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SF小説

【SF小説】約60年読者をトリップさせ続ける傑作SF叙事詩!! |『DUNE(デューン) 砂の惑星』[新訳版] 上・中・下 | フランク・ハーバート |訳者:酒井昭伸 | 書評 レビュー 感想 |

評価:100/100 作品情報 著者 フランク・ハーバート 出版日 アメリカ:1965年 小説の概要 後世の様々なSFに影響を与えし伝説の古典 デヴィッド・リンチ版(1984年)の映画との比較 ドゥニ・ヴィルヌーヴ版(2021年)の映画との比較 最後に 映画版 小説の概要 …

【SF小説】めくるめく螺旋の誘惑 |『上弦の月を喰べる獅子 上・下』| 夢枕獏 | 書評 レビュー 感想

評価:100/100 作品情報 著者 夢枕獏 出版日 1989年8月 小説の概要 作者と物語、幸福なる螺旋 読み始めると止まらない あとがきすらも螺旋の一部 最後に 夢枕獏作品 小説の概要 この作品は、この世のあらゆるものに螺旋(らせん)を幻視してしまう螺旋(らせ…

【SF小説】能×首×鬼女×不死×ポストアポカリプス |『黒塚 -KUROZUKA-』| 夢枕獏 | 書評 レビュー 感想

評価:85/100 作品情報 著者 夢枕獏 出版日 2000年8月25日 小説の概要 受け身から攻めに転じる鮮やかな伝奇サスペンス サスペンスに特化させすぎた弊害 最後に 夢枕獏作品 小説の概要 この作品は、陸奥(みちのく)の安達ヶ原(あだちがはら)にある鬼女の家…

【小説】新たなる種の胎動 |『イツロベ』| 藤木稟 | 書評 レビュー 感想

評価:85/100 作品情報 著者 藤木稟 出版日 1999年7月1日 小説の概要 ホラーでもありSFでもある、何でもアリな三部作の序章 『アークトゥールス』の誤解 最後に 続編 藤木稟作品 小説の概要 この作品は、アフリカへの医療ボランティアに志願した産婦人科医の…

【SF小説】果たして物語は終わったのか始まったのか |『アークトゥールス -全ての物語の完結と始まり-』| 藤木稟 | 書評 レビュー 感想

評価:90/100 作品情報 著者 藤木稟 出版日 2009年6月19日 小説の概要 星(アークトゥルス)に願いを託す、衝撃のラスト 歯車と化したキャラクターたち 読む順番に注意!! 最後に 前編 藤木稟作品 小説の概要 " data-en-clipboard="true"> この小説は『イツロ…

【SF小説】円環の虚無と無秩序の快楽 |『テンダーワールド』| 藤木稟 | 書評 レビュー 感想

評価:95/100 作品情報 著者 藤木稟 出版日 2001年6月1日 小説の概要 サイバーパンクと伝奇と神話とミステリーとBLと… 作者と小説のフラクタルな関係性 新しいと古いが混在 最後に シリーズ 藤木稟作品 小説の概要 この作品は、近未来のラスベガスに作られた…

【サスペンス小説】映画『リアル』の原作小説 |『完全なる首長竜の日』| 乾緑郎 | 書評 レビュー 感想

映画版トレーラー 評価:80/100 作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2011年1月8日 小説の概要 リアルな夢か、夢のようなリアルか ルネ・マグリット『光の帝国』 原作小説と映画版の違い 最後に 乾緑郎作品一覧 小説の概要 この小説は、センシングという昏睡状態の患…

【SF小説】散る命、記憶する人形 |『機巧のイヴ -帝都浪漫篇- #3』| 乾緑郎 | 書評 レビュー 感想

評価:85/100 作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2020年1月27日 小説の概要 続編ゆえの痛み 前作から変わらない問題点 最後に 機巧のイヴシリーズ 乾緑郎作品一覧 小説の概要 この小説は、カラクリで動く機巧人形(オートマタ)の伊武(イヴ)が登場する『機巧のイ…

【SF小説】物語は海を越え新世界大陸へ |『機巧のイヴ -新世界覚醒篇- #2』| 乾緑郎 | 書評 レビュー 感想

評価:80/100 作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2018年5月29日 小説の概要 何もかもバラバラでブレブレな続編 最後に 機巧のイヴシリーズ 乾緑郎作品一覧 小説の概要 この小説は、前作から引き続きカラクリで動く機巧人形(オートマタ)の伊武(イヴ)が登場する…

【小説】江戸情緒溢れるカラクリ奇譚 |『機巧のイヴ』| 乾緑郎 | 書評 レビュー 感想

評価:95/100 作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2014年8月22日 小説の概要 カラクリ人形を題材とするカラクリ仕掛けの小説 ごった煮なのに引き締まった文章 最後に 機巧のイヴシリーズ 乾緑郎作品一覧 小説の概要 " data-en-clipboard="true">この作品は、江戸時…

【SF短篇小説】罪がテーマのSF短編集 |『罪人の選択』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

