えんみゅ~ -えんためみゅーじあむ-

アニメ、書評、映画、海外ドラマ、ゲームなどのエンタメ作品総合レビューブログ

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エミリアと見せかけてパックが主役のスピンオフ 「Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆」 〈レビュー・感想〉

トレーラー 評価:70/100 作品情報 劇場公開日ソフト発売日 2019年11月8日2020年4月1日 話数 全1話 アニメ制作会社 WHITE FOX 短評 全体的にキレがない脚本&映像演出 パックとスバル、エミリアを守り抜く決意で重なる瞬間 最後に Re:ゼロから始める異世界生活…

原作小説より第三の男への愛が強い実写映画 [映画]「魍魎の匣」 〈レビュー・感想〉

トレーラー 評価:55/100 作品情報 公開日 2007年12月22日 上映時間 133分 短評 特撮から映画になった百鬼夜行シリーズ もはや魍魎の話でも、匣を巡る怪奇譚でも、憑き物落としの話ですらなくなったゴミストーリー 最後に 原作小説 短評 映画『第三の男』に似…

均質化という病に抗う人たち 「スローシティ -世界の均質化と闘うイタリアの小さな町-」 著者:島村菜津 〈書評・レビュー・感想〉

本の情報 著者 島村菜津 発売日 2013年3月15日 短評 均質化という静かに忍び寄る病魔を白日の下に晒す イタリア人の田舎復興奮闘記 体に染みつく都会信仰を洗い流す 最後に 短評 均質化と闘うイタリア人の苦労を知ることで、どこもかしこも似たような建物と…

予想を超える第三世代オブジェクトの衝撃 「ヘヴィーオブジェクト 第三世代への道 #6」 著者:鎌池和馬 電撃文庫 〈書評・レビュー・感想〉

評価:80/100 作品情報 著者 鎌池和馬 発売日 2012年6月8日 短評 ヘヴィーオブジェクト オブ デューティ ブラックオプスもしくはゴーストプロトコルな汚れ仕事に徹する巻 ぜひ映像で拝みたかった第三世代オブジェクト、ブロードスカイサーベル 感動的なものの…

傑作グラフィック・ノベルを攻めの姿勢で映像化してみせた怪作ヒーロードラマ [ドラマ]「ウォッチメン」 HBOドラマ 〈レビュー・感想〉

トレーラー 評価:80/100 作品情報 放送期間(アメリカ) 2019年10月~12月 話数 全9話 国 アメリカ ネットワーク HBO 短評 超難解なグラフィックノベルを難解なまま映像化した視聴ハードル高すぎアメコミヒーロードラマ 人種差別の歴史とヒーロー誕生を重ね…

SSDのある日常

HDDという旧時代の遺物に悩まされてきた日々の終わり SSDへの換装に使ったパーツ類 最後に 余談 HDDという旧時代の遺物に悩まされてきた日々の終わり これまでずっと使用してきたデスクトップPCは購入した際にセットされていた3.5インチHDDをそのまま使用し…

オブジェクトが一切登場しない番外編 「ヘヴィーオブジェクト 死の祭典 #5」 著者:鎌池和馬 電撃文庫 〈書評・レビュー・感想〉

評価:70/100 作品情報 著者 鎌池和馬 発売日 2011年11月10日 短評 技術や武器の見本市と化したオリンピック 新キャラであるマリーディ=ホワイトウィッチのお披露目会 長編にしてしまったせいで逆に欠陥が露呈する残念な完成度 最後に ヘヴィーオブジェクト…

匣、箱、筥の[はこ]尽くし幻想奇譚 「魍魎の匣 百鬼夜行シリーズ #2」 著者:京極夏彦 〈書評・レビュー・感想〉

評価:100/100 作品情報 著者 京極夏彦 発売日 1995年1月 短評 匣が匣を呼ぶ匣、匣、匣の匣物語 デザイナー京極夏彦のデザイン小説 魍魎の如き一筋縄ではいかない事件関係者たち どうしても気になる違和感 最後に 実写映画版 短評 匣(はこ)に関わる怪事件が…

