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SF小説

【SF小説】冷戦下での政治シミュレーション小説 |『見知らぬ明日』| 小松左京

作品情報 著者 小松左京 出版日 1969年 評価 75/100 オススメ度 - ページ数 約241ページ 小説の概要 アイデア ○、情報量 △、サスペンス × おわりに (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c…

【SF小説】殺人ゲームの犯人は人間かそれとも・・・ |『継ぐのは誰か?』| 小松左京

作品情報 著者 小松左京 出版日 1970年6月 評価 85/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約324ページ 小説の概要 天才しか登場しないSFミステリー 情報が踊る、SFとミステリーと伝奇のダンス おわりに (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[…

【SF小説】果たして異星人はピクニックをするのか? |『ストーカー』| ストルガツキー兄弟

作品情報 著者 ストルガツキー兄弟 出版日 ロシア:1972年日本:1983年 評価 90/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約268ページ 小説の概要 田舎の若者はゾーンに何を望むか 小説と映画版の違い おわりに 小説の概要 この作品は、異星人が地球に来訪し立ち去った痕跡…

【SF小説】エスパーvsエスパーの超能力戦 |『エスパイ』| 小松左京

作品情報 著者 小松左京 出版日 1965年6月 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約401ページ 小説の概要 『007』から始まり最後は『2001年宇宙の旅』や『幼年期の終り』に至る衝撃のストーリー おわりに (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a…

【SF小説】過去作を無に帰す完結編 |『ループ』| 鈴木光司 | 感想 レビュー 書評

作品情報 著者 鈴木光司 出版日 1998年1月23日 評価 80/100 オススメ度 - ページ数 約386ページ 小説の概要 禁断のアイデアを採用してしまった報い 単体のSF小説としては悪くない完成度 おわりに リングシリーズ (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffilia…

【SF小説】難解すぎる災害シミュレーション小説 |『日本沈没 上・下』| 小松左京 | 感想 評価 レビュー 書評

作品情報 著者 小松左京 出版日 1973年3月20日 評価 100/100 オススメ度 ☆☆☆ ページ数 約711ページ 小説の概要 この難解な小説が大ベストセラー? 一流の証明、細部への飽くなきこだわり 最後に 小説の概要 この作品は、大規模な地殻変動により日本列島が沈…

【短篇SF小説】人間と宇宙とSFと |『ゴルディアスの結び目』| 小松左京 | 感想 評価 レビュー 書評

作品情報 著者 小松左京 出版日 1977年 評価 90/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約267ページ 小説の概要 宇宙と肉薄したい老人たちが辿り着く孤島「岬にて」 我が身を削って書かれた悲痛の物語「ゴルディアスの結び目」 意外な展開の連続が快感「すぺるむ・さぴ…

【SF小説】時間の迷宮に迷い込む壮大なる物語 |『果しなき流れの果に』| 小松左京 | 感想 評価 レビュー 書評

作品情報 著者 小松左京 出版日 1966年 評価 100/100 オススメ度 ☆☆☆ ページ数 約398ページ 小説の概要 時間の渦に呑まれる快感 序盤から中盤の後処理に追われる終盤 最後に 小松左京作品 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||…

【SF小説】約60年読者をトリップさせ続ける傑作SF叙事詩!! |『DUNE(デューン) 砂の惑星』[新訳版] 上・中・下 | フランク・ハーバート |訳者:酒井昭伸 | 書評 レビュー 感想 |

作品情報 著者 フランク・ハーバート 出版日(アメリカ) 1965年 評価 100/100 オススメ度 ☆☆☆ ページ数 約1249ページ 小説の概要 後世の様々なSFに影響を与えし伝説の古典 デヴィッド・リンチ版(1984年)の映画との比較 ドゥニ・ヴィルヌーヴ版(2021年)…

【SF小説】めくるめく螺旋の誘惑 |『上弦の月を喰べる獅子 上・下』| 夢枕獏 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 夢枕獏 出版日 1989年8月 評価 100/100 オススメ度 ☆☆☆ ページ数 約869ページ 小説の概要 作者と物語、幸福なる螺旋 読み始めると止まらない あとがきすらも螺旋の一部 最後に 夢枕獏作品 小説の概要 この作品は、この世のあらゆるものに螺旋…

