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小説

【ホラー・ミステリー小説】繋がる、5つの怪異譚 |『どこの家にも怖いものはいる』| 三津田信三 | 感想 レビュー 書評

作品情報 著者 三津田信三 出版日 2014年8月10日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約349ページ 小説の概要 メタ視点が中途半端 ホラーやミステリーも中途半端 おわりに (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){argu…

【SF小説】過去作を無に帰す完結編 |『ループ』| 鈴木光司 | 感想 レビュー 書評

作品情報 著者 鈴木光司 出版日 1998年1月23日 評価 80/100 オススメ度 - ページ数 約386ページ 小説の概要 禁断のアイデアを採用してしまった報い 単体のSF小説としては悪くない完成度 おわりに リングシリーズ (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffilia…

【ホラー小説】まさかのリング越えの衝撃!! |『らせん』| 鈴木光司 | 感想 レビュー 書評

作品情報 著者 鈴木光司 出版日 1995年8月3日 評価 90/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約370ページ 小説の概要 スリラーを捨て、謎解きの快感に全振り 前作と同様の弱点 小説版と映画版との違い おわりに リングシリーズ (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAff…

【ミステリー小説】六人のはずなのに一人増えている・・・ |『七人の鬼ごっこ』| 三津田信三 | 感想 評価 レビュー 書評

作品情報 著者 三津田信三 出版日 2011年3月 評価 70/100 オススメ度 - ページ数 約502ページ 小説の概要 最後まで興味が持てない連続殺人事件 ミステリーとして雑 最後に (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arg…

【SF小説】難解すぎる災害シミュレーション小説 |『日本沈没 上・下』| 小松左京 | 感想 評価 レビュー 書評

作品情報 著者 小松左京 出版日 1973年3月20日 評価 100/100 オススメ度 ☆☆☆ ページ数 約711ページ 小説の概要 この難解な小説が大ベストセラー? 一流の証明、細部への飽くなきこだわり 最後に 小説の概要 この作品は、大規模な地殻変動により日本列島が沈…

【ホラー・ミステリー小説】あれが覗きにくる・・・ |『のぞきめ』| 三津田信三 | 感想 評価 レビュー 書評

作品情報 著者 三津田信三 出版日 2012年11月30日 評価 85/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約412ページ 小説の概要 刀城言耶シリーズの姉妹作のようなホラーミステリー 編集者の視点を取り入れる斬新なアイデア ホラー小説としては可もなく不可もない出来 最後…

【ホラー小説】貫禄不足の凡作 |『禁じられた遊び』| 清水カルマ | 感想 評価 レビュー 書評

作品情報 著者 清水カルマ 出版日 2019年6月14日 評価 65/100 オススメ度 - ページ数 約318ページ 小説の概要 ホラーなのに恐怖は皆無 最後に (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.curr…

【ホラー小説】衝撃のトンデモ展開!? |『禍家』| 三津田信三 | 感想 評価 レビュー 書評

作品情報 著者 三津田信三 出版日 2007年7月 評価 70/100 オススメ度 - ページ数 約271ページ 小説の概要 恐怖が二度襲ってくる幽霊屋敷の怪 逆の意味で衝撃のラスト 最後に (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){a…

【小説】120年経っても色褪せない不滅の物語 |『闇の奥(光文社版)』| ジョゼフ・コンラッド | 感想 評価 レビュー 書評

作品情報 著者訳者 ジョゼフ・コンラッド黒原敏行 出版日 1902年(イギリス) 評価 85/100 オススメ度 ☆ ページ数 約200ページ 小説の概要 『闇の奥』フォロワーを大量に生み出した衝撃の物語 最後に (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; …

【短篇SF小説】人間と宇宙とSFと |『ゴルディアスの結び目』| 小松左京 | 感想 評価 レビュー 書評

作品情報 著者 小松左京 出版日 1977年 評価 90/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約267ページ 小説の概要 宇宙と肉薄したい老人たちが辿り着く孤島「岬にて」 我が身を削って書かれた悲痛の物語「ゴルディアスの結び目」 意外な展開の連続が快感「すぺるむ・さぴ…