資源問題の話に焦点を絞り切れなかった惜しい巻 「ヘヴィーオブジェクト 電子数学の財宝 #4」 著者:鎌池和馬 電撃文庫 〈書評・レビュー・感想〉

評価:75/100 作品情報 著者 鎌池和馬 発売日 2011年9月10日 短評 オセアニアの埋蔵資源を巡る政治的陰謀の面白さを台無しにするハーレム水着回 存在感のある資本企業の第二世代オブジェクト、ディープオプティカル 意外にもSFしている信心組織の内情 最後に …

戦前・戦中・戦後と繰り返される不可解な身投げ事件の謎に刀城言耶が挑む 「幽女の如き怨むもの 刀城言耶シリーズ #6」 著者:三津田信三 〈書評・レビュー・感想〉

評価:85/100 作品情報 著者 三津田信三 発売日 2012年4月23日 短評 刀城言耶は脇役で主役は遊女という、花魁残酷物語 遊女という題材から導き出される答えはミステリーではなくホラー ミステリーはオマケのようなあっさりさ 最後に 刀城言耶シリーズ 短評 刀…

スリラーの名手ジャウム・コレット=セラがフェイクドキュメンタリーに挑戦するサスペンスドラマ 「ザ・リバー 呪いの川」 〈レビュー・感想〉

トレーラー 評価:70/100 作品情報 放送期間(アメリカ) 2012年2月~3月 話数 全8話 国 アメリカ ネットワーク ABC 短評 ジャウム・コレット=セラのフェイク・ドキュメンタリー連続ドラマ フェイク・ドキュメンタリーのなり損ない 最後に 短評 全体的にフェ…

魔法の王国へのチケットが買えない子供たち 「フロリダ・プロジェクト -真夏の魔法-」 〈レビュー・感想〉

トレーラー 評価:95/100 作品情報 公開日(日本) 2018年5月12日 上映時間 115分 短評 ディズニー・ワールドのお膝元で貧困にあえぐ子供たち そこで日常を営む人々にしか見えない脅威の演技力 最後に 短評 舞台はアメリカのフロリダ州にあるウォルト・ディズ…

マルドゥック・シティをかき回す地殻変動の予兆 「マルドゥック・アノニマス #2」 著者:冲方丁 〈書評・レビュー・感想〉

評価:85/100 作品情報 著者 冲方丁 発売日 2016年9月21日 短評 『スクランブル』のカジノ、『ヴェロシティ』の抗争に匹敵する犯罪組織へ潜入を試みるスリル 『アノニマス』というシリーズの方向性を決定づける、ハンターという発明 法律の横やりがない単調な…

新生09チームが謎の殺人ゲームの黒幕を追う新シリーズ第1巻 「マルドゥック・アノニマス #1」 著者:冲方丁 〈書評・レビュー・感想〉

評価:80/100 作品情報 著者 冲方丁 発売日 2016年3月24日 短評 ヴェロシティに似た作風同様にボイルド化していくウフコック どこの誰か分からないエンハンサーの能力説明を延々聞かされ続けるやや退屈なアクション 最後に マルドゥック・アノニマスシリーズ …

全カット全演技深読み可能な至福のイタリア映画 「ドッグマン」 〈レビュー・感想〉

トレーラー 評価:90/100 作品情報 公開日(日本) 2019年8月23日 上映時間 103分 短評 犬にも劣る人間の愚かしさ この世界のどこかに存在しているとしか思えないマルチェロとシモーネ 最後に 短評 人間同士なのに会話も意思の疎通も成立しないという恐怖を臨…

