えんみゅ~ -えんためみゅーじあむ-

アニメ、書評、映画、海外ドラマ、ゲームなどのエンタメ作品総合レビューブログ

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物を作る人、作った物を多くの人に届けたいと願う者には実り豊かな一冊 「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」 著者:西野亮廣 〈書評・レビュー・感想〉

本の情報 著者 西野亮廣 発売日 2017年10月4日 短評 冴え渡る自己分析芸 デザイナー時代の到来 最後に 短評 ビジネス書としての側面の強い前著『魔法のコンパス』と内容が重複している箇所が多く目新しさはやや乏しい。 それでもこの本で新しく書かれる、著…

エコロジストの若者vsエゴイストの大人による戦争 「ラグナロク シーズン1」 Netflixドラマ 〈レビュー・感想〉

トレーラー 評価:80/100 作品情報 配信日 2020年1月31日 話数 全6話 国 ノルウェー 映像配信サービス ネットフリックス 短評 ラグナロクを環境問題の寓話として現代に蘇らせる賢いアイデア ノルウェーの強みや懐の深さを生かすドラマ作り そんな素晴らしいド…

控え目すぎる邪教信仰 「黒祠(こくし)の島」 著者:小野不由美 〈書評・レビュー・感想〉

評価:65/100 作品情報 著者 小野不由美 発売日 2001年2月 短評 モブキャラがモブキャラの人生を語り続けるだけの珍ミステリー 最後に 短評 邪教が信仰されよそ者を忌み嫌う孤島というシチュエーションや、特異な環境に根ざした犯人の動機、島独特の因習を利…

あったかくてほろりとさせられるハリウッドおとぎ話 「Once Upon a Time in Hollywood(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド)」 〈レビュー・感想〉

トレーラー 評価:85/100 作品情報 公開日(日本) 2019年8月30日 上映時間 161分 短評 古き時代の終わりと迫るニューシネマの足音 リアルであることが絶対視される時代が迫る中、ハリウッドが見せる最後の夢 最後に 短評 いつもは露悪を好むタランティーノと…

忌み山の密室トリックに挑む大安定のシリーズ4作目 「山魔(やまんま)の如き嗤うもの 刀城言耶シリーズ #4」 著者:三津田信三 〈書評・レビュー・感想〉

評価:80/100 作品情報 著者 三津田信三 発売日 2008年4月28日 短評 安定性抜群の刀城言耶シリーズ4作目 説得力が乏しい集落と、真新しさのない密室 最後に 刀城言耶シリーズ 短評 忌み山の金鉱に取り憑かれ者たちに降りかかる童歌(わらべうた)になぞらえた…

再び息を吹き返したHBOの傑作刑事ドラマシリーズ 「トゥルー・ディテクティブ シーズン3」 〈レビュー・感想〉

トレーラー 評価:85/100 作品情報 放送期間 2019年1月~2月 話数 全8話 国 アメリカ ネットワーク HBO 短評 三つの時代を行き来させる語り口ブーム? シーズン1越えしているかもしれない1話の巧みさ 事件や記憶障害はただのマクガフィン……と思いきや 不満あ…

ナショナリズムの暴走と少女の嘆きが反響し合う、台湾版バイオショック インフィニット 「返校 -Detention-」(steam版) 〈レビュー・感想〉

トレーラー 評価:90/100 作品情報 ジャンル ホラーアドベンチャー 発売日 2017年1月13日(PC版) 開発(デベロッパー) 赤燭遊戲 開発国 台湾 ゲームエンジン Unity 短評 台湾版の『バイオショック インフィニット』であり『サイレントヒル2』でもある、志の…

中毒性は抜群、メッセージ性は希薄なスリル特化型のサバイバルデスゲーム 「クリムゾンの迷宮」 著者:貴志祐介 〈書評・レビュー・感想〉

評価:80/100 作品情報 著者 貴志祐介 発売日 1999年4月 短評 作家性が濃厚という新鮮な感触のデスゲーム どこか違和感のあるデスゲームの真相 メッセージ性はどこに消えた 最後に 短評 特殊な環境下で参加者同士が生き残りを賭けぶつかり合うデスゲームもの…

原作のツボを押さえ損ねた痛恨の失敗作 [映画]「残穢(ざんえ) -住んではいけない部屋-」 〈レビュー・感想〉

トレーラー 評価:60/100 作品情報 公開日(日本) 2016年1月30日 上映時間 107分 短評 原作の持ち味を殺し尽くす最低な映像化アプローチ 数少ない映画版の優れた点 最後に 小説版 短評 原作の持ち味である作者自身が語り手として登場し、とあるマンションで…

フェイク・ドキュメンタリーならぬフェイク・ルポルタージュホラー 「残穢(ざんえ)」 著者:小野不由美 〈書評・レビュー・感想〉

評価:85/100 作品情報 著者 小野不由美 発売日 2012年7月20日 短評 作者自身がナビゲーターを務める新感覚ホラー小説 ドキュメンタリーとフィクショナルなルールの連携プレー 不満あれこれ 最後に 映画版 短評 有名な小説家という作者の肩書きを最大限活用し…

