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貴志祐介

【SF短篇小説】罪がテーマのSF短編集 |『罪人の選択』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 貴志祐介 出版日 2020年3月27日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約352ページ 小説の概要 貴志祐介のSF観が堪能できること請け合い もはや絶望がホラーですらある「夜の記憶」 植民惑星に蔓延する謎の信仰に迫る「呪文」 罪人が選ぶ答えは…

【エッセイ】貴志祐介が凝縮されたエッセイ集 |『極悪鳥になる夢を見る』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

本の情報 著者 貴志祐介 出版日 2013年9月20日 難易度 普通 オススメ度 ☆ ページ数 約261ページ 本の概要 貴志祐介の作家としての流儀が学べる、楽しい上に読み応えもある傑作エッセイ集 貴志祐介作品の元ネタ大放出 最後に 貴志祐介作品 // リンク 本の概要…

【ミステリー小説】密室トリックが複雑化しすぎ |『ミステリークロック 防犯探偵・榎本シリーズ #4』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 貴志祐介 出版日 2017年10月20日 評価 75/100 オススメ度 ー ページ数 約608ページ 小説の概要 もはや難解すぎてなんのこっちゃな密室トリック 気圧差を利用した不可能犯罪という斬新なアイデア 最後に 防犯探偵・榎本シリーズ 貴志祐介作品 …

【ミステリー小説】相変わらず密室の中は空っぽな短編集 |『鍵のかかった部屋 防犯探偵・榎本シリーズ #3』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 貴志祐介 出版日 2011年7月26日 評価 75/100 オススメ度 ー ページ数 約368ページ 小説の概要 監視カメラも最新のセキュリティも登場しない、ただドアが開かないというだけの密室 もううんざりな劇団「土性骨」 最後に 防犯探偵・榎本シリーズ…

【サスペンス小説】買っても負けても地獄な、将棋風デスゲーム |『ダークゾーン 上・下』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 貴志祐介 出版日 2011年2月11日 評価 80/100 オススメ度 ー ページ数 約656ページ 小説の概要 クリムゾンの迷宮をひっくり返したような、楽しさ控え目、テーマ性濃厚な命を賭けたゲーム 将棋風ゲームの致命的なインパクトの無さ 人生を狂わす…

【小説】大殺戮バイオレンスコメディ |『悪の教典 上・下』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 貴志祐介 出版日 2010年7月30日 評価 85/100 オススメ度 ☆ ページ数 約918ページ 小説の概要 サイコパス殺人鬼教師の2年4組観察日誌 時間配分に注意しないといけない、大ボリュームのクライマックス 必死で命乞いする三匹の子豚たちを笑いなが…

【短篇ミステリー小説】防犯のプロ設定を活かせない今一つな短編集 |『狐火の家 防犯探偵・榎本シリーズ #2』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 貴志祐介 出版日 2008年3月1日 評価 75/100 オススメ度 ー ページ数 約368ページ 短評 このペラペラのミステリーが『硝子のハンマー』の続編? 貴志祐介作品の中でも最低クラスの笑い 最後に 防犯探偵・榎本シリーズ 貴志祐介作品 短評 " data…

【ミステリー小説】防犯コンサルタントが探偵というアイデアの勝利 |『硝子のハンマー 防犯探偵・榎本シリーズ #1』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 貴志祐介 出版日 2004年4月20日 評価 85/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約608ページ 小説の概要 密室の謎と同時にドラマの面白さの謎も判明 防犯のプロが専門知識を駆使し密室に挑む本格ミステリー 金持ちへの怒り、社会への怒りを体現する硝子…

【サスペンス小説】少年は孤立無援の完全犯罪に挑む |『青の炎』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 貴志祐介 出版日 1999年10月25日 評価 85/100 オススメ度 ☆ ページ数 約496ページ 小説の概要 テンポの良い完全犯罪計画 いくらなんでも蛇足過ぎる中盤以降 青春ものと文体の相性の悪さ 最後に 余談 貴志祐介作品 小説の概要 " data-en-clipbo…

