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伝奇

【伝奇小説】決戦!! 霊峰 伊吹山 |『鬼夜行 源平妖乱シリーズ #3』| 武内涼 | 感想 レビュー 書評

作品情報 著者 武内涼 出版日 2021年4月16日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約576ページ 小説の概要 2巻の焼き直しをするだけの3巻 もはや影も形もない平家 最後に 源平妖乱シリーズ 武内涼作品 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; …

【伝奇小説】死闘、死闘また死闘、脅威の疾走感!! |『信州吸血城 源平妖乱シリーズ #2』| 武内涼 | 書評 レビュー 感想 評価

作品情報 著者 武内涼 出版日 2020年5月15日 評価 85/100 オススメ度 ☆ ページ数 約447ページ 小説の概要 運命的な巴と木曽義仲の出会い これだと源平妖乱ではなく源氏妖乱 最後に 源平妖乱シリーズ 武内涼作品 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliate…

【伝奇小説】平家vs源義経vs吸血鬼 |『不死鬼 源平妖乱シリーズ #1』| 武内涼 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 武内涼 出版日 2019年10月11日 評価 90/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約512ページ 小説の概要 無駄のないハイテンポ忍び伝奇アクション 最大の欠点はキャラクターの薄さ 最後に 源平妖乱シリーズ 武内涼作品 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.Moshim…

【伝奇小説】我が子のため鬼となる母、鬼となり我が子を捨てる母 |『陰陽師 鬼一法眼 -鬼女之巻- #5』| 藤木稟 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 藤木稟 出版日 2003年7月25日 評価 75/100 オススメ度 ー ページ数 約228ページ 小説の概要 薄い・浅い・軽い政治劇 最後に 陰陽師 鬼一法眼シリーズ 藤木稟作品 // リンク 小説の概要 " data-en-clipboard="true">この小説は、鎌倉時代の初期…

【伝奇小説】頼朝、雑に死す |『陰陽師 鬼一法眼 -切千役之巻- #4』| 藤木稟 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 藤木稟 出版日 2002年3月30日 評価 75/100 オススメ度 ー ページ数 約238ページ 小説の概要 相互に関係していないエピソードの羅列 最後に 陰陽師 鬼一法眼シリーズ 藤木稟作品 // リンク 小説の概要 この小説は、鎌倉時代の初期、はぐれ者の…

【伝奇小説】かぐや姫、衝撃のアフターストーリー |『陰陽師 鬼一法眼 -今かぐや篇- #3』| 藤木稟 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 藤木稟 出版日 2001年5月 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約217ページ 小説の概要 これぞ藤木稟作品の醍醐味という不意打ち展開 作品を蝕む安易な笑い 最後に 陰陽師 鬼一法眼シリーズ 藤木稟作品 小説の概要 この作品は鎌倉時代の初期、…

【SF小説】能×首×鬼女×不死×ポストアポカリプス |『黒塚 -KUROZUKA-』| 夢枕獏 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 夢枕獏 出版日 2000年8月25日 評価 85/100 オススメ度 ☆ ページ数 約640ページ 小説の概要 受け身から攻めに転じる鮮やかな伝奇サスペンス サスペンスに特化させすぎた弊害 最後に 夢枕獏作品 // リンク 小説の概要 この作品は、陸奥(みちの…

【伝奇小説】伝奇小説から喜劇への変貌 |『陰陽師 鬼一法眼 -朝幕攻防篇- #2』| 藤木稟 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 藤木稟 出版日 2000年12月1日 評価 75/100 オススメ度 ー ページ数 約286ページ 小説の概要 説明、説明、説明……いつまでも終わらない説明 最後に 陰陽師 鬼一法眼シリーズ 藤木稟作品 小説の概要 この作品は鎌倉時代の初期、陰陽師である四代…

【伝奇小説】怨霊 牛若丸の鎌倉幕府転覆プロジェクト |『陰陽師 鬼一法眼 -義経怨霊篇- #1』| 藤木稟 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 藤木稟 出版日 2000年1月 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約225ページ 小説の概要 人間の業を喰らう怨霊たちの宴 腐りゆく鎌倉や陰陽師を支えるディテールの力 最後に 陰陽師 鬼一法眼シリーズ 藤木稟作品 // リンク 小説の概要 この作品…

