発光本棚

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かぐや姫、衝撃のアフターストーリー 『陰陽師 鬼一法眼 -今かぐや篇- #3』 著者:藤木稟 〈書評・レビュー・感想〉

評価:80/100 作品情報 著者 藤木稟 出版日 2001年5月 小説の概要 これぞ藤木稟作品の醍醐味という不意打ち展開 作品を蝕む安易な笑い 最後に 陰陽師 鬼一法眼シリーズ 小説の概要 この作品は鎌倉時代の初期、陰陽師である二代目鬼一法眼(きいちほうげん)が…

能×首×鬼女×不死×ポストアポカリプス 『黒塚 -KUROZUKA-』 著者:夢枕獏 〈書評・レビュー・感想〉

評価:85/100 作品情報 著者 夢枕獏 出版日 2000年8月25日 小説の概要 受け身から攻めに転じる鮮やかな伝奇サスペンス サスペンスに特化させすぎた弊害 最後に 小説の概要 この作品は、陸奥(みちのく)の安達ヶ原(あだちがはら)にある鬼女の家に山伏(やま…

月刊ミニ・ブックレビュー #11 2021年7月号

はじめに 小説 2冊 書籍 3冊 最後に はじめに 今回のミニ・ブックレビューは2021年7月に読破した本をブログでのレビュー記事あり・なし問わず紹介します。 今月は夏バテが酷くてあまり本を読む気にならず、大河ドラマの『真田丸』を一気見したり、PS4で『ア…

伝奇小説から喜劇への変貌 『陰陽師 鬼一法眼 -朝幕攻防篇- #2』 著者:藤木稟 〈書評・レビュー・感想〉

評価:75/100 作品情報 著者 藤木稟 出版日 2000年12月1日 小説の概要 説明、説明、説明……いつまでも終わらない説明 最後に 陰陽師 鬼一法眼シリーズ 小説の概要 この作品は鎌倉時代の初期、陰陽師である二代目鬼一法眼(きいちほうげん)が、鎌倉の都を怨霊…

ネイティブアメリカンのアサシンという挑戦 『アサシンクリード3 リマスター』 〈レビュー・感想〉

トレーラー 評価:80/100 作品情報 ジャンル オープンワールド ステルス 発売日(日本国内) PS3・Xbox360版:2012年11月15日PS4リマスター版:2019年5月23日 開発(デベロッパー) Ubisoft Montreal 開発国 カナダ(UBIの本社はフランス) ゲームエンジン Anvi…

この大河ドラマ天下一の強者なり!! 『真田丸』 〈レビュー・感想〉

PV 評価:100/100 作品情報 放送期間 2016年1月~12月 話数 全50話 放送局 NHK ドラマの概要 三谷幸喜脚本と真田一族の共闘 三谷幸喜脚本を支える役者たちの好演 信繁から幸村へ 最後に ドラマの概要 この作品は、信濃(しなの)の国衆(くにしゅう)(土着の…

怨霊 牛若丸の鎌倉幕府転覆プロジェクト 『陰陽師 鬼一法眼 -義経怨霊篇- #1』 著者:藤木稟 〈書評・レビュー・感想〉

評価:80/100 作品情報 著者 藤木稟 出版日 2000年1月 小説の概要 人間の業を喰らう怨霊たちの宴 腐りゆく鎌倉や陰陽師を支えるディテールの力 最後に 陰陽師 鬼一法眼シリーズ 小説の概要 " data-en-clipboard="true"> この作品は、鎌倉時代の初期、夜な夜な…

月刊ミニ・ブックレビュー #10 2021年6月号

はじめに 小説 3冊 書籍 3冊 最後に はじめに 今回のミニ・ブックレビューは2021年6月に読破した本をブログでのレビュー記事あり・なし問わず紹介します。 今月は、ほぼ毎日勉強漬けの日々を過ごし、起きている間は本を読むか勉強するかの二択という生活でし…

世界史のあらすじを掴む!! 『一度読んだら絶対に忘れない 世界史の教科書』 著者:山崎圭一(ムンディ先生) 〈書評・レビュー・感想〉

本の情報 著者 山崎圭一(ムンディ先生) 出版日 2018年8月18日 本の概要 辛い暗記作業ではなく、世界史をストーリーとして楽しむ参考書 やはり索引が無い!? 最後に 本の概要 この本は、YouTuberであり現役の高校教師でもあるムンディ先生こと山崎圭一さんが…

