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【伝奇小説】決戦!! 霊峰 伊吹山 |『鬼夜行 源平妖乱シリーズ #3』| 武内涼 | 感想 レビュー 書評

評価:80/100 作品情報 著者 武内涼 出版日 2021年4月16日 小説の概要 2巻の焼き直しをするだけの3巻 もはや影も形もない平家 最後に 源平妖乱シリーズ 武内涼作品 小説の概要 この作品は平安時代の末期を舞台に、源義経や静御前が属する鬼狩り集団“影御先(…

【伝奇小説】死闘、死闘また死闘、脅威の疾走感!! |『信州吸血城 源平妖乱シリーズ #2』| 武内涼 | 書評 レビュー 感想 評価

評価:85/100 作品情報 著者 武内涼 出版日 2020年5月15日 小説の概要 運命的な巴と木曽義仲の出会い これだと源平妖乱ではなく源氏妖乱 最後に 源平妖乱シリーズ 武内涼作品 小説の概要 この作品は、平安時代の末期、源義経が属する鬼狩り集団“影御先(かげ…

【歴史小説】魔王と、覇業に立ちはだかる者たち |『信長、天を堕とす』『信長、天が誅する』| 木下昌輝 天野純希 | 書評 レビュー 感想

評価:80/100 作品情報 著者 木下昌輝天野純希 出版日 2019年11月27日 小説の概要 アイデアが凡庸止まり 信長が両作品に顔を出す中途半端さ 最後に 木下昌輝作品 天野純希作品 小説の概要 この作品は、文芸雑誌である小説幻冬の“信長プロジェクト”という、二…

【歴史小説】戦国の梟雄の心を暴く連作短篇 |『宇喜多の捨て嫁』| 木下昌輝 | 書評 レビュー 感想

評価:85/100 作品情報 著者 木下昌輝 出版日 2014年10月27日 小説の概要 デビュー作とは到底思えない安定の構成力 戦国の疑心暗鬼を追体験 最後に 木下昌輝作品 小説の概要 この作品は、戦国時代に幾人もの敵を卑怯な手段で暗殺し、自分の娘を嫁がせた家を次…

【ホラー小説】山岳ホラー短篇集 |『山の霊異記 赤いヤッケの男』| 安曇潤平 | 書評 レビュー 感想

評価:80/100 作品情報 著者 安曇潤平 出版日 2008年2月 小説の概要 山、それはあの世とこの世の狭間 最後に 山の霊異記シリーズ 安曇潤平作品 小説の概要 この小説は、登山にまつわる怪談が28篇収録された山岳怪談の短篇集です。 基本は山で体験した薄気味悪…

【純文学】満州から故郷への帰還、そして母との別れ |『仁淀川(によどがわ)』| 宮尾登美子 | 書評 レビュー 感想

評価:80/100 作品情報 著者 宮尾登美子 出版日 2000年12月25日 小説の概要 都会の嫁、田舎の姑、静かなる戦い 最愛の母との別れ ・・・疲れたの? 最後に 宮尾登美子作品 小説の概要 " data-en-clipboard="true">この作品は、作者がかつて経験した満州からの…

【小説】高知の田舎ヤクザ盛衰記 |『鬼龍院花子の生涯』| 宮尾登美子 | 書評 レビュー 感想

映画版 予告 評価:85/100 作品情報 著者 宮尾登美子 出版日 1980年1月 小説の概要 滅びの作家宮尾登美子 映画版は日本の映画史に残る大傑作!! 最後に 宮尾登美子作品 小説の概要 " data-en-clipboard="true">この作品は、高知県の田舎ヤクザである鬼龍院一家…

【歴史小説】退屈なる徳川和子の生涯 |『東福門院和子の涙』| 宮尾登美子 | 書評 レビュー 感想

評価:80/100 作品情報 著者 宮尾登美子 出版日 1993年4月1日 小説の概要 睡魔と戦い続ける小説 最後に 宮尾登美子作品 小説の概要 この作品は、江戸幕府2代将軍・徳川秀忠(ひでただ)の娘であり、後水尾(ごみずのお)天皇に嫁ぎ、のちに明正(めいしょう)…

【伝奇小説】かぐや姫、衝撃のアフターストーリー |『陰陽師 鬼一法眼 -今かぐや篇- #3』| 藤木稟 | 書評 レビュー 感想

評価:80/100 作品情報 著者 藤木稟 出版日 2001年5月 小説の概要 これぞ藤木稟作品の醍醐味という不意打ち展開 作品を蝕む安易な笑い 最後に 陰陽師 鬼一法眼シリーズ 藤木稟作品 小説の概要 この作品は鎌倉時代の初期、陰陽師である四代目鬼一法眼(きいち…

【SF小説】能×首×鬼女×不死×ポストアポカリプス |『黒塚 -KUROZUKA-』| 夢枕獏 | 書評 レビュー 感想

評価:85/100 作品情報 著者 夢枕獏 出版日 2000年8月25日 小説の概要 受け身から攻めに転じる鮮やかな伝奇サスペンス サスペンスに特化させすぎた弊害 最後に 夢枕獏作品 小説の概要 この作品は、陸奥(みちのく)の安達ヶ原(あだちがはら)にある鬼女の家…