【SF小説】能×首×鬼女×不死×ポストアポカリプス |『黒塚 -KUROZUKA-』| 夢枕獏 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 夢枕獏 出版日 2000年8月25日 評価 85/100 オススメ度 ☆ ページ数 約640ページ 小説の概要 受け身から攻めに転じる鮮やかな伝奇サスペンス サスペンスに特化させすぎた弊害 最後に 夢枕獏作品 // リンク 小説の概要 この作品は、陸奥(みちの…

【小説】新たなる種の胎動 |『イツロベ』| 藤木稟 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 藤木稟 出版日 1999年7月1日 評価 85/100 オススメ度 ☆ ページ数 約529ページ 小説の概要 ホラーでもありSFでもある、何でもアリな三部作の序章 『アークトゥールス』の誤解 最後に 続編 藤木稟作品 // リンク 小説の概要 この作品は、アフリ…

【SF小説】果たして物語は終わったのか始まったのか |『アークトゥールス -全ての物語の完結と始まり-』| 藤木稟 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 藤木稟 出版日 2009年6月19日 評価 90/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約410ページ 小説の概要 星(アークトゥルス)に願いを託す、衝撃のラスト 歯車と化したキャラクターたち 読む順番に注意!! 最後に 前編 藤木稟作品 // リンク 小説の概要 こ…

【SF小説】円環の虚無と無秩序の快楽 |『テンダーワールド』| 藤木稟 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 藤木稟 出版日 2001年6月1日 評価 95/100 オススメ度 ☆☆☆ ページ数 約602ページ 小説の概要 サイバーパンクと伝奇と神話とミステリーとBLと… 作者と小説のフラクタルな関係性 新しいと古いが混在 最後に シリーズ 藤木稟作品 // リンク 小説の…

【サスペンス小説】映画『リアル』の原作小説 |『完全なる首長竜の日』| 乾緑郎 | 書評 レビュー 感想

映画版トレーラー 作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2011年1月8日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約304ページ 小説の概要 リアルな夢か、夢のようなリアルか ルネ・マグリット『光の帝国』 原作小説と映画版の違い 最後に 乾緑郎作品一覧 // リンク 小説の…

【SF小説】散る命、記憶する人形 |『機巧のイヴ -帝都浪漫篇- #3』| 乾緑郎 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2020年1月27日 評価 85/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約480ページ 小説の概要 続編ゆえの痛み 前作から変わらない問題点 最後に 機巧のイヴシリーズ 乾緑郎作品一覧 小説の概要 この小説は、カラクリで動く機巧人形(オートマタ…

【SF小説】物語は海を越え新世界大陸へ |『機巧のイヴ -新世界覚醒篇- #2』| 乾緑郎 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2018年5月29日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約369ページ 小説の概要 何もかもバラバラでブレブレな続編 最後に 機巧のイヴシリーズ 乾緑郎作品一覧 // リンク 小説の概要 この小説は、前作から引き続きカラクリで動く機…

【SF小説】江戸情緒溢れるカラクリ奇譚 |『機巧のイヴ』| 乾緑郎 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2014年8月22日 評価 95/100 オススメ度 ☆☆☆ ページ数 約384ページ 小説の概要 カラクリ人形を題材とするカラクリ仕掛けの小説 ごった煮なのに引き締まった文章 最後に 機巧のイヴシリーズ 乾緑郎作品一覧 // リンク 小説の概要 …

【SF短篇小説】罪がテーマのSF短編集 |『罪人の選択』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 貴志祐介 出版日 2020年3月27日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約352ページ 小説の概要 貴志祐介のSF観が堪能できること請け合い もはや絶望がホラーですらある「夜の記憶」 植民惑星に蔓延する謎の信仰に迫る「呪文」 罪人が選ぶ答えは…

【SF小説】想像力の限界を突き破った超傑作SF叙事詩 |『百億の昼と千億の夜』| 光瀬龍 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 光瀬龍 出版日 1967年 評価 120/100 オススメ度 ☆☆☆ ページ数 約463ページ 小説の概要 始まりと終わり、そして永遠の物語 死にゆく世界が託す遺言 1960年代の小説とは思えない奇抜なセンス 原作小説とマンガ版との比較 最後に // リンク 小説…

【SF小説】答えのない人生に迷う者を時に厳しく時に優しく見守る作家、冲方丁の本領 |『微睡みのセフィロト』| 冲方丁 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 冲方丁 出版日 2002年4月 評価 80/100 オススメ度 ー ページ数 約213ページ 小説の概要 冲方丁の特徴を並べて展示した見本市のようなハードボイルドSF これって短編じゃん…… 最後に 冲方丁作品 // リンク 小説の概要 " data-en-clipboard="tru…