戦国・オブ・デューティ 『雷神の筒』 著者:山本兼一 〈書評・レビュー・感想〉

評価:85/100 作品情報 著者 山本兼一 出版日 2006年11月24日 小説の概要 戦国の鉄砲ビジネスの裏側 相変わらず記号的な登場人物たち 最後に 山本兼一作品一覧 小説の概要 この作品は、織田家の家臣であり、若き日の織田信長の鉄砲指南役を務めていた橋本一巴…

信長の鷹匠 『戦国秘録 白鷹(はくよう)伝』 著者:山本兼一 〈書評・レビュー・感想〉

評価:90/100 作品情報 著者 山本兼一 出版日 2002年4月1日 小説の概要 脅威のデビュー作 貴族の遊びの裏から覗く戦国 ぶつ切りの設定、ぶつ切りのストーリー 最後に 山本兼一作品一覧 小説の概要 この作品は、織田信長や豊臣秀吉に鷹匠(たかじょう)として…

美が生まれ死ぬ物語 『利休にたずねよ』 著者:山本兼一 〈書評・レビュー・感想〉

映画版 予告 評価:90/100 作品情報 著者 山本兼一 出版日 2008年10月24日 小説の概要 利休の人生を逆さに辿る、美の起源探しの物語 ふんわり柔らかふわふわ文体 原作小説と映画版との比較 最後に 小説の概要 この作品は、戦国時代の茶人である千利休が、なぜ…

月刊ミニ・ブックレビュー #09 2021年5月号

はじめに 小説 2冊 書籍 10冊 最後に はじめに 今回のミニ・ブックレビューは2021年5月に読破した本をブログでのレビュー記事あり・なし問わず紹介します。 ここ一年ほどは自分が読みたいと思った本のみ片っ端から読み、本当にやりたいことだけを厳選して行…

紙の大量破壊兵器 『世界を変えた10冊の本』 著者:池上彰 〈書評・レビュー・感想〉

本の情報 著者 池上彰 出版日 2011年8月9日 本の概要 本の凄さ、怖さが同時に分かる一冊 最後に 本の概要 この本は、ジャーナリストであり、無類の読書マニアでもある池上彰さんが、宗教・政治・経済・環境・科学といった多岐に渡るジャンルの中から、世界中…

コレクションは資本主義を駆動させるエンジン 『コレクションと資本主義 -「美術と蒐集」を知れば経済の核心がわかる-』 著者:水野和夫 山本豊津 〈書評・レビュー・感想〉

本の情報 著者 水野和夫山本豊津 出版日 2017年9月8日 本の概要 資本主義という暴れ馬 アートは時代を映す鏡 最後に 本の概要 この本は、経済学者である水野和夫さんと、画商である山本豊津さんのアートと資本主義についての対談をまとめた本です。対談の書…

外交兵器としてのアート 『アートは資本主義の行方を予言する -画商が語る戦後七十年の美術潮流-』 著者:山本豊津 〈書評・レビュー・感想〉

本の情報 著者 山本豊津 出版日 2015年9月16日 本の概要 アートを制する者が国際競争を制する この仕組みを1995年に完璧に見抜いていたオタキング 最後に 本の概要 この本では、資本主義が持つ本来なら有用性がないものが高値で取引されるというカラクリと、…

新たなる種の胎動 『イツロベ』 著者:藤木稟 〈書評・レビュー・感想〉

評価:85/100 作品情報 著者 藤木稟 出版日 1999年7月1日 小説の概要 ホラーでもありSFでもある、何でもアリな三部作の序章 『アークトゥールス』の誤解 最後に 続編 小説の概要 この作品は、アフリカへの医療ボランティアに志願した産婦人科医の間野(まの)…

果たして物語は終わったのか始まったのか 『アークトゥールス -全ての物語の完結と始まり-』 著者:藤木稟 〈書評・レビュー・感想〉

評価:90/100 作品情報 著者 藤木稟 出版日 2009年6月19日 小説の概要 星(アークトゥルス)に願いを託す、衝撃のラスト 歯車と化したキャラクターたち 読む順番に注意!! 最後に 前編 小説の概要 " data-en-clipboard="true"> この小説は『イツロベ』、『テン…

月刊ミニ・ブックレビュー #08 2021年4月号

はじめに 小説 3冊 書籍 14冊 最後に はじめに 今回のミニ・ブックレビューは2021年4月に読破した本をブログでのレビュー記事あり・なし問わず紹介します。 今月は金銭的に厳しく、Kindle unlimitedで読める無料の本だらけとなり、読書の選択肢が狭い月でし…

円環の虚無と無秩序の快楽 『テンダーワールド』 著者:藤木稟 〈書評・レビュー・感想〉

評価:95/100 作品情報 著者 藤木稟 出版日 2001年6月1日 小説の概要 サイバーパンクと伝奇と神話とミステリーとBLと… 作者と小説のフラクタルな関係性 新しいと古いが混在 最後に シリーズ 小説の概要 この作品は、近未来のラスベガスに作られた実験型巨大ネ…