【伝奇小説】怨霊 牛若丸の鎌倉幕府転覆プロジェクト |『陰陽師 鬼一法眼 -義経怨霊篇- #1』| 藤木稟 | 書評 レビュー 感想

評価:80/100 作品情報 著者 藤木稟 出版日 2000年1月 小説の概要 人間の業を喰らう怨霊たちの宴 腐りゆく鎌倉や陰陽師を支えるディテールの力 最後に 陰陽師 鬼一法眼シリーズ 藤木稟作品 小説の概要 " data-en-clipboard="true"> この作品は、鎌倉時代の初…

【歴史小説】戦国・オブ・デューティ |『雷神の筒』| 山本兼一 | 書評 レビュー 感想

評価:85/100 作品情報 著者 山本兼一 出版日 2006年11月24日 小説の概要 戦国の鉄砲ビジネスの裏側 相変わらず記号的な登場人物たち 最後に 山本兼一作品一覧 小説の概要 この作品は、織田家の家臣であり、若き日の織田信長の鉄砲指南役を務めていた橋本一巴…

【小説】新たなる種の胎動 |『イツロベ』| 藤木稟 | 書評 レビュー 感想

評価:85/100 作品情報 著者 藤木稟 出版日 1999年7月1日 小説の概要 ホラーでもありSFでもある、何でもアリな三部作の序章 『アークトゥールス』の誤解 最後に 続編 藤木稟作品 小説の概要 この作品は、アフリカへの医療ボランティアに志願した産婦人科医の…

【サスペンス小説】記憶を巡る群像劇 |『海鳥の眠るホテル』| 乾緑郎 | 書評 レビュー 感想

評価:80/100 作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2012年9月 小説の概要 記憶の作家、乾禄郎の本領 生きた人物、生きた物語 グランドホテル形式だからホテル? 最後に 乾緑郎作品一覧 小説の概要 この小説は、美術モデルの仕事をする写真家志望の女と、妻がアルツハ…

【サスペンス小説】記憶の町に住む少女 |『ツキノネ』| 乾緑郎 | 書評 レビュー 感想

評価:80/100 作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2019年7月11日 小説の概要 サスペンス小説としてスタートは満点 徐々に設定のメッキが剥がれ出す中盤以降 最後に 乾緑郎作品一覧 小説の概要 この小説は、ダムの底に沈んだ町、“小楷(こかい)町”に存在した、未来…

【サスペンス小説】映画『リアル』の原作小説 |『完全なる首長竜の日』| 乾緑郎 | 書評 レビュー 感想

映画版トレーラー 評価:80/100 作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2011年1月8日 小説の概要 リアルな夢か、夢のようなリアルか ルネ・マグリット『光の帝国』 原作小説と映画版の違い 最後に 乾緑郎作品一覧 小説の概要 この小説は、センシングという昏睡状態の患…

【SF小説】散る命、記憶する人形 |『機巧のイヴ -帝都浪漫篇- #3』| 乾緑郎 | 書評 レビュー 感想

評価:85/100 作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2020年1月27日 小説の概要 続編ゆえの痛み 前作から変わらない問題点 最後に 機巧のイヴシリーズ 乾緑郎作品一覧 小説の概要 この小説は、カラクリで動く機巧人形(オートマタ)の伊武(イヴ)が登場する『機巧のイ…

【SF小説】物語は海を越え新世界大陸へ |『機巧のイヴ -新世界覚醒篇- #2』| 乾緑郎 | 書評 レビュー 感想

評価:80/100 作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2018年5月29日 小説の概要 何もかもバラバラでブレブレな続編 最後に 機巧のイヴシリーズ 乾緑郎作品一覧 小説の概要 この小説は、前作から引き続きカラクリで動く機巧人形(オートマタ)の伊武(イヴ)が登場する…

【歴史・時代小説】神の左腕を巡る戦国悲劇 |『小太郎の左腕』| 和田竜 | 書評 レビュー 感想

評価:80/100 作品情報 著者 和田竜 出版日 2009年10月28日 小説の概要 戦国の狙撃手を巡る悲劇 物語に束縛されるだけの小太郎 最後に 和田竜作品 小説の概要 " data-en-clipboard="true"> この作品は、戦国時代でも鉄砲が重要視されていなかった時期(1556年…

【歴史小説】笑いと感動の痛快バカ忍術アクションコメディ |『忍びの国』| 和田竜 | 書評 レビュー 感想

評価:85/100 作品情報 著者 和田竜 出版日 2008年5月 小説の概要 作家和田竜の見出した新境地 笑いに走りすぎてしまったがゆえにないがしろにされるもの 最後に 和田竜作品 小説の概要 この作品は、戦国時代、織田信長の次男織田信雄(のぶかつ)が、忍びの…

