、どうにかドラマとうまくリンクさせれば未知の感触のゲーム体験にすら届きそうなのに非常に勿体ないです。
 
 

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UI、操作性周りがアップデートされている

 
 前作は敵の攻撃で自分にどれだけ被ダメージが蓄積されているのかが体感で分かり辛く、気づいたら死んでいたというケースが多発しました。その反省か、今作は無難に体力(HP)を数字で表示するため、残り体力が把握でき、同じようなケースは起こりづらくなっています(体力を画面に表示してしまうこと自体は若干高級感を削いでいる)。
 
 プラス、自分的に最も好感触だったのがオートリーンが追加されたこと。障害物や壁から少しだけ体を出す動作を自動で行ってくれるため、カバー動作が非常に快適になりました。
 
 

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 リーンを手動でさせられるメダル・オブ・オナー ウォーファイターなどと比べ、この快適性を経験してしまうと、この機能のないゲームが少し苦痛に感じるほど。
 

ダラダラ長ったらしい上に、チェックポイント不足でストレスゲー一歩手前

 
 全体的に見通しが良い場所で、延々と大量に湧く敵兵を処理するだけの非常に味気ない凡庸なステージが多めで、特殊なシチュエーションに乏しくやや退屈気味です。しかも、スナイパーライフル一発で死なないなど、敵が気持ちやや硬めな調整なことも単調さに拍車をかけています。
 
 ただ、攻略の仕方はそこそこ多様で、狙撃するもよし、突撃するもよしというバランスなので、あまりシチュエーションを限定し押しつけるリニア型丸出しな作りよりも、プレイヤーが勝手に考えて好きなように挑むという放任のバランス設定なのだと思えばそれはそれで良しとも思えます。
 
 ただ、グレネードやRPG(ロケット弾)などの爆発系の武器が建物や遮蔽物を貫通してダメージを与えてくる仕様が看過出来ないほどストレスで非常にイライラします
 
 高台に位置する敵がばんばんグレネードランチャーやRPGを撃ってくると、遮蔽物や建物に隠れているのに平気でダメージを喰らいやられるため、何のために身を潜めているのか分からなくなります。
 
 壁や遮蔽物など、マップ内のオブジェは攻撃を受けると破壊可能な仕様のため、多分その性で爆発系のダメージがやたら貫通しやすいのだと思います。
 
 このゲームはチェックポイントの間隔が長く、うっかり死ぬととんでもなく手前の箇所からの再スタートとなるため、体をしっかり遮蔽物の陰に隠しているのにも関わらず爆風で何度も殺されると、コントローラを投げつけたくなる衝動に駆られるほどの理不尽さを感じます。
 
 しかも、再スタートの度に専用の場所で設定した武器やガジェット(サブウェポン)の装備がリセットされるため、何度も何度も同じ手順をくり返し、装備を変更し直さなければならない仕様にもうんざりさせられました(ここはハードラインでは、やられても直前の装備変更が保存される仕様に改善されている)。
 
 

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 一つ一つのストレスは単体でゲームの価値を落とすほどではないものの、本作が凶悪なのはこれらがコンボ状態となり、それぞれのストレス量をお互いに増幅し合う関係な点。このストレスが重なるという状態がかなり深刻で、ゲーム中ずっとイライラし続けるので、プレイ中もクリア後の余韻も悪く、作品の印象を大幅に損ねる要因になってしまっています。
 

最後に

 
 キャンペーンモードクリアまで約7~8時間ほど。
 
 不満は多いですが、相変わらず操作性は抜群でグラフィックも綺麗なため、プレイして損はない程度には楽しめました。
 

バトルフィールドシリーズ

 

バトルフィールド 4 [ダウンロード]

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バトルフィールド 4 - PS3

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EA BEST HITS バトルフィールド 4:プレミアムエディション - PS4

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バトルフィールド 4 - XboxOne

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バトルフィールド 4 - Xbox360

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