心地よい謎解きに後味が最悪なエンディングがオマケで付く、RPGツクール製ホラーアドベンチャー 「魔女の家」 〈レビュー・感想〉 

トレーラー(MV版のほう) 評価:75/100 作品情報 ジャンル ホラーアドベンチャー 発売日 2012年10月3日 開発国 日本 メモ 短評 余計な贅肉を削ぎ落とすRPGツクールと謎解きアドベンチャーの抜群の相性 作品の印象が一変してしまう魔女の家の真実 不満あれこ…

読者を欺く二重三重の罠の先に恍惚の謎解きが待ち受けるシリーズ第三弾 「首無の如き祟るもの 刀城言耶シリーズ #3」 著者:三津田信三 〈書評・レビュー・感想〉

評価:85/100 作品情報 著者 三津田信三 発売日 2007年5月7日 短評 前作からガラッとスタイルを変えた、入り組んでいるのに読みやすい語り口 興奮しすぎて読書を中断することすら困難な謎解きパートの快感 最後に 刀城言耶シリーズ 短評 ホラーとミステリーが…

もはや大長編ドラえもんと化したガンダム 「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE(リライズ) 1st Season(1期)」 〈レビュー・感想〉

第一話(webアニメのため、全話YouTubeで無料で視聴できます) 評価:75/100 作品情報 配信期間 2019年10月~12月 話数 全13話 アニメ制作会社 SUNRISE BEYOND 短評 「ガンダムのスケールってこのくらいだよね」という先入観を逆手に取る、問答無用な衝撃のラ…

原作小説から面白味を抜き取り一切の味がしなくなった映画版 [映画]「ISOLA(イソラ) -多重人格少女-」 〈レビュー・感想〉

トレーラー 評価:60/100 作品情報 公開日 2000年1月22日 上映時間 94分 短評 短い尺にまとめるため、原作の内容を削り過ぎてなんの味もしなくなった映画版 最後に 小説版 短評 阪神・淡路大震災直後の被災地を丁寧に再現し、本当に震災直後に見えるなど、原…

ついに底が抜けて落ちるところまで落ち切ってしまったビルドシリーズ 「ガンダムビルドダイバーズ」 〈レビュー・感想〉

第一話 前半 評価:60/100 作品情報 放送期間 2018年4月~9月 話数 全25話 アニメ制作会社 サンライズ 短評 あらすじ 可能性が詰まったオンラインゲームという設定を生かしきれない詰めの甘い脚本 唯一輝くアヤメという名の救世主 最後に ガンダムビルドシリ…

読者がシリーズ慣れすることで真価を発揮するシリーズ二作目 「凶鳥(まがとり)の如き忌むもの 刀城言耶シリーズ #2」 著者:三津田信三 〈書評・レビュー・感想〉

評価:80/100 作品情報 著者 三津田信三 発売日 2006年9月4日 短評 前作のホラー5 : ミステリー5の配分から、ホラー 2:ミステリー 8となり、少々のホラー要素がある密室ミステリーへと変貌を遂げた二作目 豪快な密室トリックに押され、やや控えめとなったホラ…

ヘンリー・カヴィル演じる美しきゲラルトに酔うポーランド原産ファンタジー [ドラマ]「ウィッチャー シーズン1」 Netflixドラマ 〈レビュー・感想〉

トレーラー 評価:80/100 作品情報 配信日 2019年12月20日 話数 全8話 国 アメリカ 映像配信サービス ネットフリックス 短評 ウィッチャーシリーズを知っている前提のような、やや見る者を突き放すドラマ版 ダンケルクな構成と、アメリカドラマ的な陰鬱な脚本…

森田芳光監督による黒い家のようなもの [映画]「黒い家」 〈レビュー・感想〉

評価:70/100 作品情報 公開日 1999年11月13日 上映時間 118分 短評 サイコパスの意味がまるで分かっていない映画版 最後に 小説版 短評 原作小説と話の筋は一緒なのに、作品の勘所である保険会社の社員を疑似体験するようなドキュメンタリータッチな作風や、…

シチュエーションは最高、映画としては二流 「Spectral(スペクトル)」 〈レビュー・感想〉

トレーラー 評価:70/100 作品情報 配信日(ネットフリックス) 2016年12月9日 上映時間 108分 短評 あらすじ 戦略ミスでアイデアやシチュエーションの面白さを生かしきれなかった惜しい映画 最後に 短評 モルドバの戦場でDARPA製の新型ゴールでしか姿を捉え…

ラブコメ形式のSCP財団紹介本 「鏡の国のアイリス SCP Foundation #1」 著者:日日日 〈書評・レビュー・感想〉

評価:65/100 作品情報 著者 日日日 発売日 2018年9月4日 短評 ラブコメ感覚で運営されるSCP財団 最後に 短評 SCP財団という秘密組織や、財団が管理するSCPオブジェクトと呼ばれる謎の存在や、主要キャラクターをさらっと紹介するだけの内容でストーリーと呼…

