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2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【PS4】経験と一握りの運で道を切り開くヒーリングストラテジー |『ヒーラーは二度死ぬ』| レビュー 感想 評価

トレーラー 評価:80/100 作品情報 ジャンル リアルタイムヒーリングストラテジー 発売日(日本国内) 2016年6月3日 開発(デベロッパー) Pon Pon Games 開発国 日本 ゲームの概要 シンプルかつコンパクトゆえの計算され尽くした中毒性 唯一の不満は戦略性の…

【ライトノベル】アニメ版が巨大なせいで陰ってしまった原作小説 |『ヘヴィーオブジェクト #1』| 鎌池和馬 | 電撃文庫 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 鎌池和馬 出版日 2009年10月10日 評価 75/100 オススメ度 ー ページ数 約372ページ 小説の概要 あまりに原作に忠実すぎなTVアニメ版 アニメ版よりも控え目で好ましいラブコメ描写 最後に ヘヴィーオブジェクトシリーズ アニメ版 // リンク 小…

【SF小説】マルドゥック・スクランブル09の成立直後に立ち会う前日譚 |『マルドゥック・ヴェロシティ #1』| 冲方丁 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 冲方丁 出版日 2006年11月8日新装版:2012年8月23日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約341ページ 小説の概要 ボイルドを体感するサイバーパンク文体 ボイルドとウフコックの蜜月時代が逆に哀愁を誘う前日譚 最後に マルドゥックシリーズ 冲…

【PS4】長きに渡る迷走を経てついに至高の現代戦へと到達 |『コール オブ デューティ モダンウォーフェア』(※キャンペーンモードのみ)| レビュー 感想 評価

トレーラー 評価:100/100 作品情報 ジャンル FPS 発売日(日本国内) 2019年10月25日 開発(デベロッパー) Infinity Ward 開発国 アメリカ ゲームの概要 復活のモダンウォーフェアシリーズ これまでプレイした全FPSを過去にしてしまう銃撃の快感 ようやく自…

【十二国記】十二国記版の官僚たちの夏ならぬ冬 |『十二国記 丕緒(ひしょ)の鳥』| 小野不由美 | 書評 レビュー 感想 評価

作品情報 著者 小野不由美 出版日 2013年6月26日 評価 95/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約349ページ 小説の概要 冬の時代を生きる役人たちの奮闘記 悩める芸術家「丕緒の鳥」 人の姿をした死に神が繁栄の終わりを告げる「落照の獄」 軽いのに重い荷物を運ぶ旅…

【ホラー・ミステリー小説】雨乞いの儀式に潜む怪異 |『水魑(みづち)の如き沈むもの』刀城言耶シリーズ #5 | 三津田信三 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 三津田信三 出版日 2009年12月10日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約768ページ 小説の概要 神々櫛(かがぐし)村の恐ろしさ再び 雨乞いの儀式に否応なく期待が高まる序盤~中盤 致命的なほど盛り上がらない雨乞いの儀式と怪事件 最後に …

【ミステリー小説】密室トリックが複雑化しすぎ |『ミステリークロック 防犯探偵・榎本シリーズ #4』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 貴志祐介 出版日 2017年10月20日 評価 75/100 オススメ度 ー ページ数 約608ページ 小説の概要 もはや難解すぎてなんのこっちゃな密室トリック 気圧差を利用した不可能犯罪という斬新なアイデア 最後に 防犯探偵・榎本シリーズ 貴志祐介作品 …

【ミステリー小説】相変わらず密室の中は空っぽな短編集 |『鍵のかかった部屋 防犯探偵・榎本シリーズ #3』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 貴志祐介 出版日 2011年7月26日 評価 75/100 オススメ度 ー ページ数 約368ページ 小説の概要 監視カメラも最新のセキュリティも登場しない、ただドアが開かないというだけの密室 もううんざりな劇団「土性骨」 最後に 防犯探偵・榎本シリーズ…

【サスペンス小説】買っても負けても地獄な、将棋風デスゲーム |『ダークゾーン 上・下』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 貴志祐介 出版日 2011年2月11日 評価 80/100 オススメ度 ー ページ数 約656ページ 小説の概要 クリムゾンの迷宮をひっくり返したような、楽しさ控え目、テーマ性濃厚な命を賭けたゲーム 将棋風ゲームの致命的なインパクトの無さ 人生を狂わす…

【小説】大殺戮バイオレンスコメディ |『悪の教典 上・下』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 貴志祐介 出版日 2010年7月30日 評価 85/100 オススメ度 ☆ ページ数 約918ページ 小説の概要 サイコパス殺人鬼教師の2年4組観察日誌 時間配分に注意しないといけない、大ボリュームのクライマックス 必死で命乞いする三匹の子豚たちを笑いなが…

【短篇ミステリー小説】防犯のプロ設定を活かせない今一つな短編集 |『狐火の家 防犯探偵・榎本シリーズ #2』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 貴志祐介 出版日 2008年3月1日 評価 75/100 オススメ度 ー ページ数 約368ページ 短評 このペラペラのミステリーが『硝子のハンマー』の続編? 貴志祐介作品の中でも最低クラスの笑い 最後に 防犯探偵・榎本シリーズ 貴志祐介作品 短評 " data…

【ミステリー小説】防犯コンサルタントが探偵というアイデアの勝利 |『硝子のハンマー 防犯探偵・榎本シリーズ #1』| 貴志祐介 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 貴志祐介 出版日 2004年4月20日 評価 85/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約608ページ 小説の概要 密室の謎と同時にドラマの面白さの謎も判明 防犯のプロが専門知識を駆使し密室に挑む本格ミステリー 金持ちへの怒り、社会への怒りを体現する硝子…

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