【SF小説】時間の迷宮に迷い込む壮大なる物語 |『果しなき流れの果に』| 小松左京 | 感想 評価 レビュー 書評

作品情報 著者 小松左京 出版日 1966年 評価 100/100 オススメ度 ☆☆☆ ページ数 約398ページ 小説の概要 時間の渦に呑まれる快感 序盤から中盤の後処理に追われる終盤 最後に 小松左京作品 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||…

【ホラー小説】そのマンションがお買い得なワケ・・・ |『墓地を見おろす家』| 小池真理子 | 感想 評価 レビュー 書評

作品情報 著者 小池真理子 出版日 1988年7月 評価 75/100 オススメ度 - ページ数 約286ページ 小説の概要 呪いのマンションで孤立する恐怖 恐怖を墓地に頼りすぎ問題 最後に (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){a…

【ファンタジー小説】衝撃の猟奇ジュブナイル!? |『雷の季節の終わりに』| 著者:恒川光太郎 | 感想 評価 レビュー 書評

作品情報 著者 恒川光太郎 出版日 2006年10月 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約314ページ 小説の概要 和風の異界、穏(おん)と数奇な復讐劇 なんとなく雰囲気でのみ進む物語 最後に (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||…

【純文学】美人画に捧げし生涯、上村松園の涙 |『序の舞』| 宮尾登美子 | 感想 レビュー 書評

作品情報 著者 宮尾登美子 出版日 1982年 評価 90/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約738ページ 小説の概要 宮尾文学の喜び、巧みな滑り出し 現代でもなお残り続ける、男と女の非対称性を暴き出す 二人三脚が行き過ぎな母と子の関係 可もなく不可もない映画版 最…

【純文学】香りを聞く、香道に捧げし生涯 |『伽羅(きゃら)の香(かおり)』| 宮尾登美子 | 感想 レビュー 書評

作品情報 著者 宮尾登美子 出版日 1981年6月1日 評価 100/100 オススメ度 ☆☆☆ ページ数 約378ページ 小説の概要 かぐや姫が暮らす月の世界に憧れ続けた者の末路 滅びの作家・宮尾登美子が香道を描くと・・・ 最後に 宮尾登美子作品 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.…

【伝奇小説】決戦!! 霊峰 伊吹山 |『鬼夜行 源平妖乱シリーズ #3』| 武内涼 | 感想 レビュー 書評

作品情報 著者 武内涼 出版日 2021年4月16日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約576ページ 小説の概要 2巻の焼き直しをするだけの3巻 もはや影も形もない平家 最後に 源平妖乱シリーズ 武内涼作品 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; …

【サスペンス小説】斬新!? 間取り図サスペンス |『変な家』| 雨穴 | 書評 レビュー 感想 評価

作品情報 著者 雨穴 出版日 2021年7月20日 評価 90/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約248ページ 小説の概要 家の間取りに事件を仕込む 間取り図から離れるとやや失速する中盤以降 最後に (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||func…

【伝奇小説】死闘、死闘また死闘、脅威の疾走感!! |『信州吸血城 源平妖乱シリーズ #2』| 武内涼 | 書評 レビュー 感想 評価

作品情報 著者 武内涼 出版日 2020年5月15日 評価 85/100 オススメ度 ☆ ページ数 約447ページ 小説の概要 運命的な巴と木曽義仲の出会い これだと源平妖乱ではなく源氏妖乱 最後に 源平妖乱シリーズ 武内涼作品 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliate…

【SF小説】約60年読者をトリップさせ続ける傑作SF叙事詩!! |『DUNE(デューン) 砂の惑星』[新訳版] 上・中・下 | フランク・ハーバート |訳者:酒井昭伸 | 書評 レビュー 感想 |

作品情報 著者 フランク・ハーバート 出版日(アメリカ) 1965年 評価 100/100 オススメ度 ☆☆☆ ページ数 約1249ページ 小説の概要 後世の様々なSFに影響を与えし伝説の古典 デヴィッド・リンチ版(1984年)の映画との比較 ドゥニ・ヴィルヌーヴ版(2021年)…

【伝奇小説】平家vs源義経vs吸血鬼 |『不死鬼 源平妖乱シリーズ #1』| 武内涼 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 武内涼 出版日 2019年10月11日 評価 90/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約512ページ 小説の概要 無駄のないハイテンポ忍び伝奇アクション 最大の欠点はキャラクターの薄さ 最後に 源平妖乱シリーズ 武内涼作品 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.Moshim…