【サスペンス小説】記憶の町に住む少女 |『ツキノネ』| 乾緑郎 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2019年7月11日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約289ページ 小説の概要 サスペンス小説としてスタートは満点 徐々に設定のメッキが剥がれ出す中盤以降 最後に 乾緑郎作品一覧 小説の概要 この小説は、ダムの底に沈んだ町、“…

【SF小説】散る命、記憶する人形 |『機巧のイヴ -帝都浪漫篇- #3』| 乾緑郎 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2020年1月27日 評価 85/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約480ページ 小説の概要 続編ゆえの痛み 前作から変わらない問題点 最後に 機巧のイヴシリーズ 乾緑郎作品一覧 小説の概要 この小説は、カラクリで動く機巧人形(オートマタ…

【SF小説】物語は海を越え新世界大陸へ |『機巧のイヴ -新世界覚醒篇- #2』| 乾緑郎 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2018年5月29日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約369ページ 小説の概要 何もかもバラバラでブレブレな続編 最後に 機巧のイヴシリーズ 乾緑郎作品一覧 // リンク 小説の概要 この小説は、前作から引き続きカラクリで動く機…

【SF小説】江戸情緒溢れるカラクリ奇譚 |『機巧のイヴ』| 乾緑郎 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2014年8月22日 評価 95/100 オススメ度 ☆☆☆ ページ数 約384ページ 小説の概要 カラクリ人形を題材とするカラクリ仕掛けの小説 ごった煮なのに引き締まった文章 最後に 機巧のイヴシリーズ 乾緑郎作品一覧 // リンク 小説の概要 …

【その他】現実と異界、人と神が隣接する狭間の郷、遠野 |『遠野物語remix(リミックス)』| 京極夏彦×柳田國男 | 書評 レビュー 感想

本の情報 著者 京極夏彦 柳田國男 出版日 2013年4月18日 オススメ度 ☆☆☆ ページ数 約263ページ 本の概要 民俗学の原点、妖怪小説家京極夏彦の手により再編集 この世とあの世の狭間の地、遠野の魅力 最後に 京極夏彦作品 // リンク 本の概要 やなぎた くにお…

【伝奇小説】宴の仕上げは伊豆の百鬼夜行(妖怪行列)|『塗仏の宴 宴の始末 百鬼夜行シリーズ #6(後編)』| 京極夏彦 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 京極夏彦 出版日 1998年9月20日 評価 90/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約1088ページ 小説の概要 騙す側と騙される側、本末が転倒し続ける奇っ怪な宴の終焉 いくらなんでもトリックが雑すぎるという不満 最後に 百鬼夜行シリーズ 京極夏彦作品 /…

【伝奇小説】小説2、3冊分に及ぶ大ボリュームの序章 |『塗仏の宴 宴の支度 百鬼夜行シリーズ #6(前編)』| 京極夏彦 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 京極夏彦 出版日 1998年3月30日 評価 90/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約994ページ 小説の概要 京極夏彦作品らしいどうかしている序章 シリーズでも最大級の知的興奮が味わえる妖怪の歴史講釈 ……とは言っても、やはり室内での会話が長すぎると…

【伝奇小説】人の時代が暮れ行き、妖しい夜に呑まれる帝都東亰 |『東亰異聞(とうけいいぶん)』| 小野不由美| 書評 レビュー 感想 評価

作品情報 著者 小野不由美 出版日 1994年4月 評価 95/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約435ページ 小説の概要 小野不由美という作家の才能に戦慄する脅威の伝奇ミステリー 文明開花の光すら届かない東亰 衝撃の二重構造ミステリー 最後に 小野不由美作品 // リ…

【伝奇小説】一度始動したら止まらない巧妙なる殺人機構 |『絡新婦(じょろうぐも)の理 百鬼夜行シリーズ #5』| 京極夏彦 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 京極夏彦 出版日 1996年11月 評価 90/100 オススメ度 ☆ ページ数 約1408ページ 小説の概要 手駒が自発的に動くように仕向ける洗脳、真実の中に混ぜられる毒の如き僅かな嘘……全てが犯人不在で稼働するよう装置化された自律犯罪機関 シンメトリ…