物語よりも説明を優先する説明小説 「厭魅(まじもの)の如き憑くもの 刀城言耶シリーズ #1」 著者:三津田信三 〈書評・レビュー・感想〉

評価:75/100 作品情報 著者 三津田信三 発売日 2006年2月28日 短評 説明で始まり説明で終わる、主役は説明文な小説 説明に埋もれてあやふやなままな事件の全容 最後に 刀城言耶シリーズ 短評 小説全体が惨劇の舞台となる神々櫛(かがぐし)村に対する説明で…

心臓が弱い人は読んではいけないホラー小説 「ぼぎわんが、来る」 著者:澤村伊智 〈書評・レビュー・感想〉

評価:85/100 作品情報 著者 澤村伊智 発売日 2015年10月30日 短評 本能が警告を発する不気味な来訪者ぼぎわん 急激にラノベ化して興味が失せる中盤以降 最後に 短評 ぼぎわんという小説オリジナルの家を訪ねてくる妖怪があまりにも怖すぎてトラウマになるほ…

小説 作者順 索引 【更新日 2020年5月29日】

レビュー済みの小説を作者ごとにまとめました。 その人の作家性をある程度把握できる数の著作を読んでいる場合は作風の特徴も併せて書いています。 あ行 日日日(あきら) 冲方 丁(うぶかた とう) 小野 不由美(おの ふゆみ) か行 鎌池 和馬(かまち かず…

おもしろい!! PS4ゲームおすすめランキング 【31作品】 更新日2020年3月25日 <随時更新>

レビュー済みのPS4ゲームの中で特に個人的なおすすめ作品をランキング形式でまとめました。 評価(点数)はただの目安でしかなく、プレイしてから年数が経つとその時々の気分で上下が入れ替わるので、点数が高いものが上位とは限りません。 好きなジャンルは…

怖さよりもテンポ重視のノンストップスリラー 「リング」 著者:鈴木光司 〈書評・レビュー・感想〉

評価:80/100 作品情報 著者 鈴木光司 発売日 1991年6月 短評 見たら1週間後に死ぬ呪いのビデオの謎を追い、小気味よく展開する貞子探しのストーリー 最後に 短評 ホラー映画として完成度の高い映画版とは異なり、ホラー要素はオマケ程度でイマイチな出来。 …

生命保険がえぐりだす人間の昆虫性 「黒い家」 著者:貴志祐介 〈書評・レビュー・感想〉

評価:85/100 作品情報 著者 貴志祐介 発売日 1997年6月27日 短評 サイコパスと保険金殺人という組み合わせの恐怖 最後に 映画版 短評 著者が作家になる前に生命保険会社で働いていた際の実体験を元に書かれているため、保険金を要求する客の生々しさがドキュ…

多重人格の少女の奥底に潜む得体の知れない何か 「十三番目の人格(ペルソナ) ISOLA」 著者:貴志祐介 〈書評・レビュー・感想〉

評価:80/100 作品情報 著者 貴志祐介 発売日 1996年4月18日 短評 貴志祐介作品の基本が詰まったデビュー作 最後に 映画版 短評 一見ありがちな多重人格ものに見せかけて奇想天外なトリックが仕込まれた風変わりなホラーミステリー小説。 デビュー作のためた…

Gガンダム化し過ぎて熱血のみが切り札となった薄っぺらい続編 「ガンダムビルドファイターズ トライ」 〈レビュー・感想〉

第1話 前半 評価:75/100 作品情報 放送期間 2014年10月~2015年4月 話数 全25話 アニメ制作会社 サンライズ 短評 ガンダムAGEメモリー オブ エデンの監督らしいスーパー系ロボットアニメに寄り過ぎな作風 いたずらに主要キャラを増やすという愚策の末路 最後…

骨の髄まで恐怖で冷える圧巻のホラーミステリー 「天使の囀(さえず)り」 著者:貴志祐介 〈書評・レビュー・感想〉

評価:100/100 作品情報 著者 貴志祐介 発売日 1998年6月(単行本) 短評 あらすじ 新世界よりの10年前に書かれたとは思えない大傑作 視点を飛び越え、天使の羽音と囀りが不吉に共鳴していく圧巻の語り口 最後に 余談 短評 ホラーミステリーとしては文句なし…

珍作パニックホラーコメディ 「雀蜂(スズメバチ)」 著者:貴志祐介 〈書評・レビュー・感想〉

評価:75/100 作品情報 著者 貴志祐介 発売日 2013年12月 短評 短編だったら許されるも中編だと辛いオチ 最後に 短評 大量のスズメバチが飛び交う山荘でコミカルなサバイバル劇が展開されるというアイデアはそこそこ魅力があるが、ヤケクソで作ったような雑さ…