【歴史小説】魔王と、覇業に立ちはだかる者たち |『信長、天を堕とす』『信長、天が誅する』| 木下昌輝 天野純希 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 木下昌輝天野純希 出版日 2019年11月27日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約560ページ 小説の概要 アイデアが凡庸止まり 信長が両作品に顔を出す中途半端さ 最後に 木下昌輝作品 天野純希作品 小説の概要 この作品は、文芸雑誌である小説…

【歴史小説】戦国の梟雄の心を暴く連作短篇 |『宇喜多の捨て嫁』| 木下昌輝 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 木下昌輝 出版日 2014年10月27日 評価 85/100 オススメ度 ☆ ページ数 約399ページ 小説の概要 デビュー作とは到底思えない安定の構成力 戦国の疑心暗鬼を追体験 最後に 木下昌輝作品 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[…

【ホラー小説】『山の霊異記 幻惑の尾根』| 安曇潤平 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 安曇潤平 出版日 2013年5月 評価 70/100 オススメ度 ー ページ数 約255ページ 小説の概要 アイデアを未加工で見せてしまう脇が甘い短篇 最後に 山の霊異記シリーズ 安曇潤平作品 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b…

【ホラー小説】作者の露出が増した山岳怪談集 |『山の霊異記 黒い遭難碑』| 安曇潤平 | 書評 レビュー 感想 |

作品情報 著者 安曇潤平 出版日 2010年6月 評価 75/100 オススメ度 ー ページ数 約288ページ 小説の概要 誰かの話から自分の話へ 最後に 山の霊異記シリーズ 安曇潤平作品 小説の概要 この小説は、登山にまつわる怪談短篇集『山の霊異記(りょういき)』シリ…

【ホラー小説】山岳ホラー短篇集 |『山の霊異記 赤いヤッケの男』| 安曇潤平 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 安曇潤平 出版日 2008年2月 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約320ページ 小説の概要 山、それはあの世とこの世の狭間 最後に 山の霊異記シリーズ 安曇潤平作品 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function…

【純文学】満州から故郷への帰還、そして母との別れ |『仁淀川(によどがわ)』| 宮尾登美子 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 宮尾登美子 出版日 2000年12月25日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約392ページ 小説の概要 都会の嫁、田舎の姑、静かなる戦い 最愛の母との別れ ・・・疲れたの? 最後に 宮尾登美子作品 小説の概要 " data-en-clipboard="true">この作品…

【小説】満州サバイバル |『朱夏』| 宮尾登美子 | 書評 レビュー 感想

満洲ドキュメンタリー 作品情報 著者 宮尾登美子 出版日 1985年 評価 100/100 オススメ度 ☆☆☆ ページ数 約629ページ 小説の概要 救いのない引き揚げ者同士の反目 作家・宮尾登美子の誕生 最後に 続編 宮尾登美子作品 小説の概要 この作品は、日中戦争の末期…

【小説】高知の田舎ヤクザ盛衰記 |『鬼龍院花子の生涯』| 宮尾登美子 | 書評 レビュー 感想

映画版 予告 作品情報 著者 宮尾登美子 出版日 1980年1月 評価 85/100 オススメ度 ☆ ページ数 約327ページ 小説の概要 滅びの作家宮尾登美子 映画版は日本の映画史に残る大傑作!! 最後に 宮尾登美子作品 小説の概要 " data-en-clipboard="true">この作品は、…

【小説】受け継がれる音色、消えゆく魂 |『一絃の琴』| 宮尾登美子 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 宮尾登美子 出版日 1978年 評価 95/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約528ページ 小説の概要 宮尾登美子作品なのに読みやすい!! 不自然さが微塵もない宮尾流リアリティ 信頼と裏切り、転落と復活、琴に翻弄される二人の生涯 最後に 宮尾登美子作品…

【歴史小説】大河ドラマで大化けした凡作 |『風林火山』| 井上靖 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 井上靖 出版日 1955年 評価 75/100 オススメ度 ー ページ数 約352ページ 小説の概要 投げやりな文章 大河ドラマ版との比較 最後に 大河ドラマ版 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.curre…

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