【サスペンス小説】中毒性は抜群、メッセージ性は希薄なスリル特化型のサバイバルデスゲーム |『クリムゾンの迷宮』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 貴志祐介 出版日 1999年4月 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約393ページ 小説の概要 作家性が濃厚という新鮮な感触のデスゲーム どこか違和感のあるデスゲームの真相 メッセージ性はどこに消えた 最後に 貴志祐介作品 小説の概要 " data-e…

【邦画】原作小説から限りなく無味になった映画版 |『ISOLA(イソラ)-多重人格少女-』| レビュー 感想 評価

評価:60/100 作品情報 公開日 2000年1月22日 上映時間 94分 映画の概要 原作の内容を削り過ぎてなんの味もしなくなった映画版 最後に 小説版 映画の概要 " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">この作品は、貴志祐介デビュー作であるホラ…

【邦画】原作ほぼ無視、森田芳光監督による黒い家のようなもの |『黒い家』| レビュー 感想 評価

評価:75/100 作品情報 公開日 1999年11月13日 上映時間 118分 映画の概要 サイコパスの意味がまるで分かっていない映画版 森田芳光の作家性 最後に 小説版 映画の概要 " data-en-clipboard="true">この作品は、貴志祐介原作のホラー小説『黒い家』の映画版で…

【ホラー小説】生命保険がえぐりだす人間の昆虫性 |『黒い家』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 貴志祐介 出版日 1997年6月27日 評価 90/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約392ページ 小説の概要 実体験を元に書かれた、今日も日本のどこかで起こっていてもおかしくない生々しい恐怖 サイコパスと保険金殺人という組み合わせの恐怖 最後に 映画…

【ホラー小説】多重人格少女の秘密 |『十三番目の人格(ペルソナ) ISOLA』| 貴志祐介 | 書評 レビュー感想

作品情報 著者 貴志祐介 出版日 1996年4月18日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約401ページ 小説の概要 貴志祐介作品の基本が詰まったデビュー作 多重人格の少女というありがちな設定から一ひねり加える衝撃の展開 最後に 映画版 貴志祐介作品 小説の概…

【ホラー小説】まるでクトゥルフ…骨の髄まで恐怖で凍るホラーミステリー |『天使の囀(さえず)り』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 貴志祐介 出版日 1998年6月 評価 100/100 オススメ度 ☆☆☆ ページ数 約526ページ 小説の概要 あらすじ 作家デビュー初期に書かれた大傑作 天使の羽音と囀りが不吉に共鳴していく圧巻の語り口 そこで笑わせるかというユーモアセンスのぶっ壊れ具…

【サスペンス小説】珍作パニックホラーコメディ |『雀蜂(スズメバチ)』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 貴志祐介 出版日 2013年12月 評価 70/100 オススメ度 ー ページ数 約236ページ 小説の概要 短編だったら許されるも中編だと辛いバカバカしいオチ 最後に 貴志祐介作品 小説の概要 " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">こ…

【ビジネス書】リーダビリティ(読みやすさ)というプロ意識 |『エンタテインメントの作り方 売れる小説はこう書く』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

本の情報 著者 貴志祐介 発売日 2015年8月26日 難易度 普通 オススメ度 ☆ ページ数 約240ページ 本の概要 貴志祐介作品の面白さの秘密が分かる一冊 最後に 貴志祐介作品 // リンク 本の概要 この本は『黒い家』や『天使の囀り』、『青の炎』や『防犯探偵榎本…

【TVアニメ】原作を忠実かつ大胆に映像化した奇跡の一作!! |『新世界より』| 感想 レビュー 評価

PV 評価:100/100 作品情報 放送期間 2012年10月~2013年3月 話数 全25話 アニメ制作会社 A-1 Pictures アニメの概要 あらすじ ツァラトゥストラではなく家路で始まる神を巡る物語 『火の鳥』、『デビルマン(漫画版)』に匹敵する壮大なスケールと、『獣の奏…

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