発光本棚

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京極夏彦

四谷怪談を文学として再創造した傑作 『嗤う伊右衛門(いえもん)』 著者:京極夏彦 〈書評・レビュー・感想〉

評価:90/100 作品情報 著者 京極夏彦 出版日 1997年6月1日 短評 この世の何も愛せない男と、愛が深い故に身を滅ぼす者たちの織り成す悲劇 原作があるゆえに強烈に滲み出る京極夏彦らしさ 最後に 京極夏彦作品 短評 この作品は、歌舞伎や落語、演劇や映画など…

現実と異界、人と神が隣接する狭間の郷、遠野 『遠野物語remix(リミックス)』 著者:京極夏彦×柳田國男 〈書評・レビュー・感想〉

本の情報 著者 京極夏彦 柳田國男 出版日 2013年4月18日 短評 民俗学の原点、妖怪小説家京極夏彦の手により再編集 この世とあの世の狭間の地、遠野の魅力 最後に 京極夏彦作品 短評 民俗学者である柳田國男(やなぎた くにお)が現在の岩気県遠野地方に伝わ…

宴の仕上げは伊豆の百鬼夜行(妖怪行列) 『塗仏の宴 宴の始末 百鬼夜行シリーズ #6(後編)』 著者:京極夏彦 〈書評・レビュー・感想〉

評価:90/100 作品情報 著者 京極夏彦 発売日 1998年9月20日 短評 騙す側と騙される側、本末が転倒し続ける奇っ怪な宴の終焉 いくらなんでもトリックが雑すぎるという不満 最後に 百鬼夜行シリーズ 短評 前編にあたる『宴の支度(したく)』で登場した謎の宗…

小説2、3冊分に及ぶ大ボリュームの序章 『塗仏の宴 宴の支度 百鬼夜行シリーズ #6(前編)』 著者:京極夏彦 〈書評・レビュー・感想〉

評価:90/100 作品情報 著者 京極夏彦 出版日 1998年3月30日 短評 京極夏彦作品らしいどうかしている序章 シリーズでも最大級の知的興奮が味わえる妖怪の歴史講釈 ……とは言っても、やはり室内での会話が長すぎるという問題も 最後に 百鬼夜行シリーズ 短評 後…

一度始動したら止まらない巧妙なる殺人機構 『絡新婦(じょろうぐも)の理 百鬼夜行シリーズ #5』 著者:京極夏彦 〈書評・レビュー・感想〉

評価:90/100 作品情報 著者 京極夏彦 発売日 1996年11月 短評 手駒が自発的に動くように仕向ける洗脳、真実の中に混ぜられる毒の如き僅かな嘘……全てが犯人不在で稼働するよう装置化された自律犯罪機関 シンメトリックにデザインされた京極夏彦作品らしい神経…

禅問答のようなミステリー、ミステリーのような禅問答 『鉄鼠(てっそ)の檻 百鬼夜行シリーズ #4』 著者:京極夏彦 〈書評・レビュー・感想〉

評価:90/100 作品情報 著者 京極夏彦 発売日 1996年1月 短評 世俗から隔絶された禅寺で起こる僧侶連続殺人事件 そこにあるのに見えぬもの、意味があるのに読めない犯行に翻弄される『姑獲鳥の夏』のハイセンスなアレンジ版 またしても繰り返される苦痛極まり…

幾人もの記憶が複雑怪奇な模様を作る凶夢の巨大マンダラ 『狂骨の夢 百鬼夜行シリーズ #3』 著者:京極夏彦 〈書評・レビュー・感想〉

評価:90/100 作品情報 著者 京極夏彦 発売日 1995年5月8日 短評 髑髏や夢にまつわる怪奇譚、国譲りの神話、密教の怪しい儀式、フロイトとユングの精神分析が交差する壮大な伝奇ミステリー 常に眠気との戦いを強いられる壮大な前置き&説明群 ミステリーとして…

原作小説より第三の男への愛が強い実写映画 [映画]『魍魎の匣』 〈レビュー・感想〉

トレーラー 評価:55/100 作品情報 公開日 2007年12月22日 上映時間 133分 短評 特撮から映画になった百鬼夜行シリーズ もはや魍魎の話でも、匣を巡る怪奇譚でも、憑き物落としの話ですらなくなったゴミストーリー 最後に 原作小説 短評 映画『第三の男』に似…

匣、箱、筥の[はこ]尽くし幻想奇譚 『魍魎の匣 百鬼夜行シリーズ #2』 著者:京極夏彦 〈書評・レビュー・感想〉

評価:100/100 作品情報 著者 京極夏彦 発売日 1995年1月 短評 匣が匣を呼ぶ匣、匣、匣の匣物語 デザイナー京極夏彦のデザイン小説 魍魎の如き一筋縄ではいかない事件関係者たち どうしても気になる違和感 最後に 百鬼夜行シリーズ 実写映画版 短評 匣(はこ…

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