【歴史小説】父子が憎み殺し合う激烈なる戦国ホームドラマ |『南海の翼 長宗我部元親正伝』| 天野純希 | 書評 レビュー 感想

評価:80/100 作品情報 著者 天野純希 出版日 2010年11月26日 小説の概要 卑怯と嘘と秘密主義の大きすぎる代償 コンセプトの面白さに対しやや弱めな語り 最後に 天野純希作品 小説の概要 " data-en-clipboard="true"> この作品は、戦国時代に土佐のいち国人(…

【歴史小説】村上海賊の戦国組織マネジメント 『秀吉と武吉 -目を上げれば海-』 著者:城山三郎 〈書評・レビュー・感想〉

評価:85/100 作品情報 著者 城山三郎 出版日 1986年 小説の概要 組織を率いる者の重責がこれでもかと詰まった陰鬱な歴史小説 毛利家が分かる丁寧な歴史解説 タイトルと内容の深刻な齟齬 最後に 小説の概要 " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard=…

【SF短篇小説】罪がテーマのSF短編集 |『罪人の選択』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

評価:80/100 作品情報 著者 貴志祐介 出版日 2020年3月27日 小説の概要 貴志祐介のSF観が堪能できること請け合い もはや絶望がホラーですらある「夜の記憶」 植民惑星に蔓延する謎の信仰に迫る「呪文」 罪人が選ぶ答えはなぜいつも間違いなのか「罪人の選択…

【歴史小説】負け戦の美学 |『のぼうの城 上・下』| 和田竜 | 書評 レビュー 感想

映画版のトレーラー 評価:85/100 作品情報 著者 和田竜 出版日 2007年11月28日 小説の概要 一騎当千の武将率いる500の兵で2万の軍勢を迎え撃つ血湧き肉躍る忍城攻防戦 映画版との違い 最後に 和田竜作品 小説の概要 " data-en-clipboard="true"> " data-en-c…

【歴史小説】織田信長の命である、安土山に築城せよ!! |『火天の城』| 山本兼一 | 書評 レビュー 感想

映画版のPV 評価:90/100 作品情報 著者 山本兼一 出版日 2004年6月14日 小説の概要 お城作りもりっぱな戦!! 思っていたよりも盛り上がらないストーリー 最後に 山本兼一作品一覧 小説の概要 この作品は、戦国大名である織田信長の居城、安土城の普請(ふしん…

【SF小説】答えのない人生に迷う者を時に厳しく時に優しく見守る作家、冲方丁の本領 |『微睡みのセフィロト』| 冲方丁 | 書評 レビュー 感想

評価:80/100 作品情報 著者 冲方丁 出版日 2002年4月 小説の概要 冲方丁の特徴を並べて展示した見本市のようなハードボイルドSF これって短編じゃん…… 最後に 冲方丁作品 小説の概要 " data-en-clipboard="true"> この小説は、従来の人類である感覚者(サー…

【ホラー小説】4つの短編から成る岡山の田舎残酷物語 『ぼっけえ、きょうてえ』 著者:岩井志麻子 〈書評・レビュー・感想〉

評価:85/100 作品情報 著者 岩井志麻子 出版日 1999年10月1日 小説の概要 不快度MAX!! 人間の残酷さをこれでもかと暴く4つの短編 生々しい話と相性が悪い怪談的なオチ 最後に 小説の概要 " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true"> この小説…

【SF短篇小説】ニコニコ動画の精神を完璧に小説化して見せた小粋な短編集 『南極点のピアピア動画』 著者:野尻抱介 〈書評・レビュー・感想〉

評価:85/100 作品情報 著者 野尻抱介 発売日 2012年2月23日 短評 夢追い人を全力で応援する超ポジティブSF短編集 硬派なSF設定と軽快な物語のコントラスト 最後に 短評 大きな目標に向かって挑戦する人を、ピアピア動画という動画配信サービスを愛するユーザ…

【SF小説】イースターズオフィスvsクインテット、死屍累々の激突 |『マルドゥック・アノニマス #3』| 冲方丁 | 書評 レビュー 感想

評価:85/100 作品情報 著者 冲方丁 発売日 2018年3月20日 小説の概要 イースターズオフィスの全エンハンサーが参加するクインテット狩りの幕開け バロットとウフコック、最良かつ最強のパートナー再び またまた膨大な組織&人物の相関図 最後に マルドゥック…

【ライトノベル】予想を上回る第三世代オブジェクトの衝撃 『ヘヴィーオブジェクト 第三世代への道 #6』 著者:鎌池和馬 電撃文庫 〈書評・レビュー・感想〉

評価:80/100 作品情報 著者 鎌池和馬 発売日 2012年6月8日 小説の概要 『ヘヴィーオブジェクト オブ デューティ ブラックオプス』もしくはゴーストプロトコルな汚れ仕事に徹する巻 ぜひ映像で拝みたかった第三世代オブジェクト、ブロードスカイサーベル 感動…

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