評価:80/100 作品情報 著者 貴志祐介 出版日 2020年3月27日 小説の概要 貴志祐介のSF観が堪能できること請け合い もはや絶望がホラーですらある「夜の記憶」 植民惑星に蔓延する謎の信仰に迫る「呪文」 罪人が選ぶ答えはなぜいつも間違いなのか「罪人の選択…

【SF小説】想像力の限界を突き破った超傑作SF叙事詩 |『百億の昼と千億の夜』| 光瀬龍 | 書評 レビュー 感想

評価:120/100 作品情報 著者 光瀬龍 出版日 1967年 小説の概要 始まりと終わり、そして永遠の物語 死にゆく世界が託す遺言 1960年代の小説とは思えない奇抜なセンス 原作小説とマンガ版との比較 最後に 小説の概要 この小説は、ギリシャの哲学者プラトンや仏…

【SF小説】答えのない人生に迷う者を時に厳しく時に優しく見守る作家、冲方丁の本領 |『微睡みのセフィロト』| 冲方丁 | 書評 レビュー 感想

評価:80/100 作品情報 著者 冲方丁 出版日 2002年4月 小説の概要 冲方丁の特徴を並べて展示した見本市のようなハードボイルドSF これって短編じゃん…… 最後に 冲方丁作品 小説の概要 " data-en-clipboard="true"> この小説は、従来の人類である感覚者(サー…

【ライトノベル】セカイをウラであやつるナゾのひみつそしき(笑) 『ヘヴィーオブジェクト 亡霊達の警察 #7』 著者:鎌池和馬 電撃文庫 〈書評・レビュー・感想〉

評価:60/100 作品情報 著者 鎌池和馬 発売日 2013年11月9日 小説の概要 失笑を禁じ得ない、小・中学生が考えたような戦争の裏側で暗躍する謎の秘密組織(笑) オブジェクトの象徴であるオニオン装甲をあえて採用しないイレギュラーな機体たち 最後に ヘヴィ…

【SF短篇小説】ニコニコ動画の精神を完璧に小説化して見せた小粋な短編集 『南極点のピアピア動画』 著者:野尻抱介 〈書評・レビュー・感想〉

評価:85/100 作品情報 著者 野尻抱介 発売日 2012年2月23日 短評 夢追い人を全力で応援する超ポジティブSF短編集 硬派なSF設定と軽快な物語のコントラスト 最後に 短評 大きな目標に向かって挑戦する人を、ピアピア動画という動画配信サービスを愛するユーザ…

【SF小説】イースターズオフィスvsクインテット、死屍累々の激突 |『マルドゥック・アノニマス #3』| 冲方丁 | 書評 レビュー 感想

評価:85/100 作品情報 著者 冲方丁 発売日 2018年3月20日 小説の概要 イースターズオフィスの全エンハンサーが参加するクインテット狩りの幕開け バロットとウフコック、最良かつ最強のパートナー再び またまた膨大な組織&人物の相関図 最後に マルドゥック…

【ライトノベル】予想を上回る第三世代オブジェクトの衝撃 『ヘヴィーオブジェクト 第三世代への道 #6』 著者:鎌池和馬 電撃文庫 〈書評・レビュー・感想〉

評価:80/100 作品情報 著者 鎌池和馬 発売日 2012年6月8日 小説の概要 『ヘヴィーオブジェクト オブ デューティ ブラックオプス』もしくはゴーストプロトコルな汚れ仕事に徹する巻 ぜひ映像で拝みたかった第三世代オブジェクト、ブロードスカイサーベル 感動…

【ライトノベル】オブジェクトが登場しない番外編 『ヘヴィーオブジェクト 死の祭典 #5』 著者:鎌池和馬 電撃文庫 〈書評・レビュー・感想〉

評価:70/100 作品情報 著者 鎌池和馬 発売日 2011年11月10日 小説の概要 技術や武器の見本市と化したオリンピック 新キャラであるマリーディ=ホワイトウィッチのお披露目会 長編にしてしまったせいで逆に欠陥が露呈する残念な完成度 最後に ヘヴィーオブジ…

【ライトノベル】資源問題の話に焦点を絞り切れなかった惜しい巻 『ヘヴィーオブジェクト 電子数学の財宝 #4』 著者:鎌池和馬 電撃文庫 〈書評・レビュー・感想〉

評価:75/100 作品情報 著者 鎌池和馬 発売日 2011年9月10日 小説の概要 オセアニアの埋蔵資源を巡る政治的陰謀の面白さを台無しにするハーレム水着回 存在感のある資本企業の第二世代オブジェクト、ディープオプティカル 意外にもSFしている信心組織の内情 …

【SF小説】マルドゥック・シティをかき回す地殻変動の予兆 |『マルドゥック・アノニマス #2』| 冲方丁 | 書評 レビュー 感想

評価:85/100 作品情報 著者 冲方丁 発売日 2016年9月21日 小説の概要 『スクランブル』のカジノ、『ヴェロシティ』の抗争に匹敵する犯罪組織へ潜入を試みるスリル 『アノニマス』というシリーズの方向性を決定づける、ハンターという発明 法律の横やりがない…