2の続編としては合格、1本のアクション映画としては凡作 「ターミネーター ニューフェイト」 〈レビュー・感想〉

トレーラー 評価:75/100 作品情報 公開日(日本) 2019年11月8日 上映時間 129分 短評 運命に対するスタンスが2そのもので胸が熱くなる続編 そんな感動を台無しにする急ピッチで作ったような中途半端アクションの数々 最後に 短評 運命を受け入れるのではな…

マルドゥックシティ犯罪レポートな短編集 「マルドゥック・フラグメンツ」 著者:冲方丁 〈書評・レビュー・感想〉

評価:80/100 作品情報 著者 冲方丁 発売日 2011年5月10日 短評 マルドゥック・シリーズを整理し、補足し、予告する短編集 ひたすら繰り返されるワンパターン展開 最後に 短評 6つ収録されている短編の半数以上が過去作の『マルドゥック・スクランブル』や『…

古き戴国の落陽、新しき戴国の曙光 「十二国記 白銀の墟(おか) 玄(くろ)の月 #4 最終巻」 著者:小野不由美 〈書評・レビュー・感想〉

評価:85/100 作品情報 著者 小野不由美 発売日 2019年11月9日 短評 戴国を偽りの王から解放すべく、仲間たちの屍の山を踏み超える過酷な決戦 悲痛な戦いを繰り広げる敵はマヌケばかりというずさんさ 7年ぶりの再会とは思えないほどの淡白さ 最後に 十二国記…

民を想い続けた賢君と民を拒絶した暴君、その行く末は…… 「十二国記 白銀の墟(おか) 玄(くろ)の月 #3」 著者:小野不由美 〈書評・レビュー・感想〉

評価:85/100 作品情報 著者 小野不由美 発売日 2019年11月9日 短評 『魔性の子』をリフレインする極めて人間くさい玉座簒奪の動機 「散々引っ張ったわりにこれか……」というあっさり過ぎな真相 最後に 十二国記シリーズ 短評 3巻は泰麒(たいき)の始まりのエ…

戴国の政治腐敗が生み出した闇と向き合う2巻 「十二国記 白銀の墟(おか) 玄(くろ)の月 #2」 著者:小野不由美 〈書評・レビュー・感想〉

評価:85/100 作品情報 著者 小野不由美 発売日 2019年10月12日 短評 権力の中枢と末端の僻地、国の両端から戴に巣くう闇に迫る 2巻から目立つ登場人物が多すぎるという問題 最後に 十二国記シリーズ 短評 戴(たい)国の現状について立ち止まって事細かな説…

極寒の戴国を難解な漢字と硬派な文体で描破し尽くす力作中の力作 「十二国記 白銀の墟(おか) 玄(くろ)の月 #1」 著者:小野不由美 〈書評・レビュー・感想〉

評価:85/100 作品情報 著者 小野不由美 発売日 2019年10月12日 短評 重厚すぎる風景描写と難解な漢字がお供の過酷な旅路 泰麒、6年ぶりの帰還なれど戴国に夜明けの兆しはなく 『黄昏の岸 暁の天』と同様、サスペンスフルなストーリー 最後に 十二国記シリー…

またもやアニメ版の凄さを思い知らされるアクション多めの巻 「ヘヴィーオブジェクト 巨人達の影 #3」 著者:鎌池和馬 電撃文庫 〈書評・レビュー・感想〉

評価:75/100 作品情報 著者 鎌池和馬 発売日 2010年11月10日 短評 またもやアニメ版の完成度を思い知らされる巻 敵勢力がコロコロ変わる慌ただしい巻 最後に ヘヴィーオブジェクトシリーズ アニメ版 短評 SF設定の説明量が多い2巻に比べ、全体的にアクション…

同胞と理想郷を望みそのどちらにも拒絶される悲哀を描く十二国記シリーズの序章 「十二国記 魔性の子」 著者:小野不由美 〈書評・レビュー・感想〉

評価:85/100 作品情報 著者 小野不由美 発売日 1991年9月25日 短評 単体のホラー小説から紆余曲折あってファンタジー小説の序章となった数奇な一冊 この世界のどこにも居場所のない二人が出会い、心を通わせ、最後は見苦しく哀れみを乞う悲劇 後藤というアリ…