【伝奇小説】禅問答のようなミステリー |『鉄鼠(てっそ)の檻 百鬼夜行シリーズ #4』| 京極夏彦 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 京極夏彦 出版日 1996年1月 評価 90/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約1376ページ 小説の概要 世俗から隔絶された禅寺で起こる僧侶連続殺人事件 『姑獲鳥の夏』のハイセンスなアレンジ版 またしても繰り返される苦痛極まりない会話劇 最後に 百鬼…

【伝奇小説】幾人もの記憶が生み出す複雑怪奇な模様 |『狂骨の夢』百鬼夜行シリーズ #3 | 京極夏彦 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 京極夏彦 出版日 1995年5月8日 評価 90/100 オススメ度 ☆ ページ数 約984ページ 小説の概要 髑髏や夢にまつわる怪奇譚、国譲りの神話、密教の怪しい儀式、フロイトとユングの精神分析が交差する壮大な伝奇ミステリー 常に眠気との戦いを強いら…

【伝奇小説】匣、箱、筥の[はこ]尽くし奇譚 |『魍魎の匣』 百鬼夜行シリーズ #2 | 京極夏彦 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 京極夏彦 出版日 1995年1月 評価 100/100 オススメ度 ☆☆☆ ページ数 約1060ページ 小説の概要 匣が匣を呼ぶ匣、匣、匣の匣物語 デザイナー京極夏彦のデザイン小説 魍魎の如き一筋縄ではいかない事件関係者たち どうしても気になる違和感 最後に…

【ホラー・ミステリー小説】戦前・戦中・戦後と繰り返される身投げ事件の怪 |『幽女の如き怨むもの』刀城言耶シリーズ #6 | 三津田信三 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 三津田信三 出版日 2012年4月23日 評価 85/100 オススメ度 ☆ ページ数 約736ページ 小説の概要 刀城言耶は脇役で主役は遊女という、花魁残酷物語 遊女という題材から導き出される答えはミステリーではなくホラー ミステリーはオマケのようなあ…

【ホラー・ミステリー小説】雨乞いの儀式に潜む怪異 |『水魑(みづち)の如き沈むもの』刀城言耶シリーズ #5 | 三津田信三 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 三津田信三 出版日 2009年12月10日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約768ページ 小説の概要 神々櫛(かがぐし)村の恐ろしさ再び 雨乞いの儀式に否応なく期待が高まる序盤~中盤 致命的なほど盛り上がらない雨乞いの儀式と怪事件 最後に …

【ホラー・ミステリー小説】恐怖!? 忌み山の密室トリック |『山魔(やまんま)の如き嗤うもの』刀城言耶シリーズ #4 | 三津田信三 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 三津田信三 出版日 2008年4月28日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約576ページ 小説の概要 安定性抜群の刀城言耶シリーズ4作目 説得力が乏しい集落と、真新しさのない密室 最後に 刀城言耶シリーズ 三津田信三作品 // リンク 小説の概要 …

【ホラー・ミステリー小説】読者を欺く恍惚の罠 |『首無の如き祟るもの』刀城言耶シリーズ #3 | 三津田信三 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 三津田信三 出版日 2007年5月7日 評価 85/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約640ページ 小説の概要 前作からガラッとスタイルを変えた、入り組んでいるのに読みやすい語り口 興奮しすぎて読書を中断することすら困難な謎解きパートの快感 最後に …

【ホラー・ミステリー小説】シリーズ慣れすることで真価を発揮する二作目 |『凶鳥(まがとり)の如き忌むもの』 刀城言耶シリーズ #2 | 三津田信三 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 三津田信三 出版日 2006年9月4日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約576ページ 小説の概要 前作のホラー5 : ミステリー5の配分から、ホラー 2:ミステリー 8となり密室ミステリーへと変貌を遂げる 豪快な密室トリックに押され、やや控えめと…

【ホラー・ミステリー小説】説明過多の度が過ぎる伝奇ホラーミステリー |『厭魅(まじもの)の如き憑くもの』刀城言耶シリーズ #1 | 三津田信三 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 三津田信三 出版日 2006年2月28日 評価 75/100 オススメ度 - ページ数 約624ページ 小説の概要 説明で始まり説明で終わる、主役は説明文な小説 説明に埋もれてあやふやなままな事件の全容 最後に 刀城言耶シリーズ 三津田信三作品 // リンク …

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