【SF小説】新生09チームが謎の殺人ゲームの黒幕を追う新シリーズ第1巻 |『マルドゥック・アノニマス #1』| 冲方丁 | 書評 レビュー 感想

評価:80/100 作品情報 著者 冲方丁 発売日 2016年3月24日 小説の概要 ヴェロシティに似た作風同様にボイルド化していくウフコック どこの誰か分からないエンハンサーの能力説明を延々聞かされ続けるやや退屈なアクション 最後に マルドゥックシリーズ 冲方丁…

【SF短篇小説】マルドゥックシティ犯罪レポートな短編集 |『マルドゥック・フラグメンツ』| 冲方丁 | 書評 レビュー 感想

評価:80/100 作品情報 著者 冲方丁 発売日 2011年5月10日 小説の概要 マルドゥック・シリーズを整理し、補足し、予告する短編集 ひたすら繰り返されるワンパターン展開 最後に マルドゥックシリーズ 冲方丁作品 小説の概要 " data-en-clipboard="true"> " da…

【ライトノベル】またもやアニメ版の凄さを思い知らされるアクション多めの巻 『ヘヴィーオブジェクト 巨人達の影 #3』 著者:鎌池和馬 電撃文庫 〈書評・レビュー・感想〉

評価:75/100 作品情報 著者 鎌池和馬 発売日 2010年11月10日 小説の概要 またもやアニメ版の完成度を思い知らされる巻 敵勢力がコロコロ変わる慌ただしい巻 最後に ヘヴィーオブジェクトシリーズ アニメ版 小説の概要 SF設定の説明量が多い2巻に比べ、全体的…

【ライトノベル】1巻まるごとマスドライバー財閥! 『ヘヴィーオブジェクト 採用戦争 #2』 著者:鎌池和馬 電撃文庫 〈書評・レビュー・感想〉

評価:75/100 作品情報 著者 鎌池和馬 発売日 2010年6月10日 小説の概要 最大射程3000kmの化け物オブジェクトとの死闘 いくらなんでもひねりが足りないアイデア群 最後に ヘヴィーオブジェクトシリーズ アニメ版 小説の概要 一つのエピソードごとに別勢力のオ…

【SF小説】傑作前日譚、堂々の完結 |『マルドゥック・ヴェロシティ #3 最終巻』| 冲方丁 | 書評 レビュー 感想

評価:90/100 作品情報 著者 冲方丁 発売日 2006年11月22日新装版:2012年8月23日 小説の概要 ボイルドの不器用さを際立たせる文体のマジック ヴェロシティという一つの完成された物語 若干、辻褄合わせに走りすぎな終盤 最後に マルドゥックシリーズ 冲方丁作…

【SF小説】忍法合戦ならぬサイボーグ合戦の開幕 |『マルドゥック・ヴェロシティ #2』| 冲方丁 | 書評 レビュー 感想

まだまだ序章に過ぎなかった1巻とは打って変わり、マルドゥック・スクランブル09チームと傭兵集団カトル・カールによるサイボーグ同士の激しい殺し合いが幕を開け、刺激が大幅に増した。 山田風太郎の忍法帖のような肉体を強化されたサイボーグ同士の小気味…

【ライトノベル】アニメ版が巨大なせいで陰ってしまった原作小説 |『ヘヴィーオブジェクト #1』| 鎌池和馬 | 電撃文庫 | 書評 レビュー 感想

評価:75/100 作品情報 著者 鎌池和馬 発売日 2009年10月10日 小説の概要 あまりに原作に忠実すぎなTVアニメ版 アニメ版よりも控え目で好ましいラブコメ描写 最後に ヘヴィーオブジェクトシリーズ アニメ版 小説の概要 " data-en-clipboard="true"> " data-en…

【SF小説】マルドゥック・スクランブル09の成立直後に立ち会う前日譚 |『マルドゥック・ヴェロシティ #1』| 冲方丁 | 書評 レビュー 感想

評価:80/100 作品情報 著者 冲方丁 発売日 2006年11月8日新装版:2012年8月23日 小説の概要 ボイルドを体感するサイバーパンク文体 ボイルドとウフコックの蜜月時代が逆に哀愁を誘う前日譚 最後に マルドゥックシリーズ 冲方丁作品 小説の概要 " data-en-clip…

【SF小説】これといって特色もない無難なノベライズ版 |『デス・ストランディング(ノベライズ) 上・下』| 野島 一人 | 書評 レビュー 感想

評価:65/100 作品情報 著者 野島 一人 発売日 2019年11月28日 小説の概要 良くも悪くもゲームをプレイしている前提のノベライズ 物語の整理整頓には最適 最後に デスストランディング関連 小説の概要 この小説は、ゲーム『デス・ストランディング』の内容に…

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