考えるな感じろ、でもやっぱり考えろ 『TENET(テネット)』 〈レビュー・感想〉

トレーラー 評価:95/100 作品情報 公開日(日本) 2020年9月18日 上映時間 151分 映画の概要 この映画の絶対に覚えるべき基本ルール 理解したら理解したでツッコミどころの嵐なのはご愛嬌 最後に 映画の概要 この作品は、TENET(テネット)と呼ばれる謎の組…

人を死に誘う色 『カラー アウト オブ スペース -遭遇-』 〈レビュー・感想〉

トレーラー 評価:85/100 作品情報 公開日(日本) 2020年7月31日 上映時間 111分 映画の概要 原作と映画版との違い 極上のカラーデザイン 最後に 映画の概要 " data-en-clipboard="true"> この作品は、クトゥルフ神話の生みの親でお馴染みの、H・P・ラヴクラ…

記憶を巡る群像劇 『海鳥の眠るホテル』 著者:乾緑郎 〈書評・レビュー・感想〉

評価:80/100 作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2012年9月 小説の概要 記憶の作家、乾禄郎の本領 生きた人物、生きた物語 グランドホテル形式だからホテル? 最後に 乾緑郎作品一覧 小説の概要 この小説は、美術モデルの仕事をする写真家志望の女と、妻がアルツハ…

画家の記憶に住む少女 『ツキノネ』 著者:乾緑郎 〈書評・レビュー・感想〉

評価:80/100 作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2019年7月11日 小説の概要 サスペンス小説としてスタートは満点 徐々に設定のメッキが剥がれ出す中盤以降 最後に 乾緑郎作品一覧 小説の概要 この小説は、ダムの底に沈んだ町、“小楷(こかい)町”に存在した、未来…

月刊ミニ・ブックレビュー #07 2021年3月号

はじめに 小説 5冊 書籍 4冊 最後に はじめに 今回のミニ・ブックレビューは2021年3月に読破した本をブログでのレビュー記事あり・なし問わず紹介します。 最近は、レビュー記事を書く際に質を無視して早さのみを重視するようになり、その結果記事をアップし…

目覚めても目覚めても夢 『完全なる首長竜の日』 著者:乾緑郎 〈書評・レビュー・感想〉

映画版トレーラー 評価:80/100 作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2011年1月8日 小説の概要 リアルな夢か、夢のようなリアルか ルネ・マグリット『光の帝国』 原作小説と映画版の違い 最後に 乾緑郎作品一覧 小説の概要 この小説は、センシングという昏睡状態の患…

散る命、記憶する人形 『機巧のイヴ -帝都浪漫篇- #3』 著者:乾緑郎 〈書評・レビュー・感想〉

評価:85/100 作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2020年1月27日 小説の概要 続編ゆえの痛み 前作から変わらない問題点 最後に 機巧のイヴシリーズ 小説の概要 この小説は、カラクリで動く機巧人形(オートマタ)の伊武(イヴ)が登場する『機巧のイヴ』シリーズの…

物語は海を越え新世界大陸へ 『機巧のイヴ -新世界覚醒篇- #2』 著者:乾緑郎 〈書評・レビュー・感想〉

評価:80/100 作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2018年5月29日 小説の概要 何もかもバラバラでブレブレな続編 最後に 機巧のイヴシリーズ 小説の概要 この小説は、前作から引き続きカラクリで動く機巧人形(オートマタ)の伊武(イヴ)が登場する『機巧のイヴ』シ…

江戸情緒溢れるカラクリ奇譚 『機巧のイヴ』 著者:乾緑郎 〈書評・レビュー・感想〉

評価:95/100 作品情報 著者 乾緑郎 出版日 2014年8月22日 小説の概要 カラクリ人形を題材とするカラクリ仕掛けの小説 ごった煮なのに引き締まった文章 最後に 機巧のイヴシリーズ 小説の概要 " data-en-clipboard="true"> この作品は、江戸時代を模した架空…

依存症による人類家畜化計画 『僕らはそれに抵抗できない -「依存症ビジネス」のつくられかた-』 著者:アダム・オルター 〈書評・レビュー・感想〉

本の情報 著者 アダム・オルター 訳:上原裕美子 出版日 2019年7月11日 本の概要 人間が電子ドラッグ奴隷になる恐怖の未来 電子ドラッグの仕掛ける罠 環境が生み出す依存症の罠 最後に 本の概要 この本は、アメリカの行動経済学の専門家が、ニコチン・アルコ…

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