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2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

【映画】原作小説のツボを押さえ損ねた痛恨の失敗作 |『残穢(ざんえ) -住んではいけない部屋-』| レビュー 感想 評価

トレーラー 評価:60/100 作品情報 公開日(日本) 2016年1月30日 上映時間 107分 映画の概要 原作の持ち味を殺し尽くす最低な映像化アプローチ 数少ない映画版の優れた点 最後に 小説版 映画の概要 " data-en-clipboard="true">この作品は、『十二国記』シリ…

【ホラー小説】フェイク・ドキュメンタリーならぬフェイク・ルポルタージュホラー |『残穢(ざんえ)』| 小野不由美 | 書評 レビュー 感想 評価

作品情報 著者 小野不由美 出版日 2012年7月20日 評価 85/100 オススメ度 ☆ ページ数 約349ページ 小説の概要 作者自身がナビゲーターを務める新感覚ホラー小説 ドキュメンタリーとフィクショナルなルールの連携プレー 序盤の退屈さは回避できず 最後に 小野…

【PC】心地よい謎解きに後味が最悪なエンディングがオマケで付く、RPGツクール製ホラーアドベンチャー |『魔女の家』| レビュー・感想 評価

トレーラー(MV版のほう) 評価:75/100 作品情報 ジャンル ホラーアドベンチャー 発売日 2012年10月3日 開発国 日本 メモ ゲームの概要 余計な贅肉を削ぎ落とすRPGツクールと謎解きアドベンチャーの抜群の相性 作品の印象が一変してしまう魔女の家の真実 ヒ…

【ホラー・ミステリー小説】読者を欺く恍惚の罠 |『首無の如き祟るもの』刀城言耶シリーズ #3 | 三津田信三 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 三津田信三 出版日 2007年5月7日 評価 85/100 オススメ度 ☆☆ ページ数 約640ページ 小説の概要 前作からガラッとスタイルを変えた、入り組んでいるのに読みやすい語り口 興奮しすぎて読書を中断することすら困難な謎解きパートの快感 最後に …

【邦画】原作小説から限りなく無味になった映画版 |『ISOLA(イソラ)-多重人格少女-』| レビュー 感想 評価

評価:60/100 作品情報 公開日 2000年1月22日 上映時間 94分 映画の概要 原作の内容を削り過ぎてなんの味もしなくなった映画版 最後に 小説版 映画の概要 " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">この作品は、貴志祐介デビュー作であるホラ…

【TVアニメ】ついに底が抜けて落ちるところまで落ち切ってしまったビルドシリーズ |『ガンダムビルドダイバーズ』| レビュー 感想 評価

評価:60/100 作品情報 放送期間 2018年4月~9月 話数 全25話 アニメ制作会社 サンライズ アニメの概要 あらすじ 可能性が詰まったオンラインゲームという設定を生かしきれない詰めの甘い脚本 唯一輝くアヤメという名の救世主 最後に ガンダムビルドシリーズ …

【ホラー・ミステリー小説】シリーズ慣れすることで真価を発揮する二作目 |『凶鳥(まがとり)の如き忌むもの』 刀城言耶シリーズ #2 | 三津田信三 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 三津田信三 出版日 2006年9月4日 評価 80/100 オススメ度 ☆ ページ数 約576ページ 小説の概要 前作のホラー5 : ミステリー5の配分から、ホラー 2:ミステリー 8となり密室ミステリーへと変貌を遂げる 豪快な密室トリックに押され、やや控えめと…

【海外ドラマ】ヘンリー・カヴィル演じる美しきゲラルトに酔う |『ウィッチャー シーズン1』| Netflix | レビュー 感想 評価

トレーラー 評価:80/100 作品情報 配信日 2019年12月20日 話数 全8話 国 アメリカ 映像配信サービス ネットフリックス ドラマの概要 ウィッチャーシリーズを知っている前提のような、やや見る者を突き放すドラマ版 ダンケルクな構成と、アメリカドラマ的な陰…

【邦画】原作ほぼ無視、森田芳光監督による黒い家のようなもの |『黒い家』| レビュー 感想 評価

評価:75/100 作品情報 公開日 1999年11月13日 上映時間 118分 映画の概要 サイコパスの意味がまるで分かっていない映画版 森田芳光の作家性 最後に 小説版 映画の概要 " data-en-clipboard="true">この作品は、貴志祐介原作のホラー小説『黒い家』の映画版で…

【洋画】シチュエーションは最高、映画としては二流 |『Spectral(スペクトル)』| レビュー 感想 評価

トレーラー 評価:70/100 作品情報 配信日(ネットフリックス) 2016年12月9日 上映時間 108分 映画の概要 あらすじ 戦略ミスでアイデアやシチュエーションの面白さを生かしきれなかった惜しい映画 最後に 映画の概要 " data-en-clipboard="true">この作品は…

【小説】ラブコメ形式のSCP財団紹介本 |『鏡の国のアイリス SCP Foundation 』| 日日日 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 日日日 出版日 2018年9月4日 評価 65/100 オススメ度 ー ページ数 約256ページ 小説の概要 ラブコメ感覚で運営されるSCP財団 最後に 小説の概要 " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">この作品は、ラヴクラフトのクトゥル…

【ホラー・ミステリー小説】説明過多の度が過ぎる伝奇ホラーミステリー |『厭魅(まじもの)の如き憑くもの』刀城言耶シリーズ #1 | 三津田信三 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 三津田信三 出版日 2006年2月28日 評価 75/100 オススメ度 - ページ数 約624ページ 小説の概要 説明で始まり説明で終わる、主役は説明文な小説 説明に埋もれてあやふやなままな事件の全容 最後に 刀城言耶シリーズ 三津田信三作品 // リンク …

【ホラー小説】心臓が弱い人は読んではいけない |『ぼぎわんが、来る』| 澤村伊智 | 書評 レビュー 感想

作品情報 著者 澤村伊智 出版日 2015年10月30日 評価 85/100 オススメ度 ☆ ページ数 約384ページ 小説の概要 本能が警告を発する不気味な来訪者 急激にラノベ化して興味が失せる中盤以降 映画版『来る』との比較 最後に 小説の概要 " data-en-clipboard="tru…

【更新日 2023年8月4日】小説 作者順 索引

小説とは活字を読むものではなく、その文章を生み出した作家の個性を読むものだと思います。そのため、レビュー済みの小説を作者ごとにまとめました。 その人の作家性を把握できる数の著作を読んでいる場合は特徴も併せて書いています。代表作は基本的に自分…

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