1巻まるごとマスドライバー財閥! 「ヘヴィーオブジェクト 採用戦争 #2」 著者:鎌池和馬 電撃文庫 〈書評・レビュー・感想〉

評価:75/100 作品情報 著者 鎌池和馬 発売日 2010年6月10日 短評 最大射程3000kmの化け物オブジェクトとの死闘 いくらなんでもひねりが足りないアイデア群 最後に ヘヴィーオブジェクトシリーズ アニメ版 短評 一つのエピソードごとにそれぞれ別の勢力のオブ…

前半を捨ててでもシガンシナ区奪還作戦に命運を賭けた一極集中の3期 [アニメ]「進撃の巨人 シーズン3(3期)」 〈レビュー・感想〉

前半であるPart.1は全体的に会話が間延び気味でテンポが悪い。内容もほぼ後半に向けての準備に費やされるため退屈に感じる場面が非常に多く魅力が不足気味。 しかし、後半のPart.2は会話主体の前半とは打って変わり激しいアクションが連続し面白さは段違いに…

傑作前日譚、堂々の完結 「マルドゥック・ヴェロシティ #3 最終巻」 著者:冲方丁 〈書評・レビュー・感想〉

評価:85/100 作品情報 著者 冲方丁 発売日 2006年11月22日新装版:2012年8月23日 短評 ボイルドの不器用さを際立たせる文体のマジック ヴェロシティという一つの完成された物語 若干、辻褄合わせに走りすぎな終盤 最後に マルドゥック・ヴェロシティシリーズ …

忍法合戦ならぬサイボーグ合戦の開幕 「マルドゥック・ヴェロシティ #2」 著者:冲方丁 〈書評・レビュー・感想〉

まだまだ序章に過ぎなかった1巻とは打って変わり、マルドゥック・スクランブル09チームと傭兵集団カトル・カールによるサイボーグ同士の激しい殺し合いが幕を開け、刺激が大幅に増した。 山田風太郎の忍法帖のような肉体を強化されたサイボーグ同士の小気味…

経験と一握りの運で道を切り開くローグライクと、多忙なリアルタイムシミュレーションの融合 「ヒーラーは二度死ぬ」(PS4版) 〈レビュー・感想〉

トレーラー 評価:80/100 作品情報 ジャンル リアルタイムヒーリングストラテジー 発売日(日本国内) 2016年6月3日 開発(デベロッパー) Pon Pon Games 開発国 日本 短評 シンプルかつコンパクトゆえの計算され尽くした中毒性 唯一の不満は戦略性の薄いター…

アニメ版が巨大なせいで陰ってしまった原作小説 「ヘヴィーオブジェクト #1」 著者:鎌池和馬 電撃文庫 〈書評・レビュー・感想〉

評価:75/100 作品情報 著者 鎌池和馬 発売日 2009年10月10日 短評 アニメ版があまりに原作に忠実すぎ、お株を奪ってしまうという問題 アニメ版よりも控え目で好ましいラブコメ描写 最後に ヘヴィーオブジェクトシリーズ アニメ版 短評 巨大兵器オブジェクト…

マルドゥック・スクランブル09の成立直後に立ち会う前日譚 「マルドゥック・ヴェロシティ #1」 著者:冲方丁 〈書評・レビュー・感想〉

評価:80/100 作品情報 著者 冲方丁 発売日 2006年11月8日新装版:2012年8月23日 短評 マルドゥック・スクランブル本編との差異 ボイルドとウフコックの蜜月時代が逆に哀愁を誘う前日譚 最後に マルドゥック・ヴェロシティシリーズ 短評 『マルドゥック・スク…