【ライトノベル】セカイをウラであやつるナゾのひみつそしき(笑)|『ヘヴィーオブジェクト 亡霊達の警察 #7』| 鎌池和馬 | 電撃文庫 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 鎌池和馬 出版日 2013年11月9日 評価 60/100 オススメ度 ー ページ数 約438ページ 小説の概要 失笑を禁じ得ない、小・中学生が考えたような戦争の裏側で暗躍する謎の秘密組織(笑) オブジェクトの象徴であるオニオン装甲をあえて採用しないイ…

【SF短篇小説】ニコニコ動画の精神を完璧に小説化して見せた小粋な短篇集 |『南極点のピアピア動画』| 野尻抱介 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 野尻抱介 出版日 2012年2月23日 評価 85/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約311ページ 短評 夢追い人を全力で応援する超ポジティブSF短編集 硬派なSF設定と軽快な物語のコントラスト 最後に 短評 大きな目標に向かって挑戦する人を、ピアピア動画…

【SF小説】イースターズオフィスvsクインテット、死屍累々の激突 |『マルドゥック・アノニマス #3』| 冲方丁 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 冲方丁 出版日 2018年3月20日 評価 85/100 オススメ度 ☆ ページ数 約477ページ 小説の概要 イースターズオフィスの全エンハンサーが参加するクインテット狩りの幕開け バロットとウフコック、最良かつ最強のパートナー再び またまた膨大な組織…

【ライトノベル】予想を上回る第三世代オブジェクトの衝撃 |『ヘヴィーオブジェクト 第三世代への道 #6』| 鎌池和馬 | 電撃文庫 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 鎌池和馬 出版日 2012年6月8日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約339ページ 小説の概要 『ヘヴィーオブジェクト オブ デューティ ブラックオプス』もしくはゴーストプロトコルな汚れ仕事に徹する巻 ぜひ映像で拝みたかった第三世代オブジ…

【ライトノベル】オブジェクトが登場しない番外編 |『ヘヴィーオブジェクト 死の祭典 #5』| 鎌池和馬 | 電撃文庫 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 鎌池和馬 出版日 2011年11月10日 評価 70/100 オススメ度 ー ページ数 約278ページ 小説の概要 技術や武器の見本市と化したオリンピック 新キャラであるマリーディ=ホワイトウィッチのお披露目会 長編にしてしまったせいで逆に欠陥が露呈する…

【ライトノベル】資源問題の話に焦点を絞り切れなかった惜しい巻 | 『ヘヴィーオブジェクト 電子数学の財宝 #4』| 鎌池和馬 | 電撃文庫 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 鎌池和馬 出版日 2011年9月10日 評価 75/100 オススメ度 ー ページ数 約289ページ 小説の概要 オセアニアの埋蔵資源を巡る政治的陰謀の面白さを台無しにするハーレム水着回 存在感のある資本企業の第二世代オブジェクト、ディープオプティカル…

【SF小説】マルドゥック・シティをかき回す地殻変動の予兆 |『マルドゥック・アノニマス #2』| 冲方丁 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 冲方丁 出版日 2016年9月21日 評価 85/100 オススメ度 ☆ ページ数 約333ページ 小説の概要 『スクランブル』のカジノ、『ヴェロシティ』の抗争に匹敵する犯罪組織へ潜入を試みるスリル 『アノニマス』というシリーズの方向性を決定づける、ハ…

【SF小説】新生09チームが謎の殺人ゲームの黒幕を追う新シリーズ第1巻 |『マルドゥック・アノニマス #1』| 冲方丁 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 冲方丁 出版日 2016年3月24日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約400ページ 小説の概要 ヴェロシティに似た作風同様にボイルド化していくウフコック どこの誰か分からないエンハンサーの能力説明を延々聞かされ続けるやや退屈なアクション …

【SF短篇小説】マルドゥックシティ犯罪レポートな短編集 |『マルドゥック・フラグメンツ』| 冲方丁 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 冲方丁 出版日 2011年5月10日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約352ページ 小説の概要 マルドゥック・シリーズを整理し、補足し、予告する短編集 ひたすら繰り返されるワンパターン展開 最後に マルドゥックシリーズ 冲方丁